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素敵な骨董箱🌹

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個人的に素敵だなぁと感じられたものたちが集められています。
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クリストフォリによる世界最初のピアノで奏でるスカルラッティのソナタ

イタリアルネサンス期にローマ教皇を生み出し、ダ・ヴィンチやミケランジェロやガリレオ・ガリレイを養い、フィレンツェの君主として長く君臨したメディチ家に雇われていた楽器職人が、バルトロメオ・クリストフォリでした。

当時のメディチ家は衰退期にあり、1737年にはメディチ本家は家系断絶。しかしながら、史上最大の芸術パトロン最後の矜持か、クラシック音楽の象徴ピアノを最後に生み出すことに貢献したのち、歴史の
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大好きな雑貨屋さん♪

大好きな雑貨屋さん♪

こんばんは!こころです♪

minneという手作りのものを販売しているアプリを見てファンになったところの実店舗についに行ってきました✨✨☺️

前も記事にしたのですが、本当にここのデザインが大好きで◡̈❁♡

色合いといい、発想といい、とにかくお気に入りです♪

カードを何枚か買ったので、友人の誕生日にプレゼントをするつもりです♪

幸せな空間でした☺️

それに、その通りには他の可愛い雑貨店も多

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色彩のポリフォニー -シャガールの魅力

色彩のポリフォニー -シャガールの魅力

 
 
【月曜日は絵画の日】
 
視覚芸術において、単に色が沢山あるから、鮮やかに感じるわけでもない。それらが、様々な意味を持った時に、生き生きと輝き始めます。
 
20世紀の巨匠シャガールが残した絵画は、色彩が様々な階層で踊りだす、絵画史上有数の鮮やかな絵画です。

マルク・シャガールは、1887年、現在のベラルーシ生まれ。19歳の時にサンクトペテルブルクに出て、様々な職に就きながら、何人もの教

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確かな幸せ

確かな幸せ

「満足」って、いい響きがしますね。

特定の分野で向上・改善できるのに、そうしないままで満足すべきではありませんが、自分の境遇については、心安らかで満足していることができます。

パウロはこう書いています。

この時、パウロは牢屋に捕らえられていましたが、そんな境遇にあっても、満足していたのです。

ここで満足と訳された言葉は、平静心と関係しており、何事にも動じることのない平安があることを意味しま

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メイクやファッションは自分を守ってくれる鎧であり、武装でもあるのだなという話

メイクやファッションは自分を守ってくれる鎧であり、武装でもあるのだなという話

こんにちは、お元気ですか?

私は体調を崩していましたが、少しだけ持ち直してきました。
健康な日ってもしかして、月に2,3日しかない気がしてきました…
まだ、ギリギリ20代のはず。きたる30代をなるべく健康に迎えたいです。

週末、ずっと観たかった映画『ラストマイル』を観てきました…!
『アンナチュラル』がドラマで一番大好きなので、観るのが本当楽しみでした。
パートナーが夜ご飯の時に観ていたので、

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空を旅する 

空を旅する 

東京ステーションギャラリーにて行われている「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」展へ行ってきました。

フォロンについては、全く知らなかった私。
でも、予告案内の絵をひと目見ただけで、一気に惹きつけられ、これは絶対見に行こうと心に決めたのでした。

柔らかな色彩に、何処か不可思議な世界観。
日常と空想の間を、行ったり来たりしているような。
どちらが本物でどちらが真実か、わからなくなるよう

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アンドリュー・フレンダーとリユースされた作品/アウトサイダーアート

アンドリュー・フレンダーとリユースされた作品/アウトサイダーアート

アンドリュー・フレンダーとリユースされた作品/アウトサイダーアート
アンドリュー・「グランパ」・フレンダー/ANDREW "GRANDPA" PFRIENDER

アンドリュー・フレンダー(アンドリュー・「グランパ」・フレンダー/ANDREW "GRANDPA" PFRIENDER/1909-1986/ブリックリン生まれのアウトサイダーアーティスト)
(註)アンドリュー「グランパ」フレンダーは、画

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フジ子・ヘミング女史へ捧ぐ

フジ子・ヘミング女史へ捧ぐ

悲しいね

「一人でも幸せだった」と言える人は聞いたことがない

ピアノに一生を捧げて

苦労を苦労とも思わず 懸命に生きている

それが「人の本当の姿」なのかも知れないけれど

生きることのむつかしさ

「幸せの形」なんか ありゃしない!

