季節のかんし便り 〜 1月 〜
新しい年を迎えました。
都内は穏やかなお天気でしたが、どのようなお正月を過ごされましたか?
算命学的には旧暦で季節を数えますので、来月から新年となります。
新型コロナウィルスが世の中に広まり、一年が以前より早くすぎ去るのを感じるのは私だけでしょうか…
もちろん、年のせいだといえばそれまでですが。
たとえコロナウイルスがあなたを苦しませたとしても、大自然は世間の個人的事情とは無情に淡々と季節を迎えます。
そうなのです。大自然は情なく容赦なくです。
昔から災害が多い日本では、ひとが自然を支配するのではなく、共に生きていく道を選びました。
これが西洋との大きな違いです。
算命学では自然思考を身につけて、あなたの命式を見るとぱぱっと情景が浮かぶようにならないといけません。
「あら、草木ばかりですね…とか、水が多すぎますね」などの偏りがあったり、まんべんなく自然の情景は描けるようなひとなど。
あなたに何が足りないのか、それともあり過ぎるのか。
大自然に反した状態ですと、それなりに苦労が伴う人生となりますので改良が必要となってきます。それが算命学のいいところであり希望が持て救いがあるというものです。
そして大切なことは、そのことが『あなた自身を知る』ヒントとなるのです。
◆1月【小寒・大寒・癸丑】
*小寒〈しょうかん〉1月5日〜6日
いわゆる“寒の入り”という時期です。
これから冬の大本番。立春まで続きますよ、という意味です。
算命学は中国から渡ってきた学問ですので七十二侯(二十四節気を三つに分けたもの)は中国版で表現されています。(日本版と少し違う表現のところがあります)
例えば、小寒を三つに分けたひとつの第二侯に「鵲(かささぎ)が始めて巣を作る」とあるのですが、この鵲はカラスの仲間で、七夕に織姫と彦星が出会うために天の川の橋渡しをした鳥だそうです。
羽根を並べて橋の役目をしたとか…お話には欠かせないキーパーソン?(ひとではないですが)なのです。
私が思うには、1月丑月と七夕の未月が対中(相反するもの)になるため何やら関係があるのでは?とつい疑ってしまいます…
*大寒〈だいかん〉1月20日〜21日
この期間を過ぎ次に立春を迎え、季節の一巡となる。
立春の前日が節分の行事が行われる、というわけです。
*癸丑〈きすいのうし〉
(日柱にある方もご参考になさって下さい)
季節は晩冬で水気の多い環境です。
川(あなた)の周りには、氷雪が混じるようなジメッとした土に覆われています。それらが川に崩れ落ちないようにすることが必要です。水を濁らせてはなりません。
その場合、あなたの表現力や発信力により困難から救われるでしょう。
周りからは少しミステリアスに感じられるあなたです。
秘めたパワーを出来るだけ外に向けることで世の中の役に立ちますよ。
◆季節のひとりごと
少し過ぎてしまいましたが、お正月といえばお節料理。
各々の地方やその家庭だけのお節料理があると思いますが、私が子どもの時に好きだったのは昆布巻き。
「なんとも地味な…」と感じるかもしれませんが。
もちろん伊達巻きや栗きんとんも好きでしてたが、母が作ってくれた昆布巻きは、巻いた昆布の中に豚肉のかたまり肉がゴロっと入っており、子どもながらにニシンや鮭よりも美味しく感じたものです。
出汁と甘塩っぱく味の沁みた豚肉に、柔らかくいとも簡単に噛み切れ、昆布のヌルッとした食感がおいしい…
時間が経ち再度温めて食べると、ほどよい豚肉の脂が昆布のあいまってゴハンのおかず的地位も得られます。冷めても引き締まった昆布と豚肉の適度な弾力も嫌いじゃないです。
いい大人になった現在でも母にせがみ、これだけは作ってもらいます。
酢を少し入れることで昆布が早めに柔らかくなり硬くなりくいそうですよ。
自然界の法則に基づいて広がる人生の視野を、皆さん一緒に考えてみましょう。
智泉堂/清徳泉里
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智泉堂では、東洋占星術「算命学」を用いて個人鑑定を承っております。
約4000年もの歴史がある「算命学」は元々軍略として使われていました。
戦争のない現在、日本では『処世術』として扱われており、著名な政治家や活躍されている企業家、アスリートなど、算命学理論や東洋史観に携わる専門家らが付いている方々もいらっしゃいます。
ご自身の宿命を算命学理論で読み解くことで、人生はより視野の広い世界へと導かれ、あらためて自信と希望に満ち溢れた自分に気づくことができると思います。ぜひ、気負ず肩の力を抜いて。ゆったりとした気持ちで真の自分自身を知りに鑑定にいらして下さい。心よりお待ち申し上げます。