いろうた@「今、ここを生きる」を描く小説家

週1ペースで、読んだ方が心のゆとりを取り戻せるような物語を書いてます💖全小説「愛」がテーマ💖1男1女の小学生を子育て中の内氣な主婦。繊細さん向け・物語以外の真面目な記事はマガジンにまとめてあります🥰過去記事でもお氣軽にスキ&コメント&フォローしてください🥰無断転載・転用NG❗

いろうた@「今、ここを生きる」を描く小説家

週1ペースで、読んだ方が心のゆとりを取り戻せるような物語を書いてます💖全小説「愛」がテーマ💖1男1女の小学生を子育て中の内氣な主婦。繊細さん向け・物語以外の真面目な記事はマガジンにまとめてあります🥰過去記事でもお氣軽にスキ&コメント&フォローしてください🥰無断転載・転用NG❗

マガジン

  • いろうたの小説「さくら、舞う」

    2024年10月26日より連載開始の小説「さくら、舞う」をまとめたマガジンです。週一投稿を目標に執筆中。第一章の主人公は、水沢さくらと音村祐仁(ユージン)。それぞれの視点で進行します。 <こんなお話> 自分の才能に自信がない悩める女性、さくら(30)の自慢は伯母でミュージシャンの麗華(ヒミツ♡)。その麗華のバンド仲間であるユージン(25)は彼女の歌声に惚れ込んでいるが、麗華には既に恋人がいるばかりか親子ほど年が離れている。そのため「どうせ好きになるなら彼女にしなさい」と、麗華は自分とそっくりの顔立ちの姪っ子、さくらを紹介する。ユージンは氣乗りしないが、見せられたアルバムに写るさくらの幸薄そうな顔を見て「一度だけ」という条件で会うことにする。

  • 【物語以外の記事】いろうたの主張・読書感想etc.

    物語以外の記事の大半は、こちらにまとめています。哲学・人生論・内観・自己対話など、読書や実体験を通して感じたことを綴っています。 小説を通しで読むのはちょっと……の方は、こちらの記事を読んで頂くことで、いろうたの頭の中をご覧いただけるかと思います。(ちなみに小説は、ここで主張していることを物語形式にしたもの、と考えて頂いて構いません。) メインの物語を執筆中は投稿少なめですが、気長に待って頂けると嬉しいです。

  • いろうたの小説「あっとほーむ~幸せに続く道~」第一部~第四部

    2022年10月連載開始の小説「あっとほーむ~幸せに続く道~」第一部~第四部をまとめたマガジンです。 第一部~第二部: 友人公認とは言え、彼らの娘との結婚に「イエス」というべきか? それ以前に、彼女を幸せにすることができるのか? 悩める46歳独身のおじさんの大恋愛! 彼がどのような答えを出すのか、必読です! 第三部: 高齢の老夫婦と若夫婦との五人暮らしがはじまる。ここでは皆、「今ある幸せ」「いま生きていることの奇跡」を噛みしめながら生きる。新しい命を授かるまでの、過去から未来へ続く壮大な物語。 第四部: 元プロ野球選手の永江孝太郎は、野上家の人々との交流を通して希死念慮を手放し、新しい目標を掲げて人生を再スタートさせた。そこへ現れた同級生、水沢庸平。彼は孝太郎にもう一度野球をさせようと奔走するが……。 家族との別れ、家族の支え、生きていることの喜びを徹底的に描いた渾身の物語。

  • 小説「愛の歌を君に」&「愛の歌を君に2」

    2024年2月18日より連載開始の小説、「愛の歌を君に」とその続編「愛の歌を君に2」をまとめたマガジンです。週一回投稿を目標に執筆中。見出し画像にはAIイラストを使用しています! 世の中に対する違和感や不満を持つ方、歌の力を信じている方必見です! 関連記事に、作中で登場する歌もアップしています(こちらもAIで作曲しています。歌詞はいろうた作です)ので、合わせて聞くとより楽しめます! 第一部: アコースティックギターバンド「サザンクロス」に属する麗華、拓海、智篤の三人が織りなす、大人の愛と憎しみの物語。 第二部: ひょんなことから若返ってしまった中年組バンド「サザンクロス」の三人が、メジャーの陰湿ないじめに立ち向かい、『世界征服』を目指すお話。

  • HSP向け記事まとめ✨

    HSPについての学び、考察、主張についての私の記事をまとめています。 個人の考えではありますが、共感して頂けたら嬉しいです。 日々、追加していきます。フォロー大歓迎!

