マガジンのカバー画像

【物語以外の記事】いろうたの主張・読書感想etc.

105
物語以外の記事の大半は、こちらにまとめています。哲学・人生論・内観・自己対話など、読書や実体験を通して感じたことを綴っています。 小説を通しで読むのはちょっと……の方は、こちら…
運営しているクリエイター

#自己対話

「小説を書く」=「好き勝手生きる人間を書く」ということ

「小説を書く」=「好き勝手生きる人間を書く」ということ

週一くらいのペースで、まとまった文章(小説)を投稿しています。
読んでくださる方、「スキ」してくれる方にはいつも感謝しています。そちらに足を向けては眠れません(ほんとに!)。

投稿記事が小説ばかりなので、読みづらいページだと自覚しています。
そして私、いろうたがどんな人間かも伝わりづらい(笑)

そこで今回は、「投稿する小説」=「ほぼ私」である、と言うことをお伝えしようと思います。

私もかつて

もっとみる
【読書まとめ&いろうたの考え】「モヤモヤの正体~迷惑とワガママの呪いを解く~」と「さよなら、男社会」

【読書まとめ&いろうたの考え】「モヤモヤの正体~迷惑とワガママの呪いを解く~」と「さよなら、男社会」

週末に二度目の読了をし、表題の内容について自分なりの考えが今朝ほど降りてきたので、感じたままをまとめてみたいと思う。

○なぜ「ワガママ」を言ってはいけないのか?

表題の二冊を書いたのは、インタビュアーの尹雄大氏(日本名は中村雄大)。彼は男性だが、男性が作り上げてきた日本社会と、それが作り出す空気感、同調圧力などに疑問を感じ、自身の経験や様々な立場の人を例に挙げながら、それが本当に「迷惑」「ワガ

もっとみる
「今を生きる思想 エーリッヒ・フロム ~孤独を恐れず自由に生きる~」【概要といろうたの考察】

「今を生きる思想 エーリッヒ・フロム ~孤独を恐れず自由に生きる~」【概要といろうたの考察】

エーリッヒ・フロム自身の著書は、別の訳者のものをいくつか読んでいますが、今回は岸見一郎氏の訳したエーリッヒ・フロムの言葉を中心とした標記の本(エーリッヒ・フロム ~孤独を恐れず自由に生きる~)の概要と、いろうたの考えをまとめていきます。

✅エーリッヒ・フロムについて

この本でははじめに、フロム自身の生い立ちから、なぜ彼が社会心理学者になったのかを詳述しています。彼は代々続くラビ(ユダヤ教の聖職

もっとみる
わたしたちはいつから「心」を置き去りにするようになったのだろう?

わたしたちはいつから「心」を置き去りにするようになったのだろう?

子どもの頃からずっと感じていたことがある。電車に乗っている人の、無気力感、とでも言えばいいだろうか。「心、ここにあらず」の人たちが、同じ目的地(少なくとも同じ方面)に向かっている……と、無意識のうちに感じていた。

無論、そこには私自身も含まれる。単純に、電車に乗っている時間そのものが苦痛で仕方がない場合もあるだろうが、自分の感覚を元に考察するならば、彼らが向かおうとしている先にあるものが、おそら

もっとみる
寂しいとき、辛いとき、逃げ出したいとき……。私は自分の書く物語の世界に没頭する

寂しいとき、辛いとき、逃げ出したいとき……。私は自分の書く物語の世界に没頭する

かつてはそうと気づかずに、ただ物語を紡ぐのが好きだから書いているのだと思っていたけれど、色々自己分析をしていく中で、今では「現実逃避」をする目的で物語の世界に入ることもあるなと気づいた。

物語の世界に入っていれば安心。登場人物たちが傷ついていることはあるけれど、私が傷つくことはないからだ。……というより、傷ついた彼らは、実は私自身で、彼らが作品を通して癒やされていく=私の心の傷も癒えていく、が正

もっとみる
答えは自分の内側にあった ~自己分析を通して気づいたこと~

答えは自分の内側にあった ~自己分析を通して気づいたこと~

前回、自己対話の記事を書くにあたり、一年前に投稿した記事を見直して気づいたことをシェアしたいと思います。

結論から言うと、「最後まで信じられたのは、自分の内側にあるものだった」と言うことです。詳細を以下に記していきます。

自分を見失っていた2021年

今思うと恥ずかしいくらい、迷子になっていたようです。体調不良に陥ったり、下の子が小学校生活に慣れ、手がかからなくなって、ぽっかり心に隙間ができ

もっとみる
あなたは誰かに「恋」してますか? ~「心の栄養補給」そして「自分を好きになる」ための恋~

あなたは誰かに「恋」してますか? ~「心の栄養補給」そして「自分を好きになる」ための恋~

最近、ときめいているいろうたです。……といっても、私がお熱を上げているのは「創作キャラ」なんですけどね(^^;)

