ブラームスのピアノ協奏曲2曲の新録音がほぼ同時に。イェフィム・ブロンフマン/メータ指揮ミュンヘン・フィル、イゴール・レヴィット/ティーレマン指揮ウィーン・フィル。どちらも2番が特にいい。レヴィットはブラームスの晩年のピアノ小品集も併録。新たにブラームスに向き合う機会になりそうだ。
チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルのブルックナー作品集12枚組。作曲家の生誕200年を機にリリース。旧EMI盤の再発だが最新リマスターで音質がリフレッシュされた。自分にとって圧倒的な影響を受けた巨匠。若い世代にも支持が広がっているのは嬉しい。常に参照し学ぶべきものがここにはある。
近藤譲「時の形」「撚りⅢ」「二重奏曲」「静物」を収めたLPからの復刻版CD。すっかり気に入って何度も聴いた。1曲目は高橋アキ(ピアノ)と黒岩英臣指揮N響。冒頭からすぐに心を掴まれた。1980年代録音だが、研ぎ澄まされたクールな美しさがある。クレーの抽象画のような懐かしい雰囲気も。