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減速して生きる

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あくせく働く生活から距離をおいて減速し、時間や心にゆとりをもって生きる思考をまとめました。
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いい意味で諦める、ラクに生きる

いい意味で諦める、ラクに生きる

ネットの記事やSNSを見ていると、かつての僕のようにうつなどの心労で退職したり、繊細ゆえに悩んでいる人が、ネガティブな発言をしているのをたまに見かける。

「僕は社会不適合でどうしようもない人間だ」

「私なんてダメだ。自分が嫌でしょうがない」

など、自分を卑下する言葉がスマホの画面にたくさん表れるのを目にする。

こういった言葉を書いている人には、たぶん「まじめで一生けんめいだけど不器用な人」

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都会と田舎のいいとこどりした場所に移住したい

都会と田舎のいいとこどりした場所に移住したい

移住先を検討している。

都会と田舎が合わさったような場所に引っ越したい。

前職では札幌でサラリーマンをやっていた。そのなかで、自分は都会暮らしにはあまり合わないことを実感。

鉄筋コンクリートの建物が無数に並ぶ地域で、周囲の誰とも関わりなく、職場と自宅の往復をする毎日にあまり幸福感を感じられなかったからだ。

あと、競争のはげしい環境でつねに誰かと追い越し合わないといけない職場の雰囲気に、つい

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ときには急に、道に迷うこともあるけれど

ときには急に、道に迷うこともあるけれど

以前働いていた会社を辞めたのは、わりと突然の変化によるものだった。

それまで気持ち的に前のめりで働いていたけど、あるときから急に心労を感じはじめて仕事に集中できなくなり、「うつ」と診断。退職。

意外と自分が自覚していない水面下で、コトが進行していたのかもしれない。

それまでまっすぐ進んでいた道も、あるとき突然「あれ?こっちじゃマズいかも」と気づくことがある。

そのまま何年もその道を行くつも

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会社員には向いてない。けど情熱をもって働きたい

会社員には向いてない。けど情熱をもって働きたい

正社員就職してから、3社で働いてきた。

そこで出た結論は、「たぶん会社員には向いてない」ということ。

誰かに成果を急かされ、冷や汗かく

上司にガチガチに管理命令される

嫌な仕事を問答無用でやらされる

↑こういうのがどうもしっくりこない。

もちろん耐えていた時期もある。「不満はあるけど社会はそういうものだから」と、無理に納得しようとしていたこともある。

でも、やっぱり自分には無理だとわ

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ムリして他人に合わせない。自分のペースで

ムリして他人に合わせない。自分のペースで

都会の中小会社で働いてたとき。かなりスピード感のある会社で、そこでは毎週月曜に社長と1対1で打合せをしていた。

当時の僕はマーケティング担当。
打ち合わせで、

「あれやりませんか」

「こんな施策どうですか」

と積極的に提案していた。
社長は、社員がそうやって自主的に提案するのを奨励する人だった。

そうやって話し合って決めた内容で、その週は金曜までガンガン働く。

業務経験も身につくし、ス

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諦めることは、ときに賢明な撤退。

諦めることは、ときに賢明な撤退。

むかし「諦めちゃいけない!」という考えに囚われていました。どまじめで融通がきかなかったからだと思います。

大学時代は居酒屋でバイトしていて、注意散漫でミスしまくり。

お会計を間違えて、お客さんから多くお金をもらって店長に怒鳴られたり。日本酒を注文したお客さんに無意識にワイングラスを持っていって、お客さんから大爆笑をとったり、、(^^;)

そんな「できない自分」が嫌で、仕事ができるようになろう

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会社を辞めてちょうど2ヶ月

会社を辞めてちょうど2ヶ月

札幌のサラリーマン時代にうつになり、退職して今日でちょうど2ヶ月。今後の働き方について、考えを整理しておきたい。

うつがだいぶ寛解してきたので、再就職に向けて少しずつ準備中。

都会で誰かと競争しながらあくせく働くのは、自分には向かないと経験上わかった。大量の仕事に追われる不安に耐えながら、毎朝スーツを着て出社するときのあの憂鬱、もう味わいたくない。

