◆(つづき) これを近代以降の日本に敷衍すると(単純な図式化に陥る危険もあるが)、①古来の神道・ヤマト文化、②外来の儒教及び仏教、③近代原理、ということになるだろうか。これら三極の矛盾衝突・緊張調和の取り組みは混迷を続け、いまだ深みある切り結びに至っているようには思われない。