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子育て日記 ポコ・ア・ポコ

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仕事と子育てを両立しながら地域社会と積極的に関わる川島ゆかさんの奮闘記。子育て世代の暮らしを研究するアイ.創建が提供するコラムです。地域社会で活躍する女性の日常から、暮らしのヒン…
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#子供

もっと子供に頼ろう(1)

もっと子供に頼ろう(1)

10年ほどの間、子育て応援事業としてプレ幼稚園「うさぎの学校」のボランティア先生をしています。
 
これは未就園児とその保護者対象講座。月に1回ですが、出席を取り、季節の歌やわらべうた、絵本や紙芝居などの読み語り、体操、そして季節にあった工作や集団遊びなどを、みんなで一緒に楽しみます。ここ最近はパパ参加もあり、嬉しい限り…
 

 
さて、子どもたちは大好きなおうちの方と一緒にいろんな遊びにチャレ

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もっと子どもに頼ろう(2)

もっと子どもに頼ろう(2)

小さな子がお手伝いしてくれたら余計に時間が掛かるからイヤ!と思うときもあると思います。でも、頼ってみるのはいかがでしょう?最初は失敗ばかりで、より一層大変になるかもしれません。でも、ここは未来への大きな投資だと思ってみてはいかがでしょう。
 
以前、取材をさせていただいたシニア野菜ソムリエさんは、息子さんが小さかった頃、「料理って楽しいものだ」という経験を積んでもらうために、まずは、だし用のいりこ

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もっと子どもに頼ろう(3)

もっと子どもに頼ろう(3)

(前回からの続きです)
 
さてさて。では我が家の場合。
 
子どもたちは非常に家事戦力になってくれています。いや、子どもたちがいないとムリ!なことがあるのです。それは……お風呂!  (正確にはお風呂焚き)
 
「お風呂焚きが子どもたちの仕事」と言えば、昭和初期?と思われるかもしれませんね。もしかしたら、「おばあちゃん家で見たことある!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。我が家は古民家暮ら

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この作品は誰のもの?

この作品は誰のもの?

皆様こんにちは。
 
わたしのFacebook上で、教育系のFbお友だちがたくさんシェアされていたこちらの画像。アートディレクター・カイシトモヤさんが発信されたものです。

こちらは、小学1年生の美術の教科書からの抜粋なんです。教科書にこのテキスト!とっても素晴らしい内容だなって感動しました。40年前の小学校1年生の図工の教科書って…私、読んでいたはず!(残念ながらまったく覚えていない)
でも、小

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優先順位(1)−震災被災地の移動図書館。

優先順位(1)−震災被災地の移動図書館。

皆様こんにちは。
 
「〆切日よりも数日早く!」。これはフリーライターとしてのわたしのモットーなのですが、こんな私がテキスト入れよりも優先しているのが、「子どもに薦められた本は、何があっても即読む!」ことです。
 
子どもが小さい頃は読んであげていたのですが、だんだんと自分で読むようになり、だんだんと私の知らない作品まで読むようになりました。だから、「ママ、これ知ってる?面白かったよ、読んでみたら

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優先順位(2)92番目のキミ

優先順位(2)92番目のキミ

前回の続きです。
今回は、子供からススメられた本を、一冊ご紹介します。
 
当時中学2年生の長男が「これ泣けるから読んで」って手渡してくれたのがこちら、山田悠介著の『93番目のキミ』。(この「泣けるから」って枕詞がつくと、泣けないでしょ)って、思いつつ読み進めましたら……不覚にも号泣。数年先にこんな世界になるかもしれない。せつないけど心温まるお話でした。
 

そして三年後、中学2年生になった長女

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舌活のススメ−乳児育児のスマホにご用心

皆様こんにちは。
 
「よだれがよくでる赤ちゃんは元気な証拠」って、おばあちゃま世代がよく仰っていませんでした?専門家ではありませんが、数年前から唾液の効能をよく耳にしていました。消化のためはもちろん、免疫力向上の面からみてもとっても大切なものだと……
 
