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保育者向け

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保育現場で、一緒に『明るい未来の話がしたい』先生に、ぜひ読んでもらいたいものをまとめました♬
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#幼稚園教諭

【保育】作業 人件費

【保育】作業 人件費

保育に限らずかもしれないけれど、
人が動くということは、お金が発生するということを働いている人がみんな認識していると、園が潤滑にまわりだすと思うのです。

保育者は、本当に様々なものを作ります。
それが良いとか悪いとか、そんなことを言いたいのではありません。
材料費で考えると安くても、
例えば、5人の保育者が保育後2時間。約10日かけて作った。保育者を時給換算すると1人1,200円だ。
となれば【

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【加配保育】指示語は、数を見る

【加配保育】指示語は、数を見る

【保育・子どもと関わる仕事】に携わっている方へ向けての記事となります。
ご家庭へ向けては書いておりませんので、ご承知おきください。

何度言っても伝わらないという、困り感がある子たちにとって、
様々な背景が予想されますが、その背景の1つに、

先生が出す【指示語の数】が課題になることがあります。

例えば、
「いまから、外に行くから、トイレ行って、
帽子かぶって、ここに集まってね。」

こんな指示

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子どもの成長とは逆行する社会的背景

子どもの成長とは逆行する社会的背景

良いとか悪いとか、ダメだとか、そんな話をしたいわけではありません。
ただ、矛盾を知ることで、保育者として出来ることが増える話をしたいのです。

『矛盾を知る』私が新任だった20年前、私は子どもにお便りを配るとき、こんな話をしました。

『いまから配るお手紙はね、今度の遠足の話が載ってるの。ここにはね、持ってくるものも書いておきました。もし、渡すの忘れちゃったら、どうなると思う?』と聞くと、

『持

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【保育・教育】感情論ではなく、科学的根拠に基づけば、質が一気に上がる話

【保育・教育】感情論ではなく、科学的根拠に基づけば、質が一気に上がる話

私は科学的な根拠に基づいて保育をすると、度々記事にしてきました。今日は、その私が頼りにしている科学的な根拠の1つ応用行動分析学(ABA)を使った捉え方や対応を、ふわっと記事にしてみようと思います。
今日は、ちょっと長いです。

保育の現場では、様々な子どもの困った行動に出会います。

お友だちを叩いてしまったり、噛んでしまったり、暴言を浴びせてしまったり、絵本を本棚からひたすらひっくり返す子もいれ

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信頼できる先生は、質問の答え方がスゴイ!

信頼できる先生は、質問の答え方がスゴイ!

『あ、先生!』と突然保護者から声をかけられ、何か質問をもらったとき、
それが少し難しい質問だった時、どうしますか?

多くの先生が、
『すぐに可能な範囲で答える。』
という方法をとられるように思います。それはそれで、悪くはないと思うのですが、他のやり方もあることを、私は何年も前に、知ってしまったのです( *´艸`)

私は、ある先輩先生(コミュ力モンスター)の方の対応を目の当たりにし、それ以来、こ

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謎ルールは、ないですか?

謎ルールは、ないですか?

少し前ですが、私の大事にしている感覚について書きました↓

この記事では、保護者にとって、真似しやすいように、いかにシンプルに親子教室を行うか。というような内容を書いたのですが、

これは、子どもにも、とても通ずるものだと思うのです。

ルールが分かりやすく、シンプルであればある程、理解しやすいし、参加しやすい。自分の中に取り入れやすい。というのは、大人も子どもも同じではないでしょうか。

しかし

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コミュ力・モンスター(((o(*゚∀゚*)o)))

コミュ力・モンスター(((o(*゚∀゚*)o)))

私は、実はかなりの人見知りです。
仕事スイッチを自分の中で押すことで、別人のように、仕事では、コミュニケーションをとっていくのです(笑)

積極的に子どもや保護者に話しかけます。
声のトーンも上がります(笑)
喋るスピードもゆっくりになります(笑)

こうしようと意識的にしていた訳ではないのですが、自然とこうなっていたようで、回りの人に言われて気付きました(笑)