最近の記事

  • 固定された記事

改めて、「今ここを生きる」ことの大切さを思い出す

昨日(九月十三日)に、ペンキ画家のショーゲンさんとライフアーティストのサトケンさんのコラボ講演会に行ってきました! 「誰のために生きる?」と言う本の著者であるショーゲンさんのことは以前にご紹介しましたが、とても素敵なペンキアートを描かれるので、いつかその絵を手に取ってみてみたいなと思っていたところ、その夢が叶いました!! ショーゲンさんのお話は、ほとんどが本に書かれていることだったのですが、知っているエピソードなのになぜか、聞いているうちに涙が込み上げてくるんです。おそら

    • 【連載小説】「さくら、舞う」 第二章#1 信じてきたものが揺らぐ時  

      <第二章の登場人物紹介> 前回まで(第一章)のお話: 第二章 1.<悠斗>  今日も氣持ちのいい汗をかいた。今のおれの仕事は、未就学児とその親向けに身体を動かす楽しさを知ってもらうための指導をすること。体操はおれの専門ではないが、長年水泳のコーチをしてきた経験を活かしながら楽しくやっている。  体操クラブから自宅までは早足で歩いて二十分ほど。今日みたいな冬晴れの日は氣分転換にもなるので徒歩での通勤を続けている。  五十代も半ばに入った。現在は未婚で実子もいないが

      • 【短編小説】淡い恋心 ―「さくら、舞う」番外編①―

        <セナ>  昼からの仕事を終えたアタシの、今日一番の楽しみ。それは智篤兄さまとの「デート」だ。  アタシと兄さまは同じ、サザン×BBというバンドのメンバーで今日の仕事も一緒だった。仲間はみな、あたしが兄さまのことを想っていることも、このあと一緒に出かけることも承知しているが、「デート」だと本氣で思い込んでいるのは多分アタシだけ。仲間のひとり、レイさまを一途に想っている兄さまが若いアタシに振り向いてくれる可能性は限りなく低いが、幸運にもこうして二人きりで出かけるチャンスを得

        • 【連載小説】「さくら、舞う」 #4 生演奏を聴きながら……

          前回のお話(#3)はこちら 前回のお話: 7.<ユージン>  年始の音楽イベントにいくつか出演し、久しぶりにゆうび奏社を訪れたオレたちは、早速社長に、新年会で話題になった「さくらさんの絵を次のアルバムのジャケットに」という提案をすることにした。社長を説得するためさくらさんにも同席を依頼し、自信作の絵をいくつか持参してもらっている。 「新曲も発表していないのに、もうアルバムの話? 随分と氣が早いのねぇ。まぁ、話を進めておくのは構わないけれど、そんな暇があるなら曲作りを

        • 固定された記事

        改めて、「今ここを生きる」ことの大切さを思い出す

        マガジン

        • いろうたの小説「さくら、舞う」
          6本
        • 【物語以外の記事】いろうたの主張・読書感想etc.
          103本
        • いろうたの小説「あっとほーむ~幸せに続く道~」第一部~第四部
          73本
        • 小説「愛の歌を君に」&「愛の歌を君に2」
          41本
        • HSP向け記事まとめ✨
          15本
        • お気に入り記事まとめ
          19本

        記事

          「まだ見ぬ明日」を語るな、「今」を語れ

          「嫌われる勇気」の著者の一人、岸見一郎氏の自著に散見される、「どうして今日と同じ明日が来ると思うのか」という言葉が氣に入っている。詳細は私のプロフィールをご覧いただきたいのだが、肺炎で呼吸困難になって死にかけた時ことを思い出すたび、「もう明日は来ないかもしれない。ならば、今日一日をしっかりと生きよう」と思うのである。 そんなこともあって、このごろの私はあまり先々まで人生設計していない。対する夫は常々「老後」のことを口にする。サラリーマンとして今の会社に勤め続け、引退後は健康

