ヤンパチーノ
小説や音楽制作を行なっているヤンパチーノの日々を綴る日記です。
好きな恋愛映画についてボンクラ男視点で語ります。
ビートメーカー、ラッパー、小説執筆等、ひっそり活動しているヤンパチーノ(Yanpacheeno)が、オリジナルビートをBGMに新作映画について語る番組。毎週木曜20時配信。
中高男子校の六年間と浪人生活ですっかり女性との距離感を見失ったボクが就職活動中に偶然出会った理想の女性、麻衣子。ことごとく打ち手をミスるカルチャー好きボンクラ男子と三蔵法師のごとくボクを手のひらで転がす恋愛上級女子という二人の関係はありがちな片思いで終わると思いきや、出会いから十年に渡る大河ドラマへと展開していく―― 著者の「私小説的」恋愛小説。<毎週木曜更新予定>
第一話 ロスト・イン・コミュニケーション「あの、すいません。面接、何時からですか?」 神保町にある出版社の会議室にて、新卒採用面接の自分の番が来るのを待っていたボクは、同じく横で待っていた女子学生に話し掛けられた。他の就活生と同様に黒髪を後ろで束ねていたが、メイクが少し濃いなと思った。 「えっ、あっ、十一時からです」 未だに女子と話すことに緊張するボクは、テンパりながらもなるべく素っ気ない感じで答えた。 「じゃあ、私の前の回ですね。緊張しますよね。」 ちょっと慣れ慣れ
雨。夕方、渋谷円山町のロシア料理のお店で仕事で付き合いのある音楽業界勤務Hさんと食事。以前から会う度に「飯行きましょう」と言われつつ、具体的には誘われないので、諦めていたがつ遂に本当にご飯に誘われた。ロシア料理のペルメニという水餃子のような料理がメインのお店。鰯と牛肉の二種のペルメニを食べたがとても美味しかった。Hさんは飲めないがどんどん進めるので一人で四杯飲む。仕事の話、これまでの音楽遍歴など話す。年齢が一つしたなので世代話で盛り上がる。ラストはHさんが担当している自分が
詩人の谷川俊太郎さんが亡くなった。自分は彼の作品に触れてこなかったなあと思っていたが、SNSでbirdの『Mind travel』というアルバムに収録されている『これが私の優しさです』という曲で宮沢和史が谷川俊太郎の詩を朗読していたことを思い出す。この曲は時の朗読とbirdのソウルフルな歌唱、Twigyのキレキレなラップが絶妙なバランスで絡み合う大好きな曲で何度も聴いた。 という歌詞にドキッとしたものだ。
昼はいつものカフェダイニング。いつも奥のせいに通されそうになるが、入り口付近の席でいいですか?と言って手前に座る。奥の席はたしかにゆったりしたソファーなのだが、隣の席との感覚が狭い。入り口付近はガラス窓に面していて横に席がないから好きなのだ。パーソナルスペースは確保したい派。 午後、表参道へ移動し、ルノアールで作業。その後、パートナーのオフィスへ移動。新しいプロジェクトのために自分が付き合いのある二社の顔合わせを行う。 出社した後、六本木でイベント立ち合い。あまり普
久々にゆっくりできる休日。やたら天気が良い。日比谷野音前で20年前のバイト仲間SとSの友人Tと合流。Sとはたまに会っていたがそれも10年くらい前だ。SNSで繋がっていたので、Sから今日のスチャダラパー(以下スチャダラ)のライブに行かないかと誘われた。SとTとは過去にも二、三回一緒にスチャダラのライブを観たこともがある。物販かいたかったが長蛇の列のため諦める。お茶とチップスターを購入。野音は飲み食いしながれ観られるので良い。今年?でリニューアルのために一旦閉じてしまうので、こ
昼に日比谷のTOHOシネマズで『グラディエーターII』を観に行く。IMAXで撮影した場面があるようなのでIMAXで。二時間半と長いので昼ご飯代わりにポップコーン購入。気分を変えてシネマイクポップコーンのトリュフ&バター味を選ぶ。シネマイクはワンサイズで一人で食べるには大き過ぎた。とかいいながら予告が長めで映画始まる頃には殆ど無くなっていた。 映画は、スケール感と迫力のある骨太な物語の歴史大作、「ああ俺は今映画を観てるなあ」という幸福感がある。ポール•メスカル、ペドロ•パ
朝から取材立ち合いのため渋谷へ。知り合いのマネージャーMと久々に雑談。来年の仕事の話を少しする。 オフィスへ移動。結構楽しみにしてた案件が諸々あって流れてしまった。その件でTさんらが対面で説明しに来る。電話で既に聞いていたが仁義を通そうとするTさん、若いのに信頼できる。 夕方、再び渋谷へ移動。某商業施設のイベントへ。昨日、ご飯を食べたAにこのイベントの話をしたら行きたいというので一緒に参加。 そのままAと別れて今週水曜にあったばかりのSと友人Eさんと合流。東京駅
