マガジンのカバー画像

Daily Giraffe.com

568
運営しているクリエイター

記事一覧

ドライブから見える風景

ドライブから見える風景

学生の頃は、ドライブというか、自分が運転することが嫌いだった。

交通事故の悲惨な映像やらニュースを見ていると、それが他人事には思えず、こんなリスクを冒してまで、運転したいとは思えなかったのだ。

そんな自分も気付いたら、祖父が乗っていたヤリスを引き続き、週末はほぼ必ずドライブする日々を過ごしている。

基本的には近場でショッピングしたり、公園に行ってみたりする。

たまに長距離ドライブもする。先

もっとみる
覚えてないなあ(細野さんとタツローさん vol.2)

覚えてないなあ(細野さんとタツローさん vol.2)

先週に引き続き、今週もDaisy Holiday!を聴いた。

細野さんとタツローさんの対談の続きということで、先週の楽しみのひとつだった。2人とも大滝詠一さんと深く関わり合い、もっと時間を過ごしておけばよかったと、何かのインタビューで話していたので、会いたい人に会える時にあっておくことは、人生において後悔しないための秘訣なのかもしれません。

タツローさんが過去の出来事について、細野さんに質問す

もっとみる
ベースは仕事だからね(細野さんと山下達郎)

ベースは仕事だからね(細野さんと山下達郎)

たまたま細野さんのラジオを聴こうと思ったら、なんと山下達郎がゲストだと知って驚いた。

いつもはRadikoで録音された番組を聴いていたのだけれど、今日は何かのご縁であると思い、夜中の1時からラジオを聴いてみることにした。

学生時代は、Radikoなんて便利なものはなかったから、予定の中に好きなラジオ番組を組み込み、それまでに勉強を済ませたり、ときには勉強しながらラジオを聴いたことを思い出した。

もっとみる
さみしいときに、読む手紙。

さみしいときに、読む手紙。

高校生の時から手紙が好きで、よく友人や家族にその時々の気持ち(大体はお祝いや感謝をつたえる手紙ですが)を書いていた。

先日おばあちゃんと昔はよく手紙を書いたよねっていう話をしたら、

寂しくなったときに手紙を読む事があるのよ。
いろんな思い出が頭に浮かんできて、もうここにはいない人たちが、まるでそばに居るようなそんな気持ちになれるの。

そんな話をしてくれた。今はメールやSNSでやり取りする事が

もっとみる
車の中で浸る音楽の時間(ペットサウンズ、Revisit)

車の中で浸る音楽の時間(ペットサウンズ、Revisit)

音楽を一番聴いたのは、お金がなかった頃。

何度も何度もレコードをすり減らして聴いたもの。

そんなことを、大滝詠一さんと山下達郎さんが、いつかの新春放談の中で話していて、その話を思い出すたびに、自分もそうだなあと思う。

隣の市の図書館まで、灼熱の道をチャリを飛ばして借りた「ペットサウンド」は今でもその音楽は、当時の思い出や風景とともに、目の前に浮かんでくる。

最近は、車で出かける事が多く、棚

もっとみる
灼熱のマラソン

灼熱のマラソン

パリオリンピックも、盛り上がりを見せて無事に終わり、今日は祝日。

もう一つの戦いが、始まった。
負けられない戦いが、始まった。

最後の戦いは、2ヶ月前。惨敗だった。

戦いと大袈裟に書いてはみたけれども、
実際は「床屋さんで待たずに髪を切る」ということで、たいしたことではないのですが。

まぁじぶんにとっては、たいしたことなのです。

なぜかというと、一人当たり50分程度をかけて髪を切ってる床

もっとみる
最もベターを追い求めて生きてみる

最もベターを追い求めて生きてみる

結局のところ、人生は最もベストな答えをいつも求めることができるわけもなく、結局複数あるうちの選択肢から1番良いもの、つまり最もベターなものを選んで、私たちは生きていかなければならない。

今まで生きてきて、小さい頃から自分が1番欲しいものはなんですかとか、1番やりたい事は?とか、とにかくベストな、一番良い唯一のものばかり求めてきたけれど、大人になればなるほど、唯一のベストの答えを見つけるこは、もの

もっとみる
1936年7月19日

1936年7月19日

1936(昭和11)年の7月19日に、何があったかご存知ですか?

いまあなたは、この記事をどこで読んでいらっしゃいますか?

ご自宅でしょうか?

会社でしょうか?

カフェでしょうか?

車でしょうか?

それとも、電車でしょうか?

もし電車だとしたら、クーラーがあなたに心地よい冷風を送っているのではないでしょうか?

そうなんです、この日は初めて冷房付き電車が誕生した日なのです。88年前か

もっとみる
じぶんの体験でさえ忘れてしまう、わたしたち。

じぶんの体験でさえ忘れてしまう、わたしたち。

日々を暮らしていると不思議な事はよくあるもので、今日仕事をしながら、たまたま机に置いてあったショーペンハウアーの『知性について』という本を開いてみた。

たまたま開いた箇所が、胸にずしりと刺さる言葉だったりすることは、珍しいようでよくあったりする。

冒頭に引用した文章は、まさに、今の自分にドンピシャな内容だったから不思議である。

最近は多忙にかまけて、何か自分が感じたり、学んだりしたことを何か

もっとみる
ビールを勧める医者(何のための健康か)

ビールを勧める医者(何のための健康か)

おばあちゃんは、大のビール好きで昔は毎日飲んでいた。

80歳を過ぎた今も、毎日ではないが、週に何度か冷えたビールを楽しんでいる。

そんなおばあちゃんが、70歳になった時、行きつけのお医者さんにきつく言われてしまった。

「もういい歳なんだから、ビールはやめてくださいね。身体が何よりですからね。年相応に振る舞ってくださいね」そんな言葉で、注意されてしまったのだ。

「そうはいっても、ビールは好き

もっとみる
空港の景色は、まるで映画のワンシーン

空港の景色は、まるで映画のワンシーン

先日、久しぶりに羽田空港に行った。
コロナのことなど、忘れてしまったかのような、人だかりで驚いた。

友人が海外から帰ってくるので、迎えに行ったのだけれども、いつも空港に行くたびに様々なドラマを目の当たりにする。

長期留学に行くであろう、女子大学生を見送る両親。笑顔で見送った後にお父さんが涙ぐんでる姿。

海外から日本に住むであろう人たちの集団。先に日本に住んでいる仲間が、後から来た仲間を迎えに

もっとみる
幼稚園の花火

幼稚園の花火

近所を散歩していたら、幼稚園で打ち上げ花火が上がっていた。

ビニールシートに座る園児たちが、花火が上がるために、目を輝かせ、歓声を上げている姿を見ていたら、なんかじんときた。

知らない世界をしること、普段とは違う出来事を新鮮な眼差しでみることは、本当に美しいことだと思った。

大人になると同じような毎日が続くように思えるけど、幼稚園で過ごす時間がいかにあっという間か知っている年頃なので、この感

もっとみる
重い腰を持ち上げて

重い腰を持ち上げて

先日87歳になる祖母とドライブに出かけた。
昔は早歩きで有名だった祖母も、今は杖をついて歩くようになった。

高齢者向けのスポーツ施設に通っていたが、気持ちがついていかず、最近は家の中で1日を過ごすことが多くなっている。

人間って、ほんとうにすごいことは、やってみないとわからない。だから、もっと自由に歩きたいという祖母を連れて、とある公園を訪れた。

そこでゆっくりでもいいから、散歩しようと言う

もっとみる
おいしい珈琲との巡り合い

おいしい珈琲との巡り合い

ほんとうにおいしい。
先日泊まったホテルのカフェで、コーヒーを一口飲んだ時、思わずつぶやいてしまった。

飲んだ瞬間から味の濃さ香りが口の中に広がってきて、すぐに飲んでしまうのはもったいない位だった。

今コーヒーはどこでも手に入る時代。
コンビニに行けば100円でコーヒーが飲めるし、マクドナルドも、スターバックスもあちこちにある。

ただ本当においしいと思えるコーヒーって実はそんなに多くない。

もっとみる