もし再就職するなら、もっとスピード感がゆる

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出世を諦める。

出世を諦める。

かつて会社で役職者になろうとがんばっていた。でも、やめることにした。

オフィスであくせく業務に追われ、期日がせまってくる不安が頭から離れない。尊敬できもしない上司に管理・命令され、まわりとの競争を強いられる。

自分自身、そういう環境で週5で働き続けるのが、ムリだとわかった。

当時都会で働いていたが、ストレスで体調を崩して退職。1年で断念した。もしかするとシンプルに、自分は組織というものに合わ

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もう消耗しない。どまじめ会社員が見つけた3つの不要なこと

もう消耗しない。どまじめ会社員が見つけた3つの不要なこと

この記事を書いている僕は、どまじめHSP歴35年。都会でサラリーマンとして働き、仕事のストレスで「うつ」になり退職したことがある。

会社で働いたなかで、

と感じた3つのことを、シェアさせていただきたい。

よりリアリティある内容として受け取っていただけるよう、当時の具体的なエピソード、そのとき感じた気持ちも文章に起こした。

5,000字以上と、少し長くて恐縮だけれど。

かつての僕と同じく「

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会社員をがんばりすぎて心が疲れた人へ

会社員をがんばりすぎて心が疲れた人へ

会社の仕事をがんばる人の多くは、まじめな人だと思います。

かくいう僕も、ドまじめHSP歴35年。
かつて会社の激務に耐えきれず「うつ病」と診断されました。

世の中には自分と同じく、「まじめゆえに仕事をがんばりすぎて病む人もたくさんいるんじゃないか」と思います。

そういう人たちに少しでも役立つことができればと思い、この記事を書きます。いち凡人の稚拙な考えですが、参考にしていただけると嬉しいです

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会社の激務でうつになった僕がナマケモノに学んだ「減速する生き方」

会社の激務でうつになった僕がナマケモノに学んだ「減速する生き方」

4カ月ほど前まで都会でサラリーマンとして働いてました。仕事でメンタルを病み、医者に「うつ病」と診断されて退職。

原因は、つねに大量の仕事に追われる不安・周囲との競争を強いられる息苦しさに耐えられなかったからです。

休職中にいちど地元に帰り、静養していたときのこと。知人に「動物園に行こう」と誘われ、しぶしぶ行ってみました。

そこで、生まれて初めてリアルで見た動物がいました。ナマケモノです。

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35歳で「うつ病」診断。自分の弱さを認める

35歳で「うつ病」診断。自分の弱さを認める

先月メンタルクリニックに行って、うつ病診断されました。

再発とかじゃなく、初めての診断です。

会社の仕事が忙しくて、ずっと不安と焦りを抱えていました。

どんどん増えていく案件を一人で抱え、期日に間に合わないんじゃないかという不安に悶々としながら毎日勤務。

もともとその会社に入ったのは、成長したいからでした。

前職が工場勤務で単純作業ばかり。
将来性のなさに焦り、「もっと挑戦やスキルアップ

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夢や野望はいらない。普通の暮らしが一番幸せ。

夢や野望はいらない。普通の暮らしが一番幸せ。

20代のころ、大学を卒業してから7年間、ずっと派遣で全国各地を転々としてました。画家になる夢を追ってました。

「将来画家として何かデカいことを成し遂げる!」という、いま思えば中二病でしかない謎の理想。住み込み先の寮で、黙々と絵を描いて過ごす日々。

でも30を過ぎて現実に目覚めてから、「非現実的な野望はかえって人を不幸にする」ということを学びました。

「自分は何かすごいことができる!」
「一度

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「スーツ着ていかにもビジネス」って感じが苦手。

「スーツ着ていかにもビジネス」って感じが苦手。

自分はどちらかというと、内向的で繊細なタイプの人間です。
いままでスーツを着た「典型的なサラリーマン」としてオフィスで働いてましたが、最近、こういう働き方がやっぱり自分に向いてない気がしてきました。

・結論から話す
・周囲と競争する
・大量のタスクをさばく
・人事評価面談を受ける
・積極的に業務提案する
・冷や汗して金額交渉する

↑上記のことを自分なりに実践しつつも、心の底では違和感のようなも

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