          「まだ見ぬ明日」を語るな、「今」を語れ

          【連載小説】「さくら、舞う」 #3 好きな人のために

          前回のお話(#2)はこちら 前回のお話: 5.<ユージン>  女性陣がスタジオを出て行ったあと、無性にドラムを叩きたくなったオレはスティックを持つなりめちゃくちゃに音を鳴らした。 (くっそぉ……。あんなにいい声聴かされても感想一つ言えないのか、オレは……!)  麗華さんの歌は最高だった。酔っ払っているとは思えないその美声に酔いしれたのはオレの方だってのに、スタジオを出て行く麗華さんを引き留めることすら出来なかった。  息が切れて音を鳴らす手を止める。 「馬鹿だな

          【連載小説】「さくら、舞う」 #3 好きな人のために

          【連載小説】「さくら、舞う」 #2 歌の力を信じて

          前回のお話(#1)はこちら 前回のお話: 3.<ユージン>  その後、さくらさんが画家をしていること、売れずに苦労していること、父親とはずっと会っておらずどんな人かも忘れかけていることは教えてもらった。しかし情報はそれだけで、二時間ほどいたうちの大半はオレと麗華さんのおしゃべり。さくらさんはそれを聞くだけだった。向こうがそれを望んでいたのが最大の理由だが、さくらさんの口数の少なさには正直びっくりした。  彼女の背中を見送りながらその話をすると、麗華さんは「やっぱり?

          【連載小説】「さくら、舞う」 #2 歌の力を信じて

          両親に面と向かって「ありがとう」が言えた話

          この週末は、初孫の小学校最後の運動会だからと、両親が埼玉から岡山へ遊びに来ていた。運動会の予定日は一週間前から雨の予報だったが、当日は11時頃から急に晴れ間が出るなど、とにかく幸運に恵まれて無事に観覧することが出来たのだった。 両親は、孫たちと思い思いに遊び、また私や主人とはお酒を酌み交わして昔話に花を咲かせた。 過去に何度か両親と会った時のことは記事にしたが、今回は両親への批判ではなく、良かった話。とにかく両親が穏やかで、まるで久々に会った友だちと過ごしているような感覚

          両親に面と向かって「ありがとう」が言えた話

          【新連載】「さくら、舞う」第一章 #1 新しい出会い

          <第一章の登場人物&バンド紹介> 第一章1.<祐仁>  思いつきで言った「六人でバンドを組む」と言う案が、まさかこんなにも早く実現するとは思っていなかった。「サザン×BB」という新しいバンド名は、麗華さん、拓海さん、智篤さん属する「サザンクロス」と、オレたちきょうだいのバンド「Black Box」の頭文字を組み合わせたもの。メジャーとインディーズの中間に位置する音楽事務所、「ゆうび奏社」に在籍しているオレたちは現在、リアルイベントを中心に全国各地を巡っている。  こ

          【新連載】「さくら、舞う」第一章 #1 新しい出会い

          小説の最新作のストーリー考えたけど、全然書き進まないので白紙にしようと思います…。 過去作「あっとほーむ」内のお気に入りの台詞をデコっていたら閃きがあったので、そっちで練り直してみます。(最近ハマっているエモい文字で書いた。自分の普段の文字と違って映えるので♡)

          小説の最新作のストーリー考えたけど、全然書き進まないので白紙にしようと思います…。 過去作「あっとほーむ」内のお気に入りの台詞をデコっていたら閃きがあったので、そっちで練り直してみます。(最近ハマっているエモい文字で書いた。自分の普段の文字と違って映えるので♡)

