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保育者向け

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保育現場で、一緒に『明るい未来の話がしたい』先生に、ぜひ読んでもらいたいものをまとめました♬
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記事一覧

【保育】作業 人件費

【保育】作業 人件費

保育に限らずかもしれないけれど、
人が動くということは、お金が発生するということを働いている人がみんな認識していると、園が潤滑にまわりだすと思うのです。

保育者は、本当に様々なものを作ります。
それが良いとか悪いとか、そんなことを言いたいのではありません。
材料費で考えると安くても、
例えば、5人の保育者が保育後2時間。約10日かけて作った。保育者を時給換算すると1人1,200円だ。
となれば【

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困った時の合言葉は、「わぁ~お!斬新~」で一旦乗り越えてる

困った時の合言葉は、「わぁ~お!斬新~」で一旦乗り越えてる

時々、自分の価値観とは、全く次元の違う感覚を持っている大人と対面することありますよね。
ビックリする要望を突然される保護者については、こんな背景あるよ↓と書いてみたことがあるので、良かったら読んでください♬

唐突に突きつけられたとき、
咄嗟に反応できますか?
保護者に限らず、同僚も。自分と全く違う価値観の人は必ずいます。
そんな時、

プライベートならば、まぁ関わらなければ終わる話ですが、オフィ

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私がもっと身に付けたい力

私がもっと身に付けたい力

過去私が勤めていた園の、年少の話です。
子どもの机は、4人用でした。

Aくんと、Bくんは向かい合わせに座ります。
Aくんは、うまくいかなかったり、気に入らないことがあると、「きーっ」となりやすい子。
Bくんは、ぼーっとしていることが、多い子。

ある日の給食の時間、
Aくんが、「もう、Bくんなんか嫌いだー!」と突然パニックになり、怒り出しました。
「どうした?どうした?」と聞いても、大パニックで

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「走っちゃダメ」は、あいまい言葉な話

「走っちゃダメ」は、あいまい言葉な話

以前、指示語は数を見る話をしました。

一度にたくさんの指示があるよりは、一つの指示に対して、ワンアクション。の方が伝わりやすいこともあるよ。という話でした。

実際にやってみて、効果があった方がいらっしゃるといいな。と思いつつ、
今日は、指示語はあいまいではなく、的確に。という話をします。

指示語には、子どもに伝わりやすい言葉と、伝わりにくい言葉があります。
「ちょっと待って」「ちゃんと見てね

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【加配保育】変わりにやるのではない話

【加配保育】変わりにやるのではない話

クラスみんなにお便りを配ろうとしている場面で、「カバンからお便りをしまう袋を出して。」と全体に声をかけたとき、
『カバンが、まだうまく開けられない』
と、困っている様子の子がいたとします。

そんなとき、全体にスピードを合わせる為に、
保育者が、さっとカバンを開けてあげるということもあるでしょう。

ただ、私は緊急性がない限り、できるだけ子どもに任せる。ことをしたいと思うのです。

「床に置いてか

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【加配保育】離席についての着眼点

【加配保育】離席についての着眼点

【保育・子どもと関わる仕事】に携わっている方に向けての記事となります。
ご家庭に向けては書いておりませんので、ご承知おきください。

幼児の『椅子に座る時間』は、必要か必要ないかの理論はありますが、一旦それは置いておいておきます。

『椅子に座る』1つとっても、
『食事中』『遊んでいる時』『話を聞いている時』など、

どんな場面なのかで、『椅子に座る時間』の意味合いが変わってくると思うのです。

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【加配保育】指示語は、数を見る

【加配保育】指示語は、数を見る

【保育・子どもと関わる仕事】に携わっている方へ向けての記事となります。
ご家庭へ向けては書いておりませんので、ご承知おきください。

何度言っても伝わらないという、困り感がある子たちにとって、
様々な背景が予想されますが、その背景の1つに、

先生が出す【指示語の数】が課題になることがあります。

例えば、
「いまから、外に行くから、トイレ行って、
帽子かぶって、ここに集まってね。」

こんな指示

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昨日、たまたま本を読んだら、1個スキルup✨しちゃった話♬

