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2022年1月の記事一覧

ビートルズとフィルスペクター。そして、トニーシェリダン。 初めて知った新事実。

ビートルズとフィルスペクター。そして、トニーシェリダン。 初めて知った新事実。

僕はビートルズが好きだ。
ビートルズとは、中学生の時、ラジオで出会った。
もうすでに、15年以上前の話になる。中学生の僕はラジオを聴いていた。
すると、ものすごいイントロが流れ始めたのだった。

そう、実際はビートルズではなくて、東京ビートルズだった。
東京ビートルズが歌う、抱きしめたいを途中からテープに録音した。
途中からだったけれど、本当に衝撃的で、録音した音源は何度も聴いた。
あんまりにも素

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台所より愛をこめて。(連載:宇野千代さん、お話聞かせてください。)

台所より愛をこめて。(連載:宇野千代さん、お話聞かせてください。)

こんばんは。今日も一日お疲れ様でした。
仕事終わりの読書は、宇野千代さんの本でした。

宇野千代さんの言葉を味わうことが目的のマガジンです。
今日の言葉を紹介前に、興味のある方は、まえがきを読んでみて下さい。

まえがきのようなものこの企画の背景や想いについては、以下の記事をご参照ください。

バックナンバー今までに紹介させていただいた記事は、以下の通りです。
興味を持っていただけたら、遊びにいら

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思い出あるから、生きてゆける。

思い出あるから、生きてゆける。

2021年おじいちゃんが亡くなった。
おじいちゃんは、90歳だった。
おばあちゃんは60年以上も寄り添ったパートナーを失ってしまった。

もともと肺の持病があったおじいちゃんは、いつどうなってもわからない。

けれど、あれこれ5年以上前から言われていたことなので、もう意外と大丈夫だって、本人も周りの人たちも思っていた。

けれどけれども、「死」はふとした瞬間に突然やってくる。ある日「とても苦しい、

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頑張っても、その程度のしあわせか。木皿泉さんのことば。

頑張っても、その程度のしあわせか。木皿泉さんのことば。

頑張った先にあるものはなにか?
お金が欲しい、車が欲しい、社会的地位が欲しい。世の中には欲しいものが溢れている。

そんな世の中を、木皿さんはこう語る。

みんなが思い描いている想像の幸せは、果たして、頑張る価値があるものなのか。今改めて考えさせられる。

何気ない発見。ザリガニがいる河。

何気ない発見。ザリガニがいる河。

在宅勤務が当たり前の日々が増えた。
朝ぎりぎりまで起きて、パソコンをつける。
そんな生活を続けている人も多いと思う。

初めて在宅勤務が始まった時は、不思議な感覚だった。けれど、気づいたら結構たくさんの時間を使えることに気づいた。

朝起きたら、顔を洗って、歯を磨いて、お茶を飲んで、着替える。そして、近所の公園に散歩に出かける。

これが結構楽しいのだ。
だんだんと顔見知りも増えてくる。
掃除のお

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意外と大きい、「最後の晩餐」

意外と大きい、「最後の晩餐」

2017年にイタリアのミラノに行った。
目的は特に無かった。
美味しいスパゲティが食べられればいい。
そんな理由で、ノリで決めていたと思う。

ホテルについて、有名な観光地を調べたら、「最後の晩餐」があるぞ。という話になった。

「最後の晩餐」はもちろん知っていた。

教科書に小さな図解がついていて、キリストの最後の夕食が描かれた、謎かけも入った絵画だということも、なんとなく理解していた。

すぐ

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ナポレオンが愛した、赤い教会(リトアニア、ビルニウス)

ナポレオンが愛した、赤い教会(リトアニア、ビルニウス)

スマホの中にある昔の写真を見ていた。
そうしたら、2017年にリトアニアに訪れた時の写真をみつけた。5年前の写真だとは思えないほど、まるで最近の出来事のように思えた。

いくつもある写真の中で、特に印象的だった写真がある。それは、ナポレオンがフランスに持って帰りたいと言った、赤い教会だ。

赤い教会は、街の中心である広場から少し歩いたところにある。初めて見た時、華やかな境界とは違う美しさを感じた。

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アムステルダムのタクシー運転手と話した、忘れられない会話。