保育の世界には、ベテランになれば

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自分の『勝手な思い込み』に、衝撃的なくらい気付く本

自分の『勝手な思い込み』に、衝撃的なくらい気付く本

今日は保育者という立場についてのお話です。

少し前の話になりますが、ある講演会へ参加しました。
その時のゲストとして、ZOOMで登場したある方の言葉を聞き、本当に衝撃を受けました。

その方のお名前は、東田直樹さんとおっしゃいます。
東田さんは、重度の自閉症をお持ちの方で、会話をすることは、難しいです。
しかし、画用紙にパソコンのキーボードが描いてある紙を、指でローマ字押しをしていくことで、1文

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話を聞きたい人になる

話を聞きたい人になる

先生に限らず、『あ、あの人と話したいなぁ』と思える人って、どんな人ですか?

**

当たり前なことですが、
話をしたい人、話を聞いてもらいたい人って、その人の話も聞きたくなりませんか?

先生という職業は、時々そんな当たり前のことが迷子になりやすい職業なんじゃないかと思うのです。

**

私は、自由遊びの中で、『○○くん、面白いことしてるね~』と、よく声をかけます。
すると『ここをこうしたの!

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子どもとの関わり方の『見本である』と言う視点の話

子どもとの関わり方の『見本である』と言う視点の話

今日は、保護者支援という視点のお話です。

私は、ここ数年子育てにおける環境が大きく変わってきたなぁ。と、とても思っています。

いいとか、悪いという話ではなく、
それを保育者が、受け取ることが、大切だな。と思っているのです。

保育参観、子育て支援イベント、親子ふれあい子育て教室。。親子で参加する教室をする時に、私がここ数年とくに意識していることは、
『保護者が真似できることをする』
ということ

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『聞いてね~』と言うより聞いてもらえる方法

『聞いてね~』と言うより聞いてもらえる方法

多くの子どもたちの目の前に立ち、話をする場面。
『大事なこと話すから、聞いててね』と思えば思うほど、大きな声になってしまうのは、人間の性ですね。

実は、もっと効果的なテクニックはあります。
それは、まさかの
『小声』で話すこと( -∀・)

みーんなビックリするんですけどね。
『聞いててね~』『見ててね~』と言うより、何十倍も効果があります。

私は、保育しながら、空気感や雰囲気を作るとよく書い

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『あれは、ワガママだよね?』と聞かれた話

『あれは、ワガママだよね?』と聞かれた話

ある園で働いていた時、
乳児さんの時から通っている、幼児さん。

色々分かる年齢になったからか、
『ママがいい』『ママが来るまで、今日は部屋(保育室)いかない』
『遊ばない!ぅわー!』と、時々、火が着いたように長時間泣き叫ぶ子がいました。

普段は、友だちと同じタイミングで生活しているのですが、時々スイッチが入ると、絶対に動きません。

声をかければ、逆効果で、更に大声で叫び、長引きます。

普段

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保育実践『物理的な、立ち位置』の話

保育実践『物理的な、立ち位置』の話

今日は、子どもと1対1で関わるとき、その子に何を学んで欲しいかで、私は物理的な身体の向きを変えるという話です(笑)

かなりコアな話です(笑)

↑↑私が大事にしている、保育の基本スタイルはこれです👀
これの技術の1つを、今日は書いています🫢
よければ、お付き合いください♬

『立ち位置の話』

例えば、乳児の子どもと1対1になる場面。一時的なことが多いと思いますが、一日に何度もありますね。

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『趣味を【保育】にしちゃダメだよ』と言われた話

『趣味を【保育】にしちゃダメだよ』と言われた話

若い時に、ある研修で言われた言葉です。

『趣味を保育にしちゃダメだよ。』

若いときは、保育が頭から離れず、保育準備をしたり、教材を作ったり、、、
起きてから寝るまで。なんなら、夢の中まで…仕事のことが、頭の中をしめていました(笑)

保育って、とても奥深いし、知れば知るほど興味深くなるものです。
知らないことだらけだし、早く1人前にもなりたいし。必死でした。

『切り離す』が、よく分からず、こ

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