小説や漫画の中で話が長いものを読むのが苦手。
そんな私が夢中で読めた小説を載せていきます。
最高でした。もっと気持ちは熱くなっているのですが、表現が上手くできません。つまり、とに…
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言葉の港(2024秋ピリカ受賞作)
老人は窓越しに海を見ていた。
「鉄の船」が去った後のさざ波が、港の静けさを際立たせた。
かつて、老人はこの港で働いていた。
次々に運ばれる積荷の中では、無数の文字がひしめきあって、口々におしゃべりをしていた。
文字は、他の文字と惹かれあって、言葉になった。
仲良しの文字同士は、物語になった。
愛し合う文字同士は、詩になった。
出稼ぎを望む文字同士は、情報になった。
くっついた言葉を、そっと
彩りと心のしわあわせ【第1話】はじまりのとき
《あらすじ》
「誰でも、輝きを持っているはずなんだ。その原石を、一人ひとりが見つけられていないだけ。まかせたよ。」
わたしがまだ小さい時から、おばあちゃんは、こう話していた。
もしかしたら、おばあちゃんと言葉を交わしたこの日から、この挑戦は、すでに始まっていたのかもしれない。
【第1話】はじまりのとき
ある日、不思議な夢を見た。
あたたかい光が差し込む部屋に、わたしはいた。
目の前に
【エッセイ】遠き日の夢「虎吉の交流部屋プチ企画」
ドスンッ
「アイタタタ」
はじき出された衝撃で、したたかに頭を打った。
ドクンドクンドクン
小さな地震のような波が規則的に私の身体に伝わって来る。
『タイムリミットは3分です』
白装束の男は私にそう言った。
『分かったわ』
(カップ麺かウルトラマン?)
笑みがこぼれそうになるのをこらえた。
『時間に間に合わなければ…』
『私が……でしょ?』
男は深く頷いた。
『じゃあ、いってらっしゃい』
送
〔新生活20字小説〕その1
新しい食器棚に、古いマグカップがひとつ。
こんばんは。
こちらに参加してみます。
もし何か浮かべば、また書くかも知れません。もう何も浮かばないかも知れませんが💦
とりあえず今日は、これでお願いします!