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すきなnote

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自分の備忘として残しています。学んだ、読みたい本が載っている、面白い、的な理由でまた読み返したい記事です🐝🐝🌸
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【短歌】俵万智さんが一青窈さんに往復書簡で短歌のレッスンをする入門書『短歌の作り方、教えてください』がめちゃ理論的で、最高にわかりやすかった! +毎日短歌 10月18-27日分

【短歌】俵万智さんが一青窈さんに往復書簡で短歌のレッスンをする入門書『短歌の作り方、教えてください』がめちゃ理論的で、最高にわかりやすかった! +毎日短歌 10月18-27日分

 短歌の入門書を片っ端から集めている。今回は俵万智さんが一青窈さんに往復書簡で短歌のレッスンをする『短歌の作り方、教えてください』を読んでみた。

 サラダ記念日で言わずと知れた俵万智さん。現代的な短歌の代表格だし、日常を切り取ったようなポップなテイストから勝手に感覚的な人なんだと思い込んでいたけど、そうではなかった。めちゃくちゃ理論的でびっくりした。

 短歌とはどういう性質の表現で、五七五七七

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【大人の自由研究】女子7人、日記本を作る

【大人の自由研究】女子7人、日記本を作る

この夏、note仲間の同世代女子7人で日記本を作りました!

まずは概要として本のあとがきを紹介します。

ここからは、我々がどのように日記本制作プロジェクトを進めたのかについて記録していきます。

きっかけ7月にnemuirukaさんがシェアしてくれたこちらの記事。みんなで日記を本にしてみたら面白そう!という素敵な提案でした。

これまで私もnoteで細々と日記を書いていましたが、本にするという

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Iさんと某巨大ショッピングモールを散歩していたときの話(あるいは思いやりが善いとは言えないことについて)

Iさんと某巨大ショッピングモールを散歩していたときの話(あるいは思いやりが善いとは言えないことについて)

関連記事↓

 そうですね。
 感覚的に言うと「あなたのためを思って……」というのって、恩着せがましさがありますよね。

 それがどのようなものであれ、行為の根底には利己心があらざるをえない。
 だから「あなたのためを思って……」というのは、どこか転倒しているし、それ自体「悪しき企図」という感じがします。
「他者を内面化している」という意味で、それは他者尊重とは真逆のあり方で、実は世界解釈そのもの

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「好きなことを仕事に」を、プチ体験する方法

「好きなことを仕事に」を、プチ体験する方法

「好きなことを仕事にできるのは、一部の才能がある人だけ」
「好きなことを仕事にすると、嫌いになってしまう」

私は長年そんなふうに信じて生きてきました。たぶん子どものころからだと思います。

周りの大人も同年代も同じように考えている人が多く、それが世界の常識なのだと固く信じていました。

ところが去年キャリアスクールへ入会したのをきっかけに、考え方が少し変わりました。

スクールには多様な働き方を

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ほんとうは教えたくない、noteの住人たち

ほんとうは教えたくない、noteの住人たち

質問に答える!

ありがとうございます、こういうの書いてみたかったです。note書く人noterっていうのかっこいい。

でも……困る質問だ。笑
だって、日々、色々な方の更新を楽しみにしているので、選べない!

この質問、質問を募集する記事を公開した直後に質問して下さったと思われるのですが、そんなわけで回答に困って、後回しになってしまいました。

迷った挙句、書かれている内容はもちろんのこと、書い

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語られないこと、語れないものは何?

語られないこと、語れないものは何?

スロウな本屋さんのフラワー読書会『ことばが変われば社会が変わる』(中村桃子・著、筑摩書房)に参加した。
進行役はてつがくやさんの松川えりさん。
 
「ことばに自覚的でありたい」「変わること、変えることを恐れないでいたい」と力が湧いてくる読書と読書会だった。

(以下ネタバレを含む感想です)
 
この本は、“「ことばが変わったから社会が変わる」という視点から、新しいことばの普及や流行語が起こす社会変

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映画感想『ナミビアの砂漠』 これが青春期

映画感想『ナミビアの砂漠』 これが青春期

※ネタバレあり

私が住んでいるのは田舎なので、近くのミニシアターでようやく公開されて観てきました。
数ヶ月前にYouTubeにアップされた予告映像の時点でセンスがビンビンに伝わって来て、「タイプだ、、」とくらって楽しみにしていた映画です。

