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人前で食事するのが怖い…会食恐怖症を乗り越える心と体のアプローチ

息子が会食恐怖症になってしまったみたいで、それを改善する方法を教えて頂きたいです。

食事は本来、楽しみや幸せを感じる時間であるはず。
しかし、人前での食事が強い不安や恐怖を引き起こし、のどを通らない…
そんな状態に陥るのが

「会食恐怖症」です。



僕は、うつ、適応障害、パニック症候群、強迫性障害なども経験しています。
だから、息子さんと同じように、
僕も人前で食事をすることがとても嫌だったり
食事できない時期がありました…


食事をすることへの苦痛。
とてもよく分かります。


人前で普通に食事できる人からすれば、
何でそんなこと悩むの?
と思われるかもしれませんが、とにかく氣になってしまうんです…


こぼすんじゃないか…
変な食べ方しているって思われるんじゃないか…


色んな考えが
頭の中でぐるぐるしてしまって、ものすごく苦痛なんです…

今すぐにでも食事を終わらせて、
途中でもいいからお店を出たい!
一刻も早く家に帰りたい!
そんな氣持ちになるんです。


そして食事だけじゃないんです…
食事の約束すること自体が苦痛なんです。
約束すると、食べることが決定してしまうからです…

約束したその時点から
ずっと悩まされ続けるんです。
苦痛なのは、食事の時だけじゃないんです…


もし息子さんが
この症状に悩んでいるのなら、
どうにか力になりたいと感じるのは当然のこと。


お父さん安心して下さい。
少し時間はかかりますが

これは克服できる問題です。




「会食恐怖症」とは?その心理と体験を深掘りする

会食恐怖症とは、

外食時や人前で食事をする際に
過剰な不安や恐怖を感じ、
心身に影響が及ぶ状態を指します。


これは「社交不安障害」の一種として分類され、

「食べる」という行為が
異常に意識されてしまうのが特徴です。



たとえば、以下のような不安や恐怖を抱えることが多いです:

1. 「失敗するかもしれない」という強い不安

・食べ物が喉に詰まったらどうしよう。

・口からこぼしてしまったら、みんなに笑われるのでは?

・フォークや箸を落としたら、恥をかくのでは?

このような考えが頭をよぎるたびに、食事に集中できなくなり、緊張がどんどん高まります。



2. 「見られている」というプレッシャー

自分の食べ方や動作が、
他人にどう見られているかが氣になり、
普通に食べることが簡単でなくなります。
たとえ周囲の人が、
自分に注目していなくても、
「評価されている」という意識が離れません。



3. 「普通に食べられる人と自分は違う」という疎外感

他の人が楽しそうに食事をしている姿を見るたびに、
「どうして自分だけがうまくできないんだろう」と
自己否定に陥ることがあります。



4. 「逃げ場がない」という閉塞感

会食の場がまるで「戦場」のように感じられ、
食事を楽しむどころか、
耐えなければならない時間と感じてしまいます。



会食恐怖症がもたらす身体的な症状

心理的な不安は、カラダにも具体的な影響を及ぼします。

例えば
・喉が詰まったように感じ、食べ物を飲み込みにくくなる。

・手が震え、スプーンや箸を持つのも辛くなる。

・ 胃がむかむかして食欲を失う。

・全身が緊張し、座っているのも苦痛になる。


これらの症状は、本人にとって「ますます怖い」という悪循環を生み出します。



なぜ会食恐怖症になるのか?背景にあるもの

1. 過去の体験

子どもの頃、
給食や外食で食べ物をこぼしたり、
誰かに食べ方を注意されたりした経験が
トラウマとして残っている場合があります。



2. 完璧主義の性格

人前で失敗してはいけない…
みんなと同じように食べなければならない…
といったプレッシャーが、
恐怖心を助長します。



3. 疲労やストレス

体調が悪い時や精神的に疲れている時、
不安をコントロールする力が弱まり、
会食恐怖症の症状が悪化することがあります。



4. 自律神経の乱れ

緊張状態が続くことで
交感神経が優位になり、
消化機能が低下。
これが「食べ物が喉を通らない」という感覚に繋がります。



克服するための2つのアプローチ

1. 心のリフレーミング

会食恐怖症を感じるとき、
「どう見られているか」にフォーカスしてしまいがちです。
これを次のように切り替えましょう


「他人は自分を気にしていない」と認識する

他人は意外と自分のことで精一杯で、
あなたの食事の仕方に注目しているわけではありません。


「失敗しても問題ない」と思う

食べ物をこぼしても、
それが大きな問題になることはほとんどありません。
失敗を「楽しめる経験」と捉える視点が重要です。


リフレーミングとは、
物事や状況などの枠組み(フレーム)を変えて、
別の視点を持つ心理学の用語
です。
直訳すると「フレームを付け替える」という意味です。

リフレーミングでは、
ネガティブな考えや欠点として見えていることも、
物事の捉え方を変えて考えることで、
長所や利点として捉えることができます。
また、ピンチをチャンスとして捉えるような思考習慣が身に付き、
課題解決能力が高まります。

例:「コップに入った半分の水」を「まだ半分ある」「もう半分しかない」という2つの視点で捉えることができます。


2. カラダの調整

不安を軽減するためには、
自律神経を整えることが不可欠です。以下を実践してみてください。


深呼吸

食事前にゆっくり深呼吸を数回行い、
リラックス状態を作ります。
吸う時間より吐く時間を長くするのがポイントです。



良質な睡眠を確保

睡眠不足は緊張を増幅させます。
会食前日は特に十分な睡眠を心がけましょう。


  

軽い運動でカラダをほぐす

ウォーキングやストレッチで
自律神経を整え、
リラックスしやすいカラダを作ります。



実践アクションプラン

1. 家族との練習で小さな成功体験を積む

家庭でリラックスした状態で食事をする練習を重ねることで、少しずつ「人前でも食べられる」という自信をつけましょう。



2. 自分を責めない習慣を持つ

恐怖心が湧いても、
「またダメだった」と考えず、
「次はもう少し良くなる」と前向きに捉えましょう。



3. 食事に意識を向ける

食べることそのものに集中し、
味や食感を楽しむことで、
周囲の視線への意識をそらします。



4. プロの助けを借りる

症状が重い場合は、
心理カウンセラーやセラピストに相談することも効果的です。
認知行動療法などの科学的アプローチが有効です。



SHP(Super High Performer)への道:
恐怖を超える一歩を踏み出そう!

会食恐怖症は、克服が可能な問題です。


大切なのは、
少しずつ自分に優しく接し、
小さな一歩を積み重ねることです。



会食恐怖症の改善、克服に
今回の内容と、この記事のワークが役に立つかもしれません。
良かったら、ご一読いただき、参考にしてみて下さい。



息子さん自身の努力と、
あなたのサポートがあれば、必ず乗り越えられます。

あなたと息子さんの挑戦を心から応援しています!

Just Do It!





Online Program 呼吸と姿勢

運動、栄養、睡眠、生活習慣をトータルで高め、
SHP(Super High Performer=超健康体)を目指す!

もし1人できないと思う方は、僕と一緒にしましょう!

これもSHP(Super High Performer=超健康体)を目指すための「しかけ」と「しくみ」です。



BODY Change ブレスマスター 矢川 純
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BODY Change ブレスマスター 矢川 純
最後まで読んで頂き、有難うございます。チップは必要ありません。これからもあなたがSHP(超健康体)になるための記事を全力で執筆しますので、実践”して超元氣になって下さい!良い記事には「スキ」や「シェア」をお願いします^^