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小説・作家投稿記事まとめ

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#夏の読書感想文

質問「どんな破滅型の作家がいましたか?」に対しての回答 note投稿6回目

質問「どんな破滅型の作家がいましたか?」に対しての回答 note投稿6回目

今回もQuoraでの自己回答の転載です。

「小説・文芸」関連の回答って人気がないのか、Quoraでも閲覧数が伸びないのですが、それでもこの回答は、個人的にも気に入っているものです。

果たしてnoteではどうなのでしょうか?

Quoraで僕のアカウントに届いた質問は「どんな破滅型の作家がいましたか?」というものです。

以下は僕の作成した回答内容です。

『質問ありがとうございます。

映画『

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主に作家『ハーパー・リー』について - 人前に出ないアメリカの作家(サリンジャー等)

主に作家『ハーパー・リー』について - 人前に出ないアメリカの作家(サリンジャー等)

「ハーパー・リーって誰だ?」と言う人のために。

僕の投稿を引用してくれた『あいぼり〜』さんの投稿を読んで、『アラバマ物語』の作者『ハーパー・リー』について書いてみようと思いました。

『アラバマ物語』ハーパー・リー

この一作で小説好きならだいたい知ってる、となるはず。

実際リーの書いた長編小説はこれと、あともう一冊しかありません。

『さあ、見張りを立てよ』ハーパー・リー

この小説はリーの

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4人の日本の作家について『太宰治』、『大岡昇平』、『深沢七郎』、『芥川龍之介』②『芥川龍之介』と『深沢七郎』について

4人の日本の作家について『太宰治』、『大岡昇平』、『深沢七郎』、『芥川龍之介』②『芥川龍之介』と『深沢七郎』について

前回投稿した『4人の日本の作家について』第2弾です。

前回は4人のうち『太宰治』と『大岡昇平』についての記事でした。
今回は残り2人『芥川龍之介』と『深沢七郎』についての記事です。

※また今回もQuoraでの過去回答の大幅加筆・訂正です。

3.芥川龍之介

質問『「なんとなく将来が不安」という人が、この不安をなくすにはどんな行動が必要でしょうか?』
※今回の記事は、直接この質問への回答にはな

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2人の作家紹介『松本清張』、『遠藤周作』について

2人の作家紹介『松本清張』、『遠藤周作』について

今回の記事は上の2つのリンクに一応関連しています。

1.松本清張『砂の器』と映画版『砂の器』質問1.『原作の小説が映像になって、期待以上に映像化されていた事例、逆にがっくりの事例は?私にとって、前者は春の雪(三島由紀夫)、後者はドラマの美丘でした。』

質問ありがとうございます。

真っ先に浮かんだのはこの作品。

砂の器(1974)/松竹株式会社・橋本プロダクション第1回提携作品。予告編

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作家『J・D・サリンジャー』紹介

作家『J・D・サリンジャー』紹介

過去にnoteに投稿した作家関連の過去記事のリンク。

そして次の記事は映画関連なのですが、SF作家『アーサー・C・クラーク』にも触れているので。

今回は、一番上の『ハーパー・リー』の記事でも少し触れている『サリンジャー』についての記事です。

まず代表作について。

『ライ麦畑でつかまえて』の概要

The Catcher in The Rye.J.D.Salinger.

ライ麦畑でつかまえ

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作家『エドガー・アラン・ポー』生前評価されなかった作家

作家『エドガー・アラン・ポー』生前評価されなかった作家

今回は以前のこちらの投稿リンクに近い内容です。

この投稿で紹介しているアメリカの作家『ハーマン・メルヴィル(Herman Melville)1819~1891』(代表作『白鯨』、『ビリー・バッド』など)は、生前作品が全く評価されず、死後30年以上経過してから脚光を浴びた作家です。

今回紹介する『エドガー・アラン・ポー』も同様に死後1世紀以上経ってから評価されました。そして同様にアメリカの作家で

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『本を読むこと』について①

『本を読むこと』について①

Quoraでの僕自身の過去回答の中で、『読書』に関してのお気に入り回答を3つ加筆・訂正して転載します。

質問1.『本を読むと人間はどう変わりますか?』

質問ありがとうございます。

若い時に読んだD ・カーネギーの「人生のヒント」という本に書いてあった話です。

『人生のヒント ー 5分間の人物伝』デール・カーネギー

※余談ですが1990年代当時、「〜のヒント」というタイトルがちょっとしたブ

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