それはもう箱のなか。

でもそれはもう箱のなかだ。

これは江國香織さんの小説
【神様のボート】作中にあった一文。

「もうすぎたこと」という意味で使われていた言葉。

でも、それはかなしいことではないと。

すぎたことは絶対変わらないもの。
いつもそこにあるのよ。すぎたことだけが
確実に私たちのものなんだと思うわ。
すぎたことはみんな箱のなかに入ってしまうから絶対になくす心配がないの。
すてきでしょう?

う〜ん...でも箱の中って、ちょっと寂しいかなぁ。私にも箱があるとしたら...

その箱には何が残っていくんだろう。
何を残せてるんだろう。

★*:

コンビニで缶コーヒーを選んでいる時
ふいにこの作品のことを思い出した。

というのも、同じく作中にあった言葉を思い出したから。

主人公曰く、缶コーヒーには「殺人的な量の砂糖」が入っているらしい。


ひるまず


ひるまず、微糖.......



ブラックを選ぶ。


★*:

こうして

また読み返してみようかなぁ...^^

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ブラックを選んだこと...

それはもう箱のなか。