- 運営しているクリエイター
記事一覧
東京で、わざわざ行きたい小さな書店へ
本も雑誌もスマートフォンやタブレットなどの情報端末で読むことが当たり前の現代。紙の本には逆境の時代ともいえますが、本との予期せぬ出合いが期待できる書店の棚は、今も昔も変わらず読書ファンをひきつけています。
特に、“独立系”と呼ばれるチェーン店ではない個性的な小売書店は、読書好きに支えられて、東京では増加傾向にあり、そのスタイルは十店十色です。
今回は、書棚ごとにオーナーがいるシェア型、店主が偏
【日記】文章を書くのに向いている人。10年書き続けて思うこと。
日常的に文章を書くようになって丸十年経っていたことに、ついさっき気がついた。
いやー、長いですね。っていうか、まじで早いですね。十年だよ。十年? ついこのあいだ書きはじめたばっかり、みたいな気持ちでいたのにさ。二十一歳の大学生だった私が三十一歳になり、ブログを書き、エッセイを書き、ライターになり、小説家になった。ここまで続けてこられてほんとうにうれしい。いや、ありがたいことです。
さ
【日記】「がんばれないコンプレックス」を克服するために必要だったこと
わたしはかつて、「がんばれない若者」だった。
自分でも、自覚していた。おそらく、自分がいちばん、自覚していた。「がんばれない」ことはもはや、コンプレックスの一つだと言ってもよかった。
がんばりたくないわけでは、決してなかった。むしろ、目の前のこと、たとえば部活や勉強や仕事に打ち込んでいる同世代の子たちを見ては、羨ましくなった。どうして自分には、”あれ“がないんだろう。のめりこめるもの、夢
泉鏡花のような流麗な文体をものにするために
自己紹介
曽祖父が直木賞作家と作家家系ゆえ、親戚にもひと昔前編集局長を長年つとめられた方など文学好きが多くございますが、どうも現代の編集者は売れること(読み手が主)で文学を語らうようです。これは1200年もの遡り、長い目で日本文学をみるならば、特異な時代と申すことができましょう。
こんな特異な時代で私は、純文学というものに読むのも書くのもはまってしまいましたので、twitterなどの活動を始めた
明治文学作家のような綺麗な文章(文語体)を書くために必要な3つの条件
自己紹介
曽祖父が直木賞作家と作家家系ゆえ、親戚にもひと昔前編集局長を長年つとめられた方など文学好きが多くございますが、どうも現代の編集者は売れること(読み手が主)で文学を語らうようです。これは1200年もの遡り、長い目で日本文学をみるならば、特異な時代と申すことができましょう。
こんばんはtagaです。
皆さまは文体が綺麗な作家と聞いてどなたを思い浮かべますか?村上春樹さんでしょうか?一人称単
セルフで見つける! 作家としての個性と方向性 Vol.2
前回の続きです。
目指す目標をはっきりさせ、
自分の現在地、悩みを明確にしました。
この後は、自分の強みや長所を見つけ、
弱点や足りないところを探し出します。
自分自身を、そして自分の作品を客観的に
見る必要が出てきますが、もちろん、
他の人から意見や感想を聞いていくと、
さらに正確に自分の立ち位置というものがわかってきます。
アマチュアの方の小説の講評をしていて
思ったのは、みなさん、なん
セルフで見つける! 作家としての個性と方向性 vol.1
「作家性の魅力発掘」サービスというものを
行っていますが、自分で見つけることはできないのか?
いや、できますよ。
自分を内観して、自分自身の作品を客観的に
見る訓練をしていけば、おのずと個性や方向性は見えてきます。
今回は、自分自身で、つまりセルフで作家性を
発掘していくやり方をお伝えしたいと思います。
まずは、【目的をはっきりさせる】。
何のために小説を書いていますか?
将来、どうなりたい
【本を読んで書き続けるしかない】仕事をしながら小説を書き続けるために必要なこと(2014年1月号特集)
※本記事は2014年1月号に掲載した赤川次郎先生のインタビュー記事を再掲載したものです。
とにかく書くことが楽しかった――中学生の頃から小説を書き始め、高校3年間で原稿用紙3000枚を書かれたとか。
兄が買ってきた『シャーロック・ホームズの冒険』を読んで、これなら書けるかもしれないと真似て書いたのが始まりです。ただ、原稿用紙は高いし、400字しか書けない。そこでレポート用紙に、今だと自分で