では、唾液分泌量を高めるためには何をしたらいいのでしょう。ある学校の養護教諭は職員や子どもたちのインフルエンザ対策として「あいうべ体操」を推奨

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あなたのまちに、図書館はありますか(その1)

あなたのまちに、図書館はありますか(その1)

突然ですが、貴方の街に、図書館はありますか?
「仕事帰りや休日にちょこちょこ行っています」
「接点ないなぁ…そう言えば、この近くの図書館ってどこにあるのかな?」
「図書館に行くようになったのは子どもが生まれてからだわ」
などなど、よく利用する派もいれば縁遠い派もいる。図書館との距離感は十人十色でしょう。
本来、図書館とは無料貸し本屋さんではなく、街づくり拠点の中核をなす施設。世界最古の図書館と言わ

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あなたのまちに、図書館はありますか(その2)

あなたのまちに、図書館はありますか(その2)

さて、私の住む瀬戸内市に、2016年6月1日「瀬戸内市民図書館 もみわ広場」が誕生しました。
本との出会いだけではなく、多種多様な市民ニーズ(「あぁ~こういうこと知りたかったのよね~」的な潜在ニーズも含む)に寄り添える場であり、出会いや交流、誇りなども見つけられる広場でもあります。
ちなみに、愛称「もみわ広場」とは、瀬戸内市民図書館の基本理念である「もちより・みつけ・わけあう広場」の頭文字をとって

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止揚しよう♪

止揚しよう♪

タイトルからいきなりの「おやじギャグ」で申し訳ございませんが、止揚(しよう)の解説をここで少々しようかな♪(もういいですか?失礼いたしました)
止揚とは、西洋哲学の分野のことばで、事物の発展時において、「白か黒」というような一つの要素以外は”破棄”ではなく、双方保存し、より高い次元に引き上げ一新し、全体の中にうまく組み込んでいくこと。
ドイツの哲学者ヘーゲルが打ち出した弁証法の中で提唱した概念au

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子育てにおいて一番しんどいこと

子育てにおいて一番しんどいこと

皆様こんにちは。
 
先日、とあるイベントで、次女が大好きだった保育園のA子先生にばったり。A子先生は普段から穏やかな笑みをたたえとても優しく、いつも楽しそうに一緒に遊んでくれたり踊ってくれたり、日本の行事や美しさもたくさん教えてくださっていた、気品溢れる20代の先生。最近、子どもも大人も大好きだったA子先生が、産休育休に入られ、誰もが寂しさを隠しつつ、先生の幸せを願っていました。
 
久しぶりに

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センス・オブ・ワンダーを大切に(1)

センス・オブ・ワンダーを大切に(1)

皆様こんにちは。
 
「自然体験やお手伝いが豊富な子どもほど道徳性が高い」文科省もそう名言しています。平成30年度から小学校で道徳が教科化になるにあたり、より一層言われているような気がします。
 
私はライターとして、岡山県で環境調査のボランティアや環境学習の講師をしている方々にお会いする機会が多いのですが、みなさん、小さい頃に自然の中で思いっきり遊びまわっていらっしゃいます。お話を伺っていると、

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センス・オブ・ワンダーを大切に(2)

センス・オブ・ワンダーを大切に(2)

前回からの続きです。
 
さて、自然体験活動の話に戻しますが、「普段できないから休みの日にはキャンプでも!」これはいいですね…家族みんなでテントを張ったり、食材を確保しそれを調理したり…みんなで作った料理は最高でしょうね。そして、真っ暗な中で見る夜空はステキでしょうね。あまりにも星がきれいでビックリするかも!静寂に包まれながらも遠くから何かの鳴き声が聞こえる!寝るのが怖くなるかもしれません。そんな

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センス・オブ・ワンダーを大切に(3)そして空のお話

センス・オブ・ワンダーを大切に(3)そして空のお話

前回、センス・オブ・ワンダーを大切に(2)からの続きです。
 
とにかくは、「見方を変えれば人生が変わる」なのです。「あれ?どこかで聞いたことがあるぞ」って、思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。これは、ビジネスセミナーなどでよく使われるフレーズです。
 
見方を変えれば考え方が変わる

考え方が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば心が変わる

心が変わ

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