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【保育・保護者対応】保護者からのびっくり要望を減らす

少し前に、園で、Zoom研修を受けました。
日本全国のいろんな園の雰囲気も、ちょいと垣間見えながら、φ(・ω・*)フムフム… と研修を受けていました。
さて、グループワークの時間がやってきて、ワークの合間に、ちょっとした交流の時間がありました。

話題に上がったのは『保護者からの、びっくりする要望ってありますか?』という話。
どうやら、交流先の園では、どうにもならないような要望が何件もあるようで。

残り時間が1分を切っていたので、お話が途中で終わってしまいました。

私の経験の中では、その【びっくり要望】を減らす方法が、あるんです。



1.背景を知る

前提として、

  • 保育者の常識と、保護者の常識は全く違う

  • 保護者の年齢層が、とても広い。(常識の中心が見つけにくい。価値観が違って当たり前)

  • SNS の浸透したこの時代、価値観がよくも悪くも多様化している。

良い悪いの話ではなく、びっくり要望と保育者が感じても、保護者は、無理難題だと感じていない。ということが、とても多いのです。


2.特徴を知る

保育者が、びっくり要望だと感じることを、要望してくる方々には、なんとなく、共通点がある気がします。

子育てに不安や、うまくいっていないことがある。

ただこれは、このうまくいってなさに、本人も気づいていない場合が多い気がします。
本人が気付いていないので、本人も気付かず無意識に、本音とはズレた要望を出してしまっているように思うのです。
すると、その方の要望通りに対応しても、次から次へとまた要望が終わらない…。あるあるではないですか?


3.対応する

背景と、特徴が分かれば、あとは正しく対応するだけです。

○価値観の違いは、価値観を共有する。
共有の仕方は、たくさんありますが、

  • 保育参観、ブログ配信、懇談会などなど、園の価値観を提示していく。押し付けない。

  • 価値観の違いを、良い悪いで判断しない

  • いろんな保護者の価値観を、否定も肯定もせず、『へぇーそんな風に思うのね。』と、教えてもらう空気感を作る。

などなど。価値観を否定も肯定もせず、押し付けず、共有するのです。
(これが、難しいのですが、そのテクニックは、またいつか。。)

○子育てに対する不安などは、本人が分かっていないのに聞き出すのは困難です。
なら、どうするか。

お子さんの様子を、小まめに伝えるのです。
ポイントは、かわいいと思った所や、楽しいと思った所など、ポジティブなエピソードと共に伝え、お家でもやるんですか?とお家での様子も、少し聞いてみるのもいいかもしれません。

つまり、コミュニケーションをとるのです。

すると、『あれ?困ってるよね、それ。』と思う内容に出会うことが、私の経験では、とても多いのです。


4.明るい未来の話


私は、不思議な要望が多い人ほど、SOSだと捉えています。
じっくりその人を知るつもりで、コミュニケーションをとってみてください。

そんなことを、丁寧に繰り返していると、無理難題は、とても減ります。
減りますが、失くなることはありません。
完璧を目指してはいけません。


十人十色。全員と分かり会えるものが、世の中にあれば、世界はとてもつまらない。一定数、分かり会えないものはある。それで世界は成り立っていることも、忘れずに😁



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