オフィスの近くのスタバでランチをして、オフィスに戻る途中で一社目の同期Mと久々に遭遇。近況報告をする。Mも現在四社目くらいだと思うが現在転職活動中らしい。今度メシでもと言って別れる。 夕方、茅場町へ移動。レストランでフォトグラファーAさんと待ち合わせ。六年前くらいに仕事で一緒だったAさんとは今年の夏に久々に再開。先週Aさんからご飯でもとのことで今日が実現。正直、今週は会食続きで身体が悲鳴を上げているが、Aさんとゆっくり話すのは初めてだったので行くことに。今日の店は自分が
夜、最近知り合ったSとこの前連れてってもらったS行き付けのバーオーナーBさんと飲む。二軒目は渋谷のBさんのお店へ。今日は店をまだ21,22歳の二人のバーテンダーに貸して営業している。店内でBさんからウイスキーについて解説を聞く。ウイスキーの話をするBさんの目が輝いていて子供のようでと尊い。 隣でSはスマホでずっと誰かとやり取りしているが通常運転。Sにちょっと仕事の相談。 若手バーテンダー二人がとても爽やか。中目黒に二人で店を出すのが目標とのこと。頑張って欲しい。
朝から夜まで渋谷の高層ビルの最上階でブランドのイベント。立ちっぱなしでヘトヘトに疲れた。 視察に来ていた上司が最後までいたので一緒に帰る。イベントや会食続きで家が恋しかったが、なかなかゆっくり話す機会がないので上司を飲みに誘う。沖縄料理屋へ。かなり言いたいことを言えたし、聞きたいことを聞けたので誘ってよかった。
今週は夜に全て予定があるので、夕方にPodcastを収録。『ロボット・ドリームズ』について話したが、話してるうちにどんどん好きになる映画。 20時に三軒茶屋でSさんと待ち合わせ。三軒茶屋はあまり来ないので入り組んだ路地で迷子になる。居酒屋で刺身などを食べる。 22時過ぎて、店を移動。以前Sさんに紹介されたマネージャーKさんに加え、彼女がマネージメントをしている女優さんも同席。カウンターに四人横並びに座る。仕事でミュージシャンの方に会うことはあるが、役者の方に会うこと
久々に何も予定がない休日。嬉し過ぎる。家から新宿まで徒歩で50分ほど歩く。「アトロク」の『ドロップ』映画評と「桃山商事」のフるのはいいけど人格だけは地続きにしておいてください回を聴きながら。 新宿武蔵野館にちょうど良い時間に到着して『ロボット・ドリームズ』を観る。擬人化された動物たちが生活する1980年代のニューヨークを舞台に犬とロボットの友情を描くアニメーション映画。15時の回、客席はほぼ満席。映画は台詞無しで表情やアクション、使われる音楽など最小限の要素であることで
16時頃、新木場駅へ。今日は夕食を食べる隙間が無いため駅のC&Cカレーでカツカレーを食べる。大勢の若者(外国人比率高め)に混じって「BOILER ROOM」の会場であるFACTORYまで歩く。「BOILER ROOM」の特徴であるDJの後ろにオーディエンスが並ぶスタイル。階段式になっていて、正面から見ると異様な光景。オーディエンスの音への反応も良く、独特なバイブスで盛り上がっている。これからさらに盛り上がる所だと思われるが、この後、渋谷で久々のDJの予定なので後ろ髪を引かれ
夜にメディア主催のイベントへ。会場は麻布台ヒルズなのを間違えて虎ノ門ヒルズへ行ってしまう。タクシーで移動。イベントは大掛かりで芸能人的な人もたくさんいたのでソワソワする。会場で突然「誰かわかる?」と話しかけられる。瞬時に誰かわからず、「わかるわかる」と言いながら時間を稼ぎ、最後にあったのは10年前のSと気づく、当時会った回数も数回でSNSでは繋がっていたが一瞬わからなかった。Sは去年からこのメディアで働いてるとのこと。 会場を後にして、再び渋谷へ。今日からオープンするイ
夜、渋谷でレセプションパーティ。ホスト側なので呼んだ人を気に掛けたり、挨拶したりと気が張り続ける二時間。開始前に多少トラブルあるもレセプションはなんとか成功してホッとする。 終了後、来てくれたら同僚達が渋谷横丁で飲んでいるというので合流。同僚達はBridgeへ行くというので、そこで別れて代官山Debrisへ。今日来場してくれたメディアの人達と合流。SさんのDJも久々に聴く。Kさんからある人の知りたくなかった情報を聞いて動揺する。 疲れと酔いと動揺を抱えたままタクシー
朝、オフィス近くのスタバで仕事。途中でソファーからカウンターへ席を移動。隣で客の男性が店員にスマホが落ちていたと伝えるのが聞こえる。自分の会社スマホだった。「すいません、それ自分のです」と照れ笑いをしながら二人の間にカットインし、スマホを受け取る。最近、月一回は物をどこかに忘れてる気がする。人々の善意に助けられて生きている。すいません。 オフィスへ移動。今日はミーティングの連続で忙しく、20時まで仕事。帰り道に『荻上チキ Session』を聴いて、トランプの大統領就任が