そうでなくても、恋愛中や、有名人、アイドルなどに夢中になっているときは毎日がワクワクするのは私だけではないはず……! 私は、恋愛物語の執筆を通して彼らの恋を疑似体験しているせいか、気持ちだけは若くいられるような気がしています。映画や、壮大な恋愛小説なんかを読んでもときめきを感じます�

もっとみる
自己対話⑤ 創作キャラが私を支えてくれる『内なる存在』だった

自己対話⑤ 創作キャラが私を支えてくれる『内なる存在』だった

最近、自己対話をする際にも活用(登場?)するのが、私の書いた小説に出てくるキャラクターたちです。

彼らは、いわば私の分身であり、集合無意識の集まりとも言える存在(後者はつい先日気がついたこと、後述します)です。

彼らとの対話は、とても心があたたまると同時に、いつでも勇気づけられます。彼らは、内なる母、と言ってもいいくらい、私のすべてを肯定してくれるからです。幼少期の実母からの愛情が欠如している

もっとみる
自己対話を続けていたら、母親への許しの感情が湧いてきた話

自己対話を続けていたら、母親への許しの感情が湧いてきた話

少し前から、インナーチャイルドの癒やしや、過去の記憶を掘り下げる作業を行ってきました。

最近になってまた、真に前向きに生きられるようになる手法と出会い、実践している最中です。

その作業の中で中心になる課題はやはり『母親との過去の記憶』です。

それが事実ではなかったとしても、私の記憶の中にとどまっている母親のイメージは悪いものです。それに対して当時どんな気持ちだったのか、エピソードから感情にフ

もっとみる
自己対話② 人間不信の原点はやっぱり「母親」にあった

自己対話② 人間不信の原点はやっぱり「母親」にあった

「だれとも打ち解けられない人」ほか、加藤諦三氏の著書を数冊まとめ読みしています。というのも、自己対話の過程で「なぜこんなにも人を信じられないのか」と感じたからです。

以前に「恥ずかしがり屋は頑張り屋」という記事を投稿しています。このときにも「恥ずかしがり屋は他人を信じることができない人」という一文はありましたが、この本自体、読みづらく、当時は投稿内容以上の気付きが得られませんでした。

再び自己

もっとみる
自己対話④ 「役に立たなければ価値はない」と思い込んでいたことに気づく

自己対話④ 「役に立たなければ価値はない」と思い込んでいたことに気づく

この頃はもっぱら自己洞察(と、小説を書くための下調べ)に時間を割いているいろうたです。

さて、① ② ③と自己対話を続けてきた私ですが、深掘りして行くにつれ、これまでバラバラだったパズルのピースがカチッとハマるような体験をいくつかしました。この体験が、あなたのお役に立つかもしれないとの思いから、記事にまとめてみたいと思います。

私たちは「役に立つ人間であれ」と教え込まれてきた

何を当たり前の

もっとみる
自己対話③ 私たちの自信は、母親に甘えられたかどうかで決まる

自己対話③ 私たちの自信は、母親に甘えられたかどうかで決まる

土居健郎著「甘えの構造」を読み、そこから得た学びと気づきについて書いていきます。

そもそも「甘え」という言葉は、日本に特有の語彙だそうです(欧米にはそれに当たる語がなく、感情のコントロールが出来ていないと見なされるか、訳す場合でもdesire(欲望)になってしまう)。

そしてこの「甘え」という感情は日本での、いわゆる「身内」に対して使われてきました。親子や夫婦関係において、あえて「感謝」をしな

もっとみる

インナーチャイルドと真面目にがっつり対話してみた

あなたは自分に『価値がある』と自信を持って言える方ですか? もし、はっきりイエスと言えない方なら、『自分との対話』が『価値ある自分』を発見するきっかけになるかもしれません。この記事では、私が『自分との対話』を通して様々な気づきを得たという話を書いていきます。

インナーチャイルドが望んでいたこと「インナーチャイルド」とか「内面を見つめる」とか言ったワードが気になり出したのは、ちょうど一年くらい前か

もっとみる