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私の人生-About My Life

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私が書いてきた記事のうち「私の人生」にまつわる記事をまとめています。
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#札幌

【自己紹介】私の人生のもくじ

【自己紹介】私の人生のもくじ

〈最終更新日:2024年5月3日〉
※筆者は現在33歳

この記事は、私の自己紹介+もくじ記事であり、フォロワーさんが100名を超えた時に書いた記念記事です。31歳札幌の男性会社員がどんな人生を歩んできたかについてまとめています。

記事内には、私の人生のターニングポイント記事のリンクをいくつか貼っていますので、目次代わりにも使ってみてくださいね。

[0]まずは圧倒的感謝2022年7月2日時点で

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流星ロマンチスト。

流星ロマンチスト。

しばらく星を見ていない。
ということは流れ星も見ていない。

友だちが突然「いやぁ、おれ最近、星見てねぇわぁ」って言い出したら、ふつうは「なんやこのロマンチスト」ってギョッとするかもしれないけど、私ならギョッとしない。私は流星ロマンチストだから。

むしろ「そうなんだね」と共感し「俺もしばらく見てないよ」という言葉をグッと飲み込むことと思う。

いまは札幌に住んでいるんだけど、夜になっても星が見え

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桜を見たことがなかった。

桜を見たことがなかった。

タイトルの通りである。生まれてからある程度の年齢になるまで桜を見たことがなかった。うそじゃない。はじめてこの目で桜を見たのは、高校1年生のときだ。

札幌にお住まいの方ならば大いに共感してくださることと思うのだけど、札幌の人にとって「春=桜」ではない。

こっちの桜はたいていGW前後に咲くからだ。入学式シーズンに桜は咲かない。少し後なのである。

それから桜といえばみなさん決まって「ソメイヨシノ」

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ころがらない雪だるま。

ころがらない雪だるま。

私が暮らす街は雪が積もる。

小さなころ、冬の朝に布団からドタドタと勢いよく出て、リビングの大きな窓から外をみると、世界は雪でマッシロになっていて、私たち兄妹は「わぁ〜!」と大興奮だった。

冬のとても寒い日の雪を手でさわると、まるで砂のようにサラサラしている。よくわからないけど、雪の中の水分が凍っているのか、とにかくサラサラしている。こういう日に雪玉を作っても、うまく固まらない。サラサラしている

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パルコに行けない田舎者。

パルコに行けない田舎者。

パルコ。ファッションビル。
全国に17ヶ所あるらしい。17パルコだ。

パルコは全都道府県にあるわけではないようだが、我が街札幌には1パルコがある。

札幌パルコは札幌市内の大通地区、通称4番街にドドンとそびえている。なぜ4番街と呼ぶのかは一切気にしなくてもいい。なぜなら私も分からないから。

この記事をご覧になっている方々の中に、思い思いのパルコがあるはずだ。みなさんにとってのパルコはどんなパル

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黄色いワンピースの女性。

黄色いワンピースの女性。

大学を除籍になりハローワークに行った。
よく分からないまま仕事を探しにハローワークに行った。たしか24歳のときだったと思う。

ハローワークに行くと、高齢者が多い。
おじいさん、おばあさんの中に20代の私が混ざり、パソコンをカチカチやって仕事を探す。

とは思わなかった。
むしろ、ここからだ、と思った。



なんやかんや、広告代理店から内定が出た。小規模の昔ながらの広告代理店。新聞広告の営業の

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夕日の思い出。

夕日の思い出。

北海道の田舎で育った。

夏の夜は家の裏にある田んぼでカエルがガーガー鳴いていた。家の中にカエルが入ってくることもあった。

暑い夏の夜は、父と母が庭でお肉を焼く準備をしてくれて、兄妹4人と近所の子どもたちと一緒にお肉を焼いた。

夏の夜、私は花火をやるよりも、星をみている方が好きだった。じーっと星をみていると、ゆっくりと動くきらめきがいくつかみえる。

「あれはUFOなの?」と父に聞くと「あれは

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【自己紹介】札幌に暮らす私のことを、改めて書くから読んで【ポロリあり】

【自己紹介】札幌に暮らす私のことを、改めて書くから読んで【ポロリあり】

新春対談です。この記事は。
新聞とかであるよね。

どこかで見たことがある気がするフォーマット。

はて。

どうか誰にも怒られませんように。
神様どうかお願いします。
怒られませんように。

いやぁ、お正月だにょーーーん。
(主催 : itdk)

今回参加したのは イトーダーキ です現在 : 生命保険外交員のくせに、ひたすらnoteでエッセイを書いてる人。

itdk : あなたは誰ですか?

