江國香織『神様のボート』 まだ途中だけど、小説を読んでうるっときたのは二十代以来か。具体的な場面というわけじゃない。登場する母と娘の関係が染みてくると、なんてことのない一文でも泣けてくる。
江國香織『神様のボート』 江國さんの世界観と表現に吸い込まれて、続きをめくる手が止まらず、1日で読んでしまった一冊。高萩も佐倉も逗子も栗平も松原も訪れたことはないし、シシリアンキスも葉子ほどの骨ごと溶けるような恋も知らないのに、瞼の裏に浮かぶようだった。
人は人を失わない この意味に本当に気づくまで もうちょっとな気がする いまを強くさせる言葉