十数年前に柳澤桂子『癒されて生きる』(岩波現代文庫)を読了済み。著者は謎の病気で医師に相手にされず、偶然飲んだ薬で助かった。いま考えれば当時日本で認知されていなかった、線維筋痛症の類いではないか。身体に異常がないと態度が冷たくなる医師は今でも多いが、患者や心身相関を信じてほしい。
岩波書店の看板の月刊「世界」は、左翼思想を掲げる数少ない月刊誌であり、他にない特徴は、北朝鮮の金日成の思想と政治を称賛することであり、歴史的に、金日成へのインタビュー記事や主体思想の解説をし、北朝鮮礼賛論をくり返し、錯覚した「よど号」ハイジャック犯のあこがれの地を作り上げました。
上野千鶴子さん等による『介護保険が危ない!』を読みだしたけど、冒頭のこことか、まさに政府のコロナ対応と同じ感がある。全貌が見えにくい、情報もゆきわたらず、メディアも頼れず、「精度の持続可能性」が錦の御旗。そして制度の空洞化へ。