          【短編小説・番外編】「あっとほーむ」な日常 ―悠斗編―

           家族の影響でとあるバンドの音楽をよく聴くようになった。そのバンドの名はサザンクロス。彼らのそれは新しく出るたびに進化し、聴く者の心を掴んで離さない。はじめは「いい曲だな」くらいにしか思っていなかったのに、氣付けば日常的に聴くほど虜になってしまった。 「そんなに好きになったんなら、悠斗の誕生日に歌ってやるよ。今から練習しとく」  家族の一人、翼が言った。彼は幼稚園教諭で、ピアノもギターも歌もうまい。そしておれをサザンクロス好きにさせたのは、他でもない彼だ。 「どの曲が一番

          【短編小説・番外編】「あっとほーむ」な日常 ―悠斗編―

          あえて、時間のかかることをする贅沢

          ようやく暑さも和らぎ、朝晩は少し寒いくらいになった。一つの物語を完成させたこともあり、冬から春にかけて咲く花や野菜を育てる準備や、夏物の家電の片付けを始めている。 こういう仕事は案外、時間がかかる。氣付くと半日過ぎていたりする。衣替えをしたり、大掃除とまではいかなくても氣になる箇所を掃除したり……。こういった地味な作業ほどなかなか氣乗りもしないので、人によっては、掃除だったらお掃除ロボに、洗濯だったら全自動乾燥機に頼る、園芸なんてそもそもしないかもしれない。 そういう考え

          あえて、時間のかかることをする贅沢

          【執筆後記】長編小説「愛の歌を君に2」お礼と裏話と作品に込めた想い

          当初、予定のなかった続編を、しかも勢いだけで執筆し始めたにもかかわらず、最後まで読んでくださった読者の皆様には感謝の言葉しかありません。ありがとうございました💕 氣付きさて、第二部はまず、第一部で声を失った拓海が、自分の声で話せない&歌えないという制約をどう克服するかが課題でした。本人の語りと、麗華&智篤の間ではスムーズに続く会話(二人は手話が分かる)も、第三者が絡むと「通訳した」と言う一文を挟まなければいけない。これが少々厄介でした。 拓海は声が出せないだけで耳は聞こえ

          【執筆後記】長編小説「愛の歌を君に2」お礼と裏話と作品に込めた想い

          【一氣読み・長編小説】「愛の歌を君に2」

          こちらは長編小説「愛の歌を君に2」(全16話)を通しで読めるようにまとめた記事です(中盤にカット&順番を変えた箇所あり。その他、全体的に修正あり)。 テーマは「人々の目覚めを促す」です。読み応えたっぷりの物語となっております。今の社会に疑問を持っている方、生きづらさを感じている方、社会に不満を持っている方にオススメ。ぜひ読んでみてください🥰 <<あらすじ(738字)>> 前半(約42000字): 1.<麗華>  ――で、どうする? 麗華の考えを聞かせてくれ。  声を失

          【一氣読み・長編小説】「愛の歌を君に2」

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#最終話 新たな野望を胸に

          前回のお話(#15)はこちら 前回のお話: 46.<麗華>  数曲のアンコールにも応え、ライブは終了した。何もかもが夢のような一日。歌の力が、想いが、あたしたちを全力でサポートしてくれた。そう思わずにはいられなかった。  ステージから降りると社長があたしたちを出迎えるように立っていた。目が合うと拍手を送られる。 「聴かせてもらったわ、麗華の魂の歌を」  その表情は、あたしたちが歌う直前に見たものとはまるで違い、すがすがしささえ感じられた。 「素直に負けを認めるわ

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#最終話 新たな野望を胸に

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#15 月明かりの下での共演ライブ

          前回のお話(#14)はこちら 前回のお話: 43.<麗華>  ショータさんの予言は見事に当たった。SNSを通してブラックボックスの三人が揃うらしいとの噂を耳にしたアリーナの観客、そして拓海の歌う姿をウェブ上で目の当たりにした人たちが続々と球場に押し寄せ始めたのだ。売れ残っていたチケットは飛ぶように売れ、後半のライブが始まる一時間前には満席になったのだった。   *  夕方になり、辺りがどんどん暗くなっていく。通常であればナイター用の照明をつけるところだが、停電の今

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#15 月明かりの下での共演ライブ