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なんのはなしですか。【長編小説】関連記事

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創作大賞にて投稿した『なんのはなしですか。』【長編小説】において、参考や引用として使用させて頂いた記事を集めたマガジンです。 こちらに収録されている記事の作者の方には小説の登場人…
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2024年6月の記事一覧

三年間。no+eの街の路地裏で「なんのはなしですか」と叫んでいた。

三年間。no+eの街の路地裏で「なんのはなしですか」と叫んでいた。

皆様ご存知の通りnoteの街の世界には、このような言葉があります。

だれもが創作をはじめ、
続けられるようにする。

この言葉を真摯に受け止め、且つ真面目に本気で力の限り三年間かけて、ありとあらゆる方法でこれを実践した話を書きます。

真実か嘘かの言及も致しません。強いて言うならば「なんのはなしですか」と感じていただければと願います。

はじまりは一つの言葉でした。「なんのはなしですか」という言

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魔法の言葉について思うこと【創作大賞感想文 #なんのはなしですか】

魔法の言葉について思うこと【創作大賞感想文 #なんのはなしですか】

 吉穂みらいさんが↓の記事を投稿なさいました。

この記事は、コニシ木の子さんの記事を踏まえたものなのですが…

みらいさんの記事の中で、私はこんな風に語っています。

 あれというのは、#なんのはなしですかをつけた記事がnote界隈を席巻している状況のこと、「魔法の言葉」「強烈なパワーフレーズ」と定義されているのは「なんのはなしですか」というフレーズです。
 吉穂さんにこんなことを言ったのか定か

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いただいたものは返したい、と彼は言った。【#創作大賞感想/#なんのはなしですか】

いただいたものは返したい、と彼は言った。【#創作大賞感想/#なんのはなしですか】

 私は焦っていた。
 なんでか。

 いや・・・だから。
 危ないから。

 危ないって!
 そっちは危険なの!
 その、———その路地裏は。  

 「課長」になった彼を、私はだいぶ前から知っている。
 と、思っていたが、遡って見ると、初めてコメント欄で話したのはたかだか1年半前のことだった。
 えっ。1年半しか経っていないの、という感じだ。
 もうその頃には「なんのはなしですか」には年季が入っ

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吉穂堂で会いましょう #5 読書会とアンソロジー企画

吉穂堂で会いましょう #5 読書会とアンソロジー企画

 文学フリマが終わっておよそ1ヵ月経過。

 燃え尽きて白目のまま低空飛行を続ける吉穂には、しかし、重大なミッションがありました。

 文フリのために現場を下見に行った時、ビリヤニを食べながら海人さんが言った「アンソロジーを作りませんか?」といった一言から「アンソロジー企画」が持ち上がっていたのですが、それ以前に、現在「#なんのはなしですか」で大バズり中のコニシ木の子さんと初めて会った時、

「読

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散歩日記【創作のようなもの】

散歩日記【創作のようなもの】

道を歩いていたら塀の上に座っている猫の姿が見えた。
この辺では良く猫を見かけるけれど、初めて見る三毛猫。
スラッとした美猫だった。
猫を見かけるとスマホを向けてしまう。
今回もそっと近づいた。

近くに行ってスマホのカメラをズームアップする。
こちらをじーっと見て、ちょっと警戒している、
でも、すぐに逃げはしないのが人慣れしている感じがした。

「こんにちは。かわいいね」
小さな声で話しかけながら

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📻️「みんなの口癖」| ИНК教養講座

「みんなの口癖」| ゲスト: Aさん

00:00 | 00:00

みなさん、こんばんは。
「みんなの口癖」の時間がやってまいりました。
今日のゲストは口癖評論家のAさんです。
(本人のご希望により、音声を変えて放送します😄)

