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心理について。私の解釈や他の方の意見

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最近気になる心理学について。
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記事一覧

ヴィクティム・ブレーミングとはそして公正世界仮説って?

ヴィクティム・ブレーミングとはそして公正世界仮説って?

ヴィクティム・ブレーミングが起きている、私たちが生きるこの社会はどのような社会なのだろうか? そこには、“レイプカルチャー”がある。アメリカのサザン・コネチカット州立大学は、現在の社会におけるレイプカルチャーをこう説明している。

 「レイプカルチャーとは、レイプがよく起こり、性暴力が普通のこととされ、メディアやポップカルチャーの中で(責任を取ることを)免除されている環境のことです。ミソジニー(女

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記憶にございます

記憶にございます

ケンブリッジ大学の研究によれば、人は1日に最大で3万5千回の決断を下しているとされる。
日々の判断を支えている主たるものが、「記憶」である。
社会に適応するための行動や、効力感(自分がある状況において目標を達成したり、遂行できる可能性を認知していること)を満たした記憶などをもとに、人は1日に3万回もの判断を下し、その判断方法が性格として形作られていくのだ。

僕たちは「覚えること」を「記憶」と呼ぶ

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記憶のもつれ

記憶のもつれ

認知心理学では 「ものを記憶していられる時間の長さ」によって記憶の種類を分類している。記憶の順番と記憶を保持できる時間は、以下の通りだ。

〇 入ってきた情報を感覚記憶として保管する
〇 情報が海馬(脳の記憶や学習、判断といった機能に深く関与する部位)のワーキングメモリに運ばれて、短期記憶としてとどまる
〇 情報を何度もくり返し復唱するリハーサルを行うことで中期記憶として1時間から最長で1か月間く

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「マニュピレーター」という見えざる悪魔、近くにいませんか?

「マニュピレーター」という見えざる悪魔、近くにいませんか?

1つ前のnoteで、子どもの心をコントロールする夫の言動が、目に余ると思った旨をつづりました。

「この感覚、説明されて納得した覚えがあるんだよな…。こういう人のことをなんていうか、メンタリストdaigoが解説してくれていた気がする」

そして思い出しました。

「マニュピレーター」というワードを。

マニピュレーター1. 親切を装って邪魔者をつぶす
マニピュレーターは「みんなのため」「あなたのた

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その目的は?

その目的は?

↓被害者の道のり
      だそうです。

この過程の一瞬しか知らない人は
この人は変だと思うだろうし
そっちが加害者だと思われるだろうが

心理的には確かにこういう事を繰り返すと思う。

中村りんさんもこういうタイプで、新たに心理学者の道を行ったのだと思います。

被害者はそういう人ばかりじゃ無いだろうけれど…

私もどちらかというと相手がどう思っているのかを考えたり、考えに歩み寄ろうと試みて

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パーソナルスペースと心理的スキルの理解1-⑧

パーソナルスペースと心理的スキルの理解1-⑧

1. パーソナルスペースとは?

誰もが経験したことがある、「他人に近づかれて驚く」「不快に感じる」瞬間。
これらは、相手が無意識にあなたの「パーソナルスペース」を侵害した結果です。

パーソナルスペースとは、個人の身体から一定の距離を指し、他人がこの領域に侵入すると、不快感やストレスを感じることがあります。
これは、文化や個人差によって異なりますが、一般的に、パーソナルスペースへの侵害は心拍数の

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多様な声を消そうとする力と戦うために|『インサイド・ヘッド2』

多様な声を消そうとする力と戦うために|『インサイド・ヘッド2』

※作品の内容に関する記述があります

2015年に公開された『インサイド・ヘッド』の続編となる今作だが、前作を見ていなくても十分に楽しめる作品だ。

まず、この作品が面白いのは、「主人公の物語」と「主人公の脳内の物語」が同時に進行することである。主人公の脳内の物語は、ヨロコビ(喜)、カナシミ(哀)、イカリ(怒)、ムカムカ(不快)、ビビリ(臆病)という5人の擬人化された感情たちの葛藤によって表現され