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私の大学生活と除籍と居候。

私の大学生活と除籍と居候。

私は大学を除籍になっている。

除籍とは「あなたはこの大学に、そもそもいませんでしたよ」という意味合いのものらしく「中退」よりも重い。私は履歴書上は高卒である。

大学を除籍になる方法は主に2つ。

私は、[2]学費未納である。

どこにある、どんな大学を除籍になったか。

北海道の小樽市にある、1910年創立の小樽商科大学。北海道では、北海道大学に次ぐ、自称北の名門で、国内唯一の単科大学であり商

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地下鉄で見かけた変なおじさんと金髪美女の摩訶不思議な光景。

地下鉄で見かけた変なおじさんと金髪美女の摩訶不思議な光景。

私は生まれてこの方ずっと札幌在住だ。

2013年の3月、大学生だった私は1人で地下鉄に乗っていた。どうして1人で地下鉄に乗ってたのか、どこに向かってたのか、そういう細かいことはすっかり忘れちゃった。10年近く前のことだから。

時間帯も忘れてしまったけど、早朝じゃないのはたしかだ。昼間だったはず。

とにかく私は、大学生の頃1人で地下鉄に乗っていた。で、その車内で摩訶不思議な光景を目撃した。

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夜の神社のカマドウマ。

夜の神社のカマドウマ。

私の仕事は生命保険外交員であるから、仕事を始めた頃はつらかった。何がつらかったかと言うと「知り合い」に営業をしなければならないこと。

「あ、ひさしぶり、
 今度俺の話聞いてくれない?」

うーん、嫌だ。当時の私は知り合いに嫌われることが嫌で、積極的に知り合いに連絡をすることはしなかった。

……

今から2年前の10月、妻との新婚旅行も兼ねて島根県出雲市に行った。妻が「いつか出雲大社に行きたい」

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26歳の時、2週間の横浜出張で感じた東京・横浜と札幌のギャップ。

26歳の時、2週間の横浜出張で感じた東京・横浜と札幌のギャップ。

「ねぇ、2週間くらいなんだけど、本社がある横浜で生活してもらえる?」

前職時代、女性上司からこう言われた私は、少し迷って「はい」と答えた。少し迷ったのは、私が札幌を離れたくなかったから。私は生まれてこの方、今日に至るまで札幌で暮らしている。

「2週間かぁ」

2週間と言えども、なんやかんや数ヶ月に延長されて、それでなし崩し的に札幌を離れさせられるんじゃないかと疑った。「クリスマスまでには帰るか

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最初の一歩を踏み出すために必要な考え方を早大生から教わった。

最初の一歩を踏み出すために必要な考え方を早大生から教わった。

今から数えること6年前(たぶん)。私は、とある若手経営者と、夜の札幌はススキノでご飯を食べた。初対面で。

彼は私と同い年で当時26歳。東京の出身で大学は早稲田大だった。大学卒業と同時に起業したらしい。

私はといえば、東京の1/10の規模の札幌出身で、大学は小樽商科大学なんていう地方”国立”大学ってことだけを鼻にかけていて、1回目の転職をして人材系ベンチャーにいた。サラリーマンだ。

同い年だけ

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夏らしいことを始めた瞬間、人生が変わり出した【Ep.4/全4回】

夏らしいことを始めた瞬間、人生が変わり出した【Ep.4/全4回】

全4回にわたってお送りする
私が体験したある夏の1日のエピソード。
本日が最終日。Ep.4を書こうと思う。

▶︎Ep.3がまだの方はこちら

2013年の夏、私たち男女4人のグループは青い池を目指し、すっかり暗くなった美瑛の山の中をタクシーで移動していた。

「何でこんな時間、夜に青い池まで?」

タクシードライバーの女性からそう質問された。助手席には友だちのユウヘイが座り、私とタマちんとコウス

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