ひとりごとがダダ漏れ【note始めて7ヶ月経ちました】

ひとりごとがダダ漏れ【note始めて7ヶ月経ちました】

177話目。
どうも、あおです😄
流れに乗っかると、思わぬことが起きる!
を実感しています。

今回は、『ひとりごと』回です。
書き連ねながら、頭の中を整理していきます。
なので、いつもの事ながら 着地点は分かりません。

『蒼広樹』と名乗り始めて約6ヶ月が過ぎました。

正直、まだ自分の事として馴染めていません(笑)
それが逆に良かったのかと思っています。

そもそも私は非常に消極的。(良く言

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【短編小説】不思議な喫茶店に訪れる転機

【短編小説】不思議な喫茶店に訪れる転機

〜前回までの作品は、こちらからどうぞ〜

再スタートの地で、来る日も来る日も待っていた。
いつかきっと、この街の誰かが気づいてくれるはずだ。

私が導かれた時のように。

そう思いながら過ごしていたら、気づくと3ヶ月も経過していた。

まるで、なんらスタートする前と変わらない。
コーヒーを淹れることが、上手くなったことを除いては。

そんなこの店にも、唯一来てくれる客がいる。

ただ、いつ来るか分

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【短編小説】路地裏の秘める魔力に魅せられて(後編)

【短編小説】路地裏の秘める魔力に魅せられて(後編)

▼ 前編は、こちら ▼

昨晩、雨に降られながら帰ってきた。

すっかり身体が冷え込んでしまった。
休む前に、湯船にしっかりと浸かった。

いつもより夜遅くなってしまったため、シャワーだけで済ませることも考えたが、自分に戻る時間がほしくて、湯船にお湯をためた。

こういうひと手間は、大事だと思っている。
たとえ、相手が自分だったとしても。

床に入ってからも、胸の高鳴りが止まらず、眠れたと思っても

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【短編小説】路地裏の秘める魔力に魅せられて(前編)

【短編小説】路地裏の秘める魔力に魅せられて(前編)

「さて…と。この先、どう生きていこうか。」

夕闇が濃くなり始めた時を、私はひとり歩いていた。

これまでは、「ちゃんとした人生を」と思い、普通に仕事をしていたが、一回離れてみようと思った。

「ちゃんと」という表現も、「普通に」という表現も、人によって様々だが、私がこれまでどのように過ごしてきたかは、想像にお任せしたい。

なぜかわからないけれど、今は仕事から、日々の喧騒とした世界から離れて、別

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はだかんぼうたち。

はだかんぼうたち。

6月なのに本格的な暑さになると言っていた日、それでも一階のこの部屋は26℃で、ちょっと暑いな…と思いながら、スマホに向かってお喋りをしていた。姿は見えないけれど、声と、中身を知っているno+eのお仲間がその先にいる。

海の近くに住む青年は、扇風機をまわしても30度を超える部屋で、上裸で。

コロコロと可愛らしく笑う、やわらかな関西なまりの女性は、すでにエアコンを入れた部屋で。

すっかりくつろい

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路地裏のモンスター

路地裏のモンスター

ねえ、知ってる?路地裏にチクリンっていうモンスターがいるんだよ。チクリンはいたずらが大好きで、いつも人をびっくりさせていたんだ。

でもある日、猫をびっくりさせようとしたら、ゴミ箱に落ちちゃった!ゴミ箱から出てきたチクリンの頭には、レタスの葉っぱがくっついていたんだ。

その姿がとってもおかしくて、路地裏の子どもたちは大笑い。いつも笑わなかった小さな子どもも、チクリンを見てくすくす笑い始めたんだ。

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しみず さん

しみず さん

昨夜は やたら眠気を覚え 早目に寝床に着いた

一度午前0時を周った頃に目が覚めた
尿意をもようし トイレに立つが
強い眠気に再び眠りに落ちた

次に目覚めたのは午前2時過ぎ
どうやら夢を見ていた

内容は残念ながら覚えていない

ただ 最後に聞いた一言は覚えていた

「シミズさんに確認してください」

そのまま起きようかとも思ったが
まだ眠いし まだ深夜 もう一度寝ることにした

寝ようとすると

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25mプールで卵焼きをつくる

25mプールで卵焼きをつくる

卵が一つしかない朝。
それでもお弁当の卵焼きを作ります。
いつもは卵を二個使うので、
理論上は卵焼き器を1レーンにすれば
いつも通りの厚みになるはず。

1レーン?
てことは
卵焼き器は2レーンだったんだ?
ほいじゃ
25メートルプールで作ってみたらどうなるん?

卵何個使うことになるかなあ。
とりあえず2回流し入れることにして。

卵液の半分を
全コースにゆきわたらせてスタート
各選手画面奥から

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