アムステルダムのタクシー運転手と話した、忘れられない会話。

2016年の6月頃だった。
アムステルダムの駅から、ホテルまでタクシーに乗った。アムステルダムの駅には、(確か)テスラのタクシーが結構停まっていた。今のようにテスラが大ブレイクする前だったけれど、アムステルダムでは補助金が出始めて、テスラを購入することが政策的に進められていたらしい。

そんななか、ベンツのタクシーに乗った。当時は運転手さんと話すのが好きで、助手席に乗った。

助手席に乗ると、運転

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自然栽培の仲間たちからの、おくりもの。

自然栽培の仲間たちからの、おくりもの。

先日、「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則さんのインタビューをみた。

木村さんは、自然栽培という方法で、りんごや野菜を育てている。自然栽培とは、簡単にいうと、農薬を使わない農法だ。肥料を使って育てることが、当たり前の農業で、木村さんは、肥料無しの自然栽培を広めている。

自然栽培の農法を人に伝える時に、木村さんはお金は取らない。「自然には特許がない」と持論を展開し、全国各地、中国や韓国にまでいって、

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あふれでる涙、「おばあちゃん、ティッシュちょうだい」のはなし。

あふれでる涙、「おばあちゃん、ティッシュちょうだい」のはなし。

久しぶりにおばあちゃんの家に遊びに行った。
美味しい焼き肉をしながら、色々と話した。

「やっぱり、ティッシュの話は忘れられないなぁ」

ふと、おばあちゃんが話し始めた。

「ティッシュの話ってなに?」

僕がそう訊くと、
おばあちゃんは「ティッシュの話」を話し始めた。

「それは、あなたが3歳か、4歳の時だった。あなたのお母さんのお父さん、つまりあなたのおじいちゃんが癌で亡くなったの。60歳だっ

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「運動不足の方は、きのこを食べよう」という広告について。

「運動不足の方は、きのこを食べよう」という広告について。

運動不足の方は、きのこを食べよう

近所のスーパーの野菜売り場を見ていたら、こんな宣伝文句を見つけた。

そうなのか、きのこは運動不足にいいのか?

うん?
ちょっとおかしいなぁと思った。

運動不足の解決策は、運動することだ。
きのこをたべることは、間接的には役に立つだろう。

けれど、運動不足の方はきのこをたべよう、は実は運動不足の解決策ではない。

普段の生活の中で、単純な問題は、結構複雑化

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「もし、あなたが祖母に長生きして欲しいなら」 宇野千代さんのことば。

「もし、あなたが祖母に長生きして欲しいなら」 宇野千代さんのことば。

まえがきのようなもの

宇野千代さんの『行動することが生きることである』をじっくり読む企画を始めて見ました。そのきっかけについては、こちらをご参照ください。

必要とされる、生きがいが生まれるもし、ほんとうにあなたが、あなたの祖母にもっともっと長生きをしてもらいたいと思うのであったら、一日中、祖母のあとを追い回して、「おばあちゃん、おばあちゃん、あなたがいないとこの家は、一日も廻っては行かないので

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「森に、あう」は、「森で、あう」じゃない。

「森に、あう」

その言葉から想像するものは何か?

「公園にいこう」とか、
「山にいこう」「自然に行こう」とか、
そういうことを、ついつい考えたりする。

本当にそうだろうか?

このあいだ、農家方から、野菜と果物を直接買ってみた。環境にやさしい育て方をしている、「有機野菜」と「自然栽培」の箱詰めセットだ。

目の前に広げた野菜と果物をみて、想像した。
自然の中で、種を植え、苗が育ち、収穫し、箱

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「追っかけるより、追っかけろ」宇野千代さんが語る、気持ちよく生きる術

「追っかけるより、追っかけろ」宇野千代さんが語る、気持ちよく生きる術

今日はあっという間の一日だった。

朝5時前の電車に乗り、職場には6時半に着いた。
会社に着く前に、コンビニでカップそばを食べたら、思いのほか、おいしくて、嬉しい気持ちになった。

食べ終わった後には、ぽかん、とした。

朝は8時から13時まで、一瞬の休みもなく、打ち合わせだった。目まぐるしいほどに、色々な状況が変わり、頭の中がぐるぐるした。けれど、なんとかやりたい方向で進めることができた。

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