霜降 第五十二侯 霜始降 しもはじめてふる 露の季節が終わり霜が降り始める頃。いまだに日中は暑い日もあるものの朝晩寒いと感じる日が増えたこの頃、節気は早や霜降となり今年もあと2ヶ月強。frostは印欧祖語で凍らせるprews-→ゲルマン祖語frustaz霜→古英語forstより。
第三十六候 大雨時行 たいうときどきふる 集中豪雨や夕立などの夏の激しい雨が降る頃 青空に湧き上がる入道雲が激しい夕立に変わり乾いた大地を潤す 入道雲即ち積乱雲はcumulonimbus、羅語で塊・積み重ねcumulusと雲nimbusが語源。猛暑真っ盛りだが既に夏の最終候。
第三十二侯 蓮始開 はすはじめてひらく 蓮の花が咲く頃。蓮はインド原産ハス科ハス属植物で英語名lotusは古代ギリシャ語lōtósからラテン語のlōtus経由。属名Nelumboはタミール語で青Nelumから、種小名nuciferaはラテン語で実nuxをつけるferaを意味する。