Aomatsu Akira

YouTube:ベテランち(20万人)、雷獣(22万人)。がんばっている。 短歌:本名(青松輝)で活動中。歌集「4」(ナナロク社)。さいきんはエッセイや小説もがんばり中。

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  • の最新のヴァージョン

    エッセイ連載「の最新のヴァージョン」はnote上で連載し、晶文社から書籍化することを予定しています。

最近の記事

こうちゃんは面白い!基金

今日は、あるインターネット芸人が、その凋落について書かれて、金儲けの道具にされてしまったので、彼も儲けるための基金を作ろうと思う。 フワちゃんのことではない。そんな騒動にもなっていない、静かな基金についてだ。 その人をは、他者の力で成功したにもかかわらず、それを自覚していなかった。だから、とんでもない悪口を有料noteで書かれて、書いた側を大儲けさせてしまった。 僕は密かに、その人の様子を見ながら大笑いしていた。「うわ~!!キツい!!!」とウケてしまった。久々に本気でバ

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    • party 4 u

       ビジネスホテルには生活がないから好きで僕は意味なくビジネスホテルに泊まる、ビジネスホテルの空間はニュートラルでリアリティを欠いているのですこし安心して、僕は家にいるより眠れるのだった、iPhoneとBluetoothで繋がったAirPodsから音楽が聴こえてきて、その曲が生活を歌っていたので僕はイライラして耳からそれを外した、もう誰も生活を歌わないでくれ!  僕には生活がないから生活の歌には1ミリも共感することができない、決まった時間に寝たり起きたりしてないから、1日の感

      • ビジュって言うな、今すぐ死ね

        †  ビジュっていうことばがマジで気持ち悪くて絶滅してほしいと思いつづけてもう4年くらい経つんだけどいっこうに絶滅しそうにないし今さらビジュってことばに逆張りして気持ち悪がってるのも古いし遅れてるみたいな雰囲気すら出てきてるから早くビジュって自然に言えるようになりたいんだけど普通に他人の見た目の良し悪しをビジュってことばでコーティングして気軽に言えてしまうのが気持ち悪すぎるしていうかビジュという概念に逆張るのは古いみたいになってるの自体が皆が言ってるからセーフみたいな話でビ

        • 誰でもガチの歌人になれる!短歌を始めたての人に伝えたいこと5選

          こんにちは、青松輝です。僕は完全にプロの歌人でして、現代短歌の新世代を担うホープなのですが、今日は短歌を始めたての方にアドバイスをするような記事を書いてみたいと思います。大きくアドバイスが5個あるので、箇条書きでいきます。

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        • の最新のヴァージョン
          6本

        記事

          感情の最新のヴァージョン

           自室のカーテンの隙間から、やさしい悪魔が息をひそめてせつない夜の空気が見える。  小さいころに塾の国語の授業で、小説のなかの情景描写は、主人公の感情を反映している、と何度も教わって、僕はずっとそれが嫌いだった。雨が急に降りだしたら主人公は悲しみの中にいる、厚い雲が出てきたら未来への不安が暗示されている。そんなのは僕らの側の勝手な嘘だと思った、今も思う。勝手に僕らの感情の演出に使われて、空や光や雨や雲がかわいそうだと思っていた、これからも思いつづける。  しかも僕は今まで

          感情の最新のヴァージョン

          もたらされる地獄の複数

          ※死についての直接的な表現が多く出てきます。苦手な方は注意してください。 ※以上の文章は、ある企業さんのメディアからの依頼で「いつもYouTubeで配信されている東大の生活」を書いてほしいと言われ、書いて送ったものの、内容上の問題により掲載がされなかったものです。 ※どうしても、僕には文章で「素敵なキャンパスライフ」を書くことができませんでした。僕にとって文章は、ほんとうに正直でいられる数少ない場所のひとつだからです。編集者さん、企業さんには申し訳なかったと思っています。

          もたらされる地獄の複数

          僕の最新のヴァージョン

          〈僕〉という一人称を使うことに、いつもすこしだけ後ろめたさがある。  ふだん、家族や友人と話しているときは〈俺〉という一人称を使っているので、〈僕〉という一人称を選ぶのは、おおかた書き言葉のときだ。5年ほど前、20歳前後のころから、日常的に文章や詩を書いてきたが、そのなかで使った一人称はほとんど〈僕〉で一貫している。  なぜ文章や詩のなかで〈僕〉を使うかといえば、なんとなく格好良くてさまになる気がする、というだけのことだ。〈俺〉で文章や詩を書いてしまうと、粗野で暴力的な感

          僕の最新のヴァージョン

          の最新のヴァージョン 序

           こんにちは、青松輝です。どうも、聞こえるかな、ちょっと時間をもらっていいですか。はい。最後まで聞いてください。 †  これからあなたが読むのは『の最新のヴァージョン』というタイトルをもつ一連のエッセイだ。晶文社という出版社からの依頼で、書籍化を前提として、note上でエッセイの連載をすることになった。書籍は2024年に発売される予定になっている。  『の最新のヴァージョン』というタイトルは、はじめに考えついたときは英語で、「a latest version of」とい

