研の會、初日夜の部。圧倒的な成功といっていいだろうと思う。確かな技術に魂を吹き込むのは、尾上右近の歌舞伎への憧憬の強さだろう。一座が一丸となって、火の玉のような舞台が生まれた。「摂州合邦辻」「連獅子」いずれもいい。眞秀が一回り大きな役者へと成長しているのがよくわかった。
だいぶ髪が伸びて、肩甲骨あたりまできた。 今日の雨のせいで髪が膨張していたので、サイドの髪をムギュっと掴み、「今日のわたし、連獅子みたいじゃないですか?」と同僚の方に頭を振ってみせた。ハハハと笑いながら「横のボリュームがまだ足りない。」と的確な指摘をいただいた。目指せ中村屋。
シネマ歌舞伎で『連獅子/らくだ』観ました。 私の中での面白いの究極は、『上手い人がふざてる時』かもしれない。 かんかんのう良かったなぁ。 あんだけ驚いたら屑屋も流石に笑うよなぁ。面白かった。 連獅子も良い。 声を出さずに迫力を出すとか面白い動きなのにカッコいいとか。これぞ芸。
尾上右近の『研の會』は、かつての『亀治郎の会』を思わせる情熱と意志にあふれている。『摂州合邦辻』の玉手御前に、猿弥が合邦道心を引き受けたのが大きい。『連獅子』は、眞秀と踊る。「僕たちのように親も子も歌舞伎役者の子じゃないというのも、今回一つのキーワードになっているな」の言葉が尊い
笛の藤舎名生が出た『連獅子』を観劇。初日と中日のみの、特別出演だけれども、乾坤一擲の気迫は衰えを見せず、素晴らしかった……。亡き勘