昨日、たまたま本を読んだら、1個スキルup✨しちゃった話♬

昨日読んだ本↓

この本を読んでいて、
以前書いたこの記事↓が、理論があったんだー!.゚(*゚Д゚*)゚となった話です。

と、書き、その為に1人ひとりとコミュニケーション大事にしてるよ。という内容を書いたのですが、

これを心理学の言葉で『ラポールの形成』と言うそうです。

初めて聞く言葉ではないので、多分どこかで理論を学んだことはあるのでしょうが、覚えておらず、今回本を読んで、『あ、これだ』と

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アウトプット力を上げてる話

アウトプット力を上げてる話

私は、35年くらい、自分の思いを伝えることも、何かを自分の言葉で説明することも、とても苦手でした(笑)←そぉ、つい最近まで(笑)

(でも、子どものエピソードを書く、おたよりは嫌いではなかったんです 笑 自分のことではないので。)

いまでも、得意だとは思っていません。

でも、ここ数年、何かの歯車が噛み合い始めたように、文章を書くようになりました。
noteを通じても、まさかこんなに言いたいこと

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知らぬ間に、時代にのまれていたことに、気付いた話

知らぬ間に、時代にのまれていたことに、気付いた話

最近の保育の研修に出ると、決まり文句のように出てくる言葉があります。
『専門性を高めましょう』
園における保育士の専門性は、本当に多岐に渡ります。

正直…
あれ…スーパーマンになる研修、受けてるんだっけ?🤪
とすら感じたこともあります(/。\)

一人でやろうと思うと、スーパーマンでないと無理ですが、
多分、みんなで同じ方向を向いて、みんなで協力してここを目指して進もうね。
という意味だと私は

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子どもの成長とは逆行する社会的背景

子どもの成長とは逆行する社会的背景

良いとか悪いとか、ダメだとか、そんな話をしたいわけではありません。
ただ、矛盾を知ることで、保育者として出来ることが増える話をしたいのです。

『矛盾を知る』私が新任だった20年前、私は子どもにお便りを配るとき、こんな話をしました。

『いまから配るお手紙はね、今度の遠足の話が載ってるの。ここにはね、持ってくるものも書いておきました。もし、渡すの忘れちゃったら、どうなると思う?』と聞くと、

『持

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【保育・教育】感情論ではなく、科学的根拠に基づけば、質が一気に上がる話

【保育・教育】感情論ではなく、科学的根拠に基づけば、質が一気に上がる話

私は科学的な根拠に基づいて保育をすると、度々記事にしてきました。今日は、その私が頼りにしている科学的な根拠の1つ応用行動分析学(ABA)を使った捉え方や対応を、ふわっと記事にしてみようと思います。
今日は、ちょっと長いです。

保育の現場では、様々な子どもの困った行動に出会います。

お友だちを叩いてしまったり、噛んでしまったり、暴言を浴びせてしまったり、絵本を本棚からひたすらひっくり返す子もいれ

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信頼できる先生は、質問の答え方がスゴイ!

信頼できる先生は、質問の答え方がスゴイ!

『あ、先生!』と突然保護者から声をかけられ、何か質問をもらったとき、
それが少し難しい質問だった時、どうしますか?

多くの先生が、
『すぐに可能な範囲で答える。』
という方法をとられるように思います。それはそれで、悪くはないと思うのですが、他のやり方もあることを、私は何年も前に、知ってしまったのです( *´艸`)

私は、ある先輩先生(コミュ力モンスター)の方の対応を目の当たりにし、それ以来、こ

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謎ルールは、ないですか?

謎ルールは、ないですか?

少し前ですが、私の大事にしている感覚について書きました↓

この記事では、保護者にとって、真似しやすいように、いかにシンプルに親子教室を行うか。というような内容を書いたのですが、

これは、子どもにも、とても通ずるものだと思うのです。

ルールが分かりやすく、シンプルであればある程、理解しやすいし、参加しやすい。自分の中に取り入れやすい。というのは、大人も子どもも同じではないでしょうか。

しかし

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