kent (音楽レビューブログ)
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【歌詞和訳】Death Cab for Cutie / 『Marching Bands of Manhattan』 -悲しみに飲み込まれないように抗う、純朴な優しさの行進曲
◆Death Cab for Cutie と 『Marching Bands of Manhattan』 以前に『What Sarah Said』の歌詞を和訳した時にも紹介したが、Death Cab for Cutie はアメリカを代表するインディーロック・バンドであり、彼らの5thアルバムである『PLANS』は、究極のベーシックとも言えるような極上のサウンドと、ポップセンスを備えながらも繊細で抒情的なメロディを味わえる傑作中の傑作だ。そんな名盤の1曲目を飾るのが、本記事で和
【歌詞和訳】Death Cab for Cutie / 『What Sarah Said』 -人の死をどこまでもリアルに描いた真に迫る歌詞世界
◆Death Cab for Cutie アメリカを代表するインディーロック・バンド、”Death Cab for Cutie”。フロントマンを務めるベン・ギバートの優しく儚げな歌声と、こだわり尽くされた緻密で美しいサウンド、叙情的かつ普遍的なメロディセンスが魅力。シンプルに良いメロディが聴きたい時にも、美しいサウンドを楽しみたい時にも、繊細な歌詞世界に浸りたい時にも、良い音楽を欲する全てのタイミングで満足できる鑑賞体験を提供してくれる、超実力派バンドだ。 1998年に
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【ライブレポ&歌詞和訳】Teenage Fanclub Japan Tour 2024 / 『Your Love Is the Place Where I come From』
◆Teenage Fanclub Japan Tour 2024 イギリスはグラスゴー出身の伝説的ロック・バンド、Teenage Fanclubの概要ついては、以前に彼らの楽曲である『Sparky’s Dream』の歌詞を和訳した記事で軽く紹介したので、ここではバンドの紹介は割愛したい。 2024年2月から3月にかけて、彼らの5年ぶりのジャパン・ツアーが東名阪の3会場で開催され、筆者は昨日3月1日に名古屋CLUB QUATTROで行われた二日目の公演に参加した。約50
【歌詞和訳】Pavement 『Spit on a Stranger』 -時制に幅がある詞で歌われているのは過去の恋?現在の恋?
◆Pavement Pavement は、アメリカはカリフォルニア州出身のオルタナティヴ・ロックバンドだ。90年代のオルタナシーンを代表するバンドながら、正直に言えば筆者はあまり詳しいわけではなく、ちゃんと聴き始めたのは今年の夏の終わり頃のことで、どのアルバムも聴き込んだといえる域には達していない。そんなわけで、いい加減な知識と感想をここに書くのは気がひけるのだが、好きなことには間違いないので、いつか自信を持ってファンだと言えるようになった日に加筆なり特集記事の投稿なりをした
【歌詞和訳】Teenage Fanclub『Sparky's Dream』 -瑞々しい恋心が切なく弾ける、ピュアなメロディと美しいハーモニー
◆Teenage Fanclub スコットランド・グラスゴー出身のギター・ポップ・バンド、"Teenage Fanclub"(以下 "TFC" )。1989年の結成から34年が経過した今もその作品の数々は少しだって色褪せていない、言わずと知れたレジェンド・バンドだ。彼らの特徴は、3人のソングライター(うち一人は2018年脱退)が生み出す普遍的でポップなメロディと、それを奏でる美しいハーモニー。サウンド的には、初期のざらついて歪んだノイジーなギターサウンドから、”Songs F
【歌詞和訳】The Wannadies『How Does It Feel?』 -理想と現実のギャップに対する葛藤を爽やかに歌い上げる強かさ
◆The Wannadies The Wannadiesは、スウェーデン出身のギター・ポップバンド。1988年に活動を開始しており、同国の他バンドと比べると、日本でも有名なスウィディッシュ・ポップの代表格であるThe Cardigansの4年先輩、洗練されたサウンドと紅一点ジェニーの美しいボーカルが魅力的なCloudberry Jamの3年先輩、スウェーデン語詞での作詞スタイルを貫く国民的バンドであるkentの2年先輩にあたり、この時代に活躍したスウェーデンのロックバンド
【アルバムレビュー】ラブリーサマーちゃん『THE THIRD SUMMER OF LOVE』 -良い曲・良い音・良い演奏…音楽のピュアな魅力が極まる超名盤
🟧THE THIRD SUMMER OF LOVE ラブリーサマーちゃんの現行最新アルバム “THE THIRD SUMMER OF LOVE” (通称 “3SOL”)の全曲について、一曲200〜300字程度の簡潔な感想に抑えることを目標とし、レビューを行う。 また、記事の最後には「好きな歌詞ランキングBEST10」を掲載している。素晴らしい歌詞の数々もこのアルバムの大きな魅力の一つなので、10個に絞るのは相当苦労した。そちらもぜひ併せて読んでもらいたい。 🟧全曲レビュー