          の最新のヴァージョン 序

          青松輝インタビュー

          ーこのたびは歌集の出版、おめでとうございます。  ありがとうございます。出版しただけで祝われるのも変な感じですけど。

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          青松輝インタビュー

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          マジで誰でも今すぐバズれる!コンテンツのつくりかた入門

          はじめに こんにちは、ベテランちです。きょうは「マジで誰でも今すぐバズれる!コンテンツのつくりかた入門」をみなさんにお教えします。 世はまさに、大クリエイター時代。TwitterにもInstagramにもYouTubeにもTikTokにも、そして、このnoteにも、有名になってチヤホヤされたい、お金を稼ぎたい、という人が腐るほどいます。今日はそのような欲張りなみなさんのために、超絶インフルエンサーのワタクシが直々にノウハウをお伝えいたします。ほんと、みなさん、欲深いですね〜

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          マジで誰でも今すぐバズれる!コンテンツのつくりかた入門

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          boku to sekai

          (注:2021年夏に書いた、自作の短歌についての制作メモ的な文章です。iPhoneのデータを整理していたら見つけて、良いなと思ったので残しておきます。当時は「Y2K」とか言われだしたくらいの時期だったのかな。) 1 〈65曲〉というのは多すぎるし、〈上から順番に〉で最後まで聴き終えれるとは思えない。それが「本当は来ないのだろうけど……」と思われている世界の終わり、に対する微妙な無力を、予感させる。世界の終わりが来た方がまだマシだといってもいい。その終わりは〈エレクトロニカ〉

          boku to sekai

          hai-jin no uta

          1 もしかすると読者にとっては、すこし独りよがりな問いの立て方に思えるかもしれないけれど、なぜ詩人は詩を書かなければならないのか、ということを、僕はよく考える。詩というジャンルの存在意義をひとことで言うのはものすごく難しいにも関わらず、僕自身は取り憑かれたように日々、詩を書き、読み続けているからだ。  詩は役に立たない。詩はわれわれの生活をいっさい良くしない。経済的な利益とはほど遠く、読者にも書き手にも精神的な安定より不安定をもたらす。詩を書く、読ませる、という営みは、おお

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          マジで誰でも今すぐ作れる!短歌のつくりかた入門

          こんにちは、青松輝です。きょうは「マジで誰でも今すぐ作れる!短歌のつくりかた入門」をみなさんにお教えします。 短歌の作り方を教えてください、的なことを、YouTubeの視聴者からDMなどで言われることがあります。正直、別にわからないなら作らなくていいし、教えてもらわないと出来ないならやる必要もないだろ、と思っているのですが、そう思うからこそ、このような記事を書いてみるのも面白いかも、と思って書きました。 僕のやり方を他人に押し付けるのもな、とも思い、今までほとんどそういう

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          マジで誰でも今すぐ作れる!短歌のつくりかた入門

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          もうパターン化された“エモ”気持ち悪すぎるんだよ、純喫茶でクリームソーダ、フィルムカメラで街を撮る、薄暗い夜明け、自堕落な生活、アルコール、古着屋、名画座、ミニシアター、硬いプリン、もう全部飽きた 面白くない

           少し前に、Twitterで話題になったツイートです。〈エモい〉という言葉がひととおり流行してから数年。〈エモ〉自体がひとつのパターンによって類型化されている、という批判も、かなり多くの共感を集めるものになってきたようです。  賛否さまざまなリアクションを呼んだこのツイートですが、ツイートの趣旨には大いに同意できます。  たしかにパターン化された“エモ”は気持ち悪いし、クリームソーダもフィルムカメラも夜明けも生活もアルコールも古着屋も名画座もミニシアターも硬いプリンも、お

          もうパターン化された“エモ”気持ち悪すぎるんだよ、純喫茶でクリームソーダ、フィルムカメラで街を撮る、薄暗い夜明け、自堕落な生活、アルコール、古着屋、名画座、ミニシアター、硬いプリン、もう全部飽きた 面白くない

          マキシマリスト宣言

           一個の怪物がインターネットを徘徊している。すなわちマキシマリストの怪物である。古いインターネットのあらゆる権力は、この怪物を退治するために、神聖な同盟を結んできた。Instagramerも天皇も、ひろゆきもメンタリストも、日本の電通も、アメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーも。  ミニマリスト、ノームコア、丁寧な暮らし、無印良品、それらのイデオロギーは、少しだけ裕福で貧乏な日本の生活を肯定することで、2010年代以後に条件付きの勝利を収めてきた。私服はユニクロが最強、

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          2023の目標10こ

           正月ムードもすっかり落ち着いてしまいましたが、2023年の目標を自分のなかでまとめてみたので、せっかくなのでnoteでシェアしてみます。 (注:当初は無料だったのですが、書いてから時間も経つしそんなに需要もないと思うので有料に変えておきます。)

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