子どもとの関わり方の『見本である』と言う視点の話
今日は、保護者支援という視点のお話です。
私は、ここ数年子育てにおける環境が大きく変わってきたなぁ。と、とても思っています。
いいとか、悪いという話ではなく、
それを保育者が、受け取ることが、大切だな。と思っているのです。
保育参観、子育て支援イベント、親子ふれあい子育て教室。。親子で参加する教室をする時に、私がここ数年とくに意識していることは、
『保護者が真似できることをする』
ということです。
もちろん、園だからこそ出来ることを知らせるのも大切だと思います!
そちらは、そちら。
もう1つ、別の視点(目的)を持つと考えてください。
いまの子育て環境は、家庭で遊ぶことが小難しくなっているのも事実なのではないかと思っているのです。
勝手な感想ですが、
世の中が『映え』すぎてしまっていて、
『そうしないといけない。』と思い込んでいたり、凝った準備をしないと楽しめない。遊ぶなら、子どもと遊ぶ時間をしっかり作らないといけない。と思っているご家族にお会いすることが、私は多く、
『もっと気楽に遊んでいいよ~』と伝えたいのです。
子どもにかける言葉ひとつも、
『これで合ってるのだろうか』と不安そうなご家族の相談もよく聞きます。
多くの方が、とても勉強されていて、真面目なんです。
保育者の言葉がけも、よく聞いていらっしゃる。
そう、保育者を見本にしてくださる家庭は、とても多いのです。
保育者である私たちは見本である。という視点を持つと、
『保護者が、家で真似できることをする』
ということは、とても大きな視点となります。
意外とこれが難しい。
例えば、製作物をやろう。と思ったとき、
効率よく進めたい。保護者も参加されるし、少し見映えをよくしたい。そう考えるのは、当然ですが、細かいところまで用意され過ぎた準備物を見て、保護者はどう思うでしょう。
『さすが先生!すごい』『私には無理』
そう思われてしまったら、
もう、見本ではなくなります。
例えば、親子遊び。
とても盛り上がって、ヘトヘトになるまで遊び込んだら、どうでしょう。
家庭に帰り、子どもたちに『またやって!』と言われても、
『あー…また今度ね…』となってしまいます。
いかに、シンプルに、家庭にある道具で準備するか。
すごい頑張らなくていい。でも、親子共に楽しいと思える時間をいかに過ごせるか。
この楽しさが、どんな成長へ繋がるのか。を伝える。
『またやろ~』という言葉を、親子共にいくつ帰りに引き出せるか。
私は、『遊びというお土産』を持って帰ってもらうことを、とても大切にしているのです。
それが、保護者支援だと思うのです。
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