氣づきの国語辞典「二十四節氣」立夏編
「立夏(りっか)」
5月6日頃。
太陽黄経(こうけい)45度
「立夏」とは春分と夏至のちょうど中間で夏の始まりの時期。
暑くも寒くもなく湿度も低めで風も心地よく過ごしやすい頃。
新緑の季節で九州では麦が穂を出し、北海道では馬鈴薯や
豆の種まきが始まり、蛙が鳴き出す時期。
「七十二候」では
第十九候 5月5~9日頃
蛙始鳴(かわずはじめてなく)
野原や田んぼで蛙が鳴き始める時期
それに合わせるように野山の若葉も瑞々しくなり、本格的な夏の到来となる。
第二十候 5月10~14日頃
蚯蚓出(みみずいずる)
冬眠していたミミズが地上に現れ始める時期。
ミミズには目がなく「目見えず」から「ミミズ」になったと言われている。
ミミズが掘ったトンネル→植物の成長に必要な氣や水の通り道
ミミズのフンは栄養豊富で畑の肥料になる
土を耕してくれるミミズは「自然の鍬」
第二十一候 5月15~20日頃
竹笋出(たけのこしょうず)
筍が顔を出す時期
日本原産の「真竹」は5~6月に旬を迎える
「竹」に「旬」で「筍」
成長がく縁起物としてお食い初めにも出される
一日に80~100センチのび、2~3ヶ月で20メートルにも成長する。
「筍」→竹の芽のことで食べ頃は土から出て10日ほど。
月の上旬・中旬・下旬という言葉は筍から来ている
次回は夏の「小満(しょうまん)」編!