「ただ、いっさいは過ぎていきます。 自分が今まで阿鼻叫喚で生きてきた、 いわゆる人間の世界において、 たった一つ、真理らしく思われたのは、 それだけでした」 何度読んでも痺れる。時間は人間が生み出した概念でも肉体的には不可逆にただ過ぎていく。体は障壁でもあり命そのものでもある。
『人間失格』の英語版をkindleで読みはじめた。英題は"No Longer Human"!なかなか味わい深い表紙。