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失格の烙印を押すのは誰か。 "人間失格1/3"

失格の烙印を押すのは誰か。 "人間失格1/3"

誰が誰を"失格"させてしまうのか

 日本人の誰もが知っているであろう太宰治が1948年に発表したこの小説は、主人公・大庭葉蔵の人生を通して、人間の弱さや社会への不適応を赤裸々に描き出しています。葉蔵の自己嫌悪や生きづらさは、読者の心に深く響き、自身の内面と向き合うきっかけを与えてくれるでしょう。今日はそんな解説し尽くされた「人間失格」を取り上げながらyohakuならではの考察をしていきます。(数

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7月15日 ネットでの誹謗中傷が辞められない人は、どんな心理状態なのか? 暴走する「正義」

7月15日 ネットでの誹謗中傷が辞められない人は、どんな心理状態なのか? 暴走する「正義」

 有名人に対する誹謗中傷がやむことはない。しかしどうして人々は、有名人への誹謗中傷をやめられないのだろうか?
 結論から書くと、やっている人にとってそれは「誹謗中傷」ではないから。当人は「正義」だと思い込んでいる。正義のつもりで「死ね! 死ね!」と書き続けている。それがあるとき、「誹謗中傷だった」ということに気付いて慌てる……。そういう経緯だと私は考えている。

 ではなぜ結論になったのか、これを

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嫌う人達の心に迫る

今回はカウアンという人が被害を言った事で世論が二分したという話だが
この話は、私が知っている人々の反応とよく似ている。

PTSDを話す人に
「注目されたいんだろう」
「売名行為だ」
「そんなの嘘だろ」
「引っ掻き回すな」
「聞きたくない」
等と言う人々がいる。それは各個人のトラウマを呼び覚ますからだと言う。
(私はそれ以外の感情や都合もあると思うが)

◯トラウマを持たない人間はいない。
◯人を
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ジャニーズの事について精神科医の意見

この先生が書いたボードで、表面はこれまであった性被害による被害者の心の変容を説明していて分かりやすい。
裏面は、今まで無かったような細い被害者別の分類が書かれていてジャニーズの中の立場の違いが分かりやすく書いてあった。
ジャニ爺からの被害にあってPTSDが酷くそのままデビューも無くお金も貰わなかった者、被害にあってデビューをしてお金を貰った者、被害にあってお小遣い程度を貰いデビューができなかった者
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心を楽にしたい、悪になる人々

心を楽にしたい、悪になる人々

青葉真司の人生をこの間書きましたが、
所詮人の人生などはyahoo!の記事で読んだくらいでは分からない。身近にいる人間の考えだって100%理解をしたとは言えないです。他人の考えはその人間のもので自分では無い。

しかし、あまり充分とは言えないテキストや自分の経験で書きます。

青葉真司は子供の頃、何かやった時に父親から
「お前が悪いから」
という理由でベランダに出されたような子育てだったらしい。

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女性特有の症状色々

女性同士の付き合い方が分からずに年上の異性とつき合うパターンの人が多いとか。
同性の間の空気を読む付き合いが出来ずに孤立する人は、女性の方に多いそうです。
発達障害の女性は、10代で性の被害に合いやすい。
トラブルが多い。
そしてどうなるかというと様々な依存に入ってしまう。買い物依存、ギャンブル依存、性依存になる人もいる。どうしても抜けられずに悪循環になる。
そうして、悪い人間にも騙されやすい。
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困っているのにそう見られない人。悲しみを怒りに変えてしまう人。

悲しい、傷付いてしまったのに
困っているのにそう見えない人達。
そして
本人も悲しい困っているという感情を分離して小さくして怒りの感情に走ってしまう話し。
アンガーマネジメントをすればトラブルが回避出来るかもしれないそうです。