季節を感じる“暦”について。
こんにちは。
立秋も過ぎ、暑さの盛りからだんだんと、秋へと向かう日々に入りました。
1年の中で夏が一番好きな季節なので、
この時期になると、寂しさがじわじわと…
歳を重ねるごとに、すぎゆく日々、季節の移り変わりに
想いを馳せることが多くなってきました。
日本ならではの四季。
ぼーっとしているとあっという間に過ぎてしまう1年に
彩を添えてくれる大切な存在です。
季節ごとの行事だけでなく、草花、空の色、空気のにおい。
日常の暮らし、日々の思い出とも密接なかかわりを持っています。
そこで今日は、季節をより敏感に、
さらに豊かに感じられる「暦」について、
実はよく知らなかったことを反省し、
学んでいることをアウトプットしていこうと思います。
1.暦って?
暦は、時の流れを、年・月・週・日の単位で区切り、
わかりやすくしたもの。
カレンダーや時計がなかった時代、この区切りは
月の満ち欠けで決めていました。
しかし月の満ち欠け基準では1年は354日。
太陽が示す1年365日と乖離があり、実際の季節感と暦にズレがでてきます。
そこで、太陽の動きを元にした1年を24分割して、
季節に合わせた目安を作りました。
それを「二十四節気」(にじゅうしせっき)と呼びます。
2.二十四節気とは?
夏至、冬至、春分、秋分など聞いたことありましたが、
これらは「二十四節気」のひとつなんですね…。
24分割を図で表すとこんな感じです。
今年の立秋は、8/8日~。
8/8を思い出すと、東京の最高気温は36度…日中はうだるような暑さでした。
だけど、今日から立秋か…と思って外に出た朝、
風が少しだけ、涼しくなっていることに気づきました。
二十四節季は季節感の先取り、なんだそう。
これから次の季節に向かうスタートライン、といった感じでしょうか。
意識するだけで、細やかな季節の変化を味わえそうです。
ですが、なんと、
さらに、細やかな変化を感じられるものがあります。
それが、「七十二侯」です。
3.七十二侯とは?
七十二侯(しちじゅうにこう)は、
二十四節季の一気(15日)を、
・初侯
・次侯
・末侯
と5日ごと、3つに区切って、
その季節にふさわしい名前を付けたもの。
気候の変化や、動物、植物の様子が、短い文で表現されています。
こちらも、季節の“兆し”を細やかに表現しているものが多いようです。
二十四節季は古来中国で作られたものを今でも使っていますが、
七十二侯は、何度も改訂され、江戸時代に日本の風土に合わせて改訂されたのち、
現在のものは明治時代に最後に改訂されたものだそう。
4.まとめ
今日は季節を感じる暦、について記録してきました。
せっかく日本にいるからには、
四季の移り変わりを余すことなく、味わいたいと思います。
貴重なお時間割いてお読みいただき有難うございます。
また来週、お会いできたら嬉しいです。