【保育・人材育成】人材育成できる人を育てる
「若い先生が、子どもを注目させれない~」っていう、ある呟きを見て、
『あ。そうか。私、新任の先生に【上手く注目してもらうためのテクニック的なもの】は、ほとんど伝えてなかったわ。』と気付いたのは、新任の先生が2年目に入ったとき👀‼
若い先生を育てる側も、若い先生側も、子どもを惹き付けるテクニックや、手順などに目が行きがちですが、
そこに注力の大半を注ぐと、人材育成はうまくいかない。と私は思っています。
私と新任の先生は、こんな関係性↓↓↓
新任の先生に限らず、私はいろんな先生に、『これどう思う?』『こうしたいんだよね』『こっちと、こっちどっちがいいと思います?』『この言い方で理解できますか?』
を繰り返し、常に相談することが、多分…人よりちょっと多いです(笑)
その中で、しっかりと
国(保育指針や、教育要領)や、【子どもの最善の利益】、園の価値観(園方針)に照らし合わせることを繰り返す。(保育基準ここよ。テクニックではないよ。の雰囲気を作る)
発達過程・順番と照らし合わせる技術だけは、やって見せて、刷り込んでいく。
テクニックや技術の獲得に困っている時は、発達障害コミュニケーション指導者の知識や、応用行動分析学など、科学に基づいた、ヒントになりそうな知識を伝える。(やり方の答えは1つではない。と伝える)
そんなことを繰り返していくうちに、『いまクラスの子どもたち必要な経験は、何か。』『こんな成長が見られてきたから、この力を伸ばしたいよね。』など、
やりたいことを、なんとなくそれぞれの感性の中で解釈してくれるようになります。
そうすると、私だけではなく『ちょっといい?』と、いろんな先生が相談に来てくれることが、びっくりするほど増えました。
そうなれば、園全体で
【保育者育成】も【子どもの保育】も、【保護者支援】も、、、
全部の【分厚いサポート体制】=チーム保育のスタートです♬
はじめは意見の出なかった若い先生も、そんなやりとりに参加していれば、若い感性の中で、価値観も少しづつ育ちます。
それを共有してもらい、保育観をまたお互いに育てていくのです。
向かう方向性が合えば、あとは、やり方だけ。
私と感性が違うのだから、
やり方は違って当たり前。
うまくいっても、いかなくても、方向性があってるのならば、大きな問題ではありません。
技術力は、必ずあとから付いてきます。
技術力だけ真似ても、
目に見えぬ【目的】が違えば、一番大事にしたいところが、ズレてきます。
技術力に注目すれば、どちらも一生懸命なのに、大体どちらかが潰れてしまいます。
【得意・不得意】も【感性】も違うのに、
やり方を合わせようとしたら、必ずどちらも苦しくなります。
それは、誰も望んでいません。
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合わせるのは、
【やり方ではなく、目的です。】
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園内研修や、職員会議で私の決まり文句は、
『1人では出来ません。みんなでチェックし合いましょ( `・∀・´)ノ オネガイシマス』
こんなに、いろんな意味の『多様性』が乱雑している保育業界です。
1人で出来ることには限りがあります。
大人数で、お互いにサポートできれば、
やれることが、何倍にも膨らみます♬