説明的なセリフや演出はほとんどなく、東京で生活する21歳のカナの生活をひたすらのぞき見する映画。
ナミビア共和国の砂漠にある、人口水飲み場に設置された定点カ

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2024年8月に読んだ本まとめ【読書感想文】

2024年8月に読んだ本まとめ【読書感想文】

 ※あらかじめ断っておくと、これから述べる感想には容赦ないネタバレを含むどころか、あらすじや内容を説明するのが面倒臭いという筆者の怠慢によりこれを読んでいる貴方がその本を通読しているという前提で話が進む可能性もあるので、これからその本を読みたいと思っている方々は速やかにブラウザバックしてください。まあ最低限説明しなきゃいけない部分は極力するようにしますが。

8月の読書記録(ログ)池田 達也/著『

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29﹏283﹏日記「ジェンダー・クィア 私として生きて来た日々」のトークイベントへ

29﹏283﹏日記「ジェンダー・クィア 私として生きて来た日々」のトークイベントへ

(見出し写真は今日のチラシが壁に貼られているのを見つめるなぜちゃんの後ろ姿)

京都にいつものように深夜バスが早朝に着き
近鉄へ乗って 祖母の家へ向かう。
月に1回していること。
髪の毛は20前半からしてもらっている友人の所へ。
黒髪でぱつんと切り揃えられた頭に戻した。
(戻したという表現が適切なのか)
これがいちばん自分でいられる気がする。
この髪型に戻すと「自分」になりそうでそれを恐れていて

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焦らず、ゆっくり、自分を生きる

焦らず、ゆっくり、自分を生きる

4月、何かと忙しく、そのまま5月になってしまって。毎日、何かを書いています。ただ、記事にするには程遠く。でも、まあ、焦らず、ゆっくり。

毎週末、遊びに行っている地元の本屋さんで、読書会を開くことになりました。本屋で仲良くなったお客さんと共催します。読書会の課題本は、15年ほど前に購入して、今もじわじわと影響を受け続けている、西村佳哲著「自分をいかして生きる」です。本を持っていなくても参加できるの

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【珈琲と文学】小川洋子・堀江敏幸『あとは切手を、一枚貼るだけ』

【珈琲と文学】小川洋子・堀江敏幸『あとは切手を、一枚貼るだけ』

本日の文学案内は
小川洋子・堀江敏幸『あとは切手を、一枚貼るだけ』
です。

あらすじ

解説いまは遠く離れてしまった恋人同士の、
14通の手紙のやり取りのみによって構成された物語。
女性パートを小川洋子さん、男性パートを堀江敏幸さんが手がけている。芥川賞作家の二人による、美しく哀しい物語。

手紙に綴られるのは、詩のように美しくて抽象的な言葉と、膨大な質量の「知識」。
その融合が、幻想的かつ独創

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アンパンマンと大谷翔平と新橋の酩酊おじさん〜興味の希薄と生き辛さ〜

アンパンマンと大谷翔平と新橋の酩酊おじさん〜興味の希薄と生き辛さ〜

 (毎回記事のタイトルの付け方が下手すぎる気がするけどまあ良いや。申し訳ないけど我慢してください)

 最近、心の底から休日を楽しめない。

 何か有意義なことをしなくては、という強迫観念に脳内を支配されてしまうからだ。

 せっかくの休日なのだから羽を休めてのんびりすればいいものを、流石にこのまま何もせずにいたら退廃的な人生を送ることが確定してしまうという焦燥感が襲い掛かってくる。

何のために

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もたらされる地獄の複数

もたらされる地獄の複数

※死についての直接的な表現が多く出てきます。苦手な方は注意してください。

※以上の文章は、ある企業さんのメディアからの依頼で「いつもYouTubeで配信されている東大の生活」を書いてほしいと言われ、書いて送ったものの、内容上の問題により掲載がされなかったものです。

※どうしても、僕には文章で「素敵なキャンパスライフ」を書くことができませんでした。僕にとって文章は、ほんとうに正直でいられる数少な

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1週間で200人以上のnoteを読んで気づいた22のこと。

1週間で200人以上のnoteを読んで気づいた22のこと。

こんにちは、ショウヘイです!

先日、Xで「いいねしてくれた人全員の感想を書きます」企画をして、約1週間で200人以上のnoteの感想を書きました。

今回は、感想を書く中で気づいたことをずっとiPhoneのメモに記録していたので、そのすべてをここに置いていきます。あなたの創作のヒント、後押しになったらうれしいです。

良かったら最後まで読んでください!

■つまらない記事なんてない

魅力的なた

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