江國香織ワールド
読書記録アプリ「ブクログ」のアクティビティを見ると、私の著者登録数ベスト1は江國香織さんらしい。
心を綺麗にしたい時、いろんな本を読みすぎた後など、定期的に読みたくなる作家さんだ。
江國さんは何よりも言葉が美しい。
そして言葉が楽しそうに踊っているように見えてしまう。
物語の内容は主に恋愛もの。
1番最初に出会った本は『落下する夕方』だった。
つっこみどころのあるあらすじ。
20代前半だった私はこの本から“諦め”を学んでしまった。たぶん、いい意味で。
恋心のどうしようもなさ、恋に落ちた人間の様子のおかしさ、やりきれない思いがうまく言葉にされすぎていて、感情移入してしまい、読み終わった後には考え方が変わってしまう。
一種の洗脳のような。
『神様のボート』なんかは、ゆるやかな空気間を漂わせながら、実はかなり狂った物語だ。
『真昼なのに昏い部屋』は、簡単に言ってしまえば不倫物語。
もー何してんだよ〜なんてハラハライライラしつつ、気づいた時にはしっかり物語の中に入ってしまっている。
うん、江國ワールド、最高です🌍
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