苦しみの中で 一瞬感じる「安らぎ」があるとすれば

それが「幸せ」ってものかも知れない

長続きしない幸せだからこそ「幸せ」なんだ!と思う

自分でピアノの

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陽光の下で深淵を覗く -エリザベス・グラスナー[Head Games]

陽光の下で深淵を覗く -エリザベス・グラスナー[Head Games]

 某日、六本木ピラミデビル。

 エリザベス・グラスナー「Head Games」(7月2日~8月31日)@ペロタン東京

呼び起される無意識

 展示作品は、反射的に、その意味を問いたくなるものばかりだ。

 もちろんのことだけど、作家の持つ意図はきちんと存在する。

 ただ、作品の前に立って対話(自分と?)していくうちに、意味の追究は、する必要がないのではないかという気になってくる。

 冒頭に

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パリの老舗画材屋セヌリエに行って来ました。

パリの老舗画材屋セヌリエに行って来ました。

こんにちは。いつも淡々と絵を載せてるだけなので、たまには文章も書いてみようと思います。
透明水彩絵の具を求めて、パリにあるセヌリエの本店に行ったのでレビューします。

セヌリエは1887年にギュスターヴ・セヌリエによって創業された歴史あるフランスの老舗画材店で、当初は高品質の油絵の具を作っていたそうです。
ピカソやセザンヌを始めとする印象派の画家達を常連客に抱え、この錚々たる客人達が御来店の際には

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聖クリストファー 〈キリストを担ぐ者〉に励まされる

聖クリストファー 〈キリストを担ぐ者〉に励まされる

ここ2ヵ月ほど取り組んでいる自己改革が、なんだかしんどくて
いい加減もう変わりたいんですけれども~
疲れたよ~~
と、ときどきボヤきます。

長年思い込み、刷り込みされてきたことって、
どうしてこう変えられないんでしょう。
もうちょっと助けてくれてもいいんじゃないの~
どうするの~これ~
と、半ギレしつつ、カードに問うてみました。

最初に出たのが、聖クリストファー。
「セイフ・トラベル」というカ

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不思議の国に誘われて

不思議の国に誘われて

突然現れたシロウサギを追いかけて不思議の国に迷い込むアリス。そのへんてこりんでちょっぴり怖い物語に初めて出会ったのは幼稚園のときだった。家族の誰かがディズニー版「不思議の国のアリス」のビデオをレンタルしてきたのだ。

今となっては魅力的だと感じるアリスの世界だが、正直いうと当時は苦手だった。ずっと笑っているチェシャ猫も、クレイジーな女王も、いもむしも。その世界観がどことなく不気味で怖かったのだ。

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幻想を報告せよ -公務員カフカの冒険

幻想を報告せよ -公務員カフカの冒険

 
【水曜日は文学の日】
 
 
ある朝、普通のサラリーマンが毒虫になってしまう小説『変身』で名高い小説家フランツ・カフカは、本当に不思議な「ありよう」の作家です。
 
個人的に興味深い作品は何個かあれど、なぜここまで研究者から読者まで、惹きつけてやまないのか、ちょっと驚くようなところがあります。
 
私が今興味があるのは、彼の「生き方」と「書き方」です。
 
それは、一見新奇なようでいて、実は、

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書籍レビュー『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』堀内都喜子(2020)よく働き、よく学び、よく遊び、よく眠るフィンランドスタイル

書籍レビュー『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』堀内都喜子(2020)よく働き、よく学び、よく遊び、よく眠るフィンランドスタイル


最近、北欧が熱い!個人的に北欧は最近、
気になっている地域なんですよね。

昨日紹介したゲーム
『It Takes Two』は、
スウェーデンのゲームですし、

以前紹介した映画『ラム』は、
アイスランドが舞台の
作品でした。

(制作はアイスランド、
 スウェーデン、
 ポーランドの合作)

近年、私が気に入っている
フライングタイガーという
雑貨屋さんは
デンマーク発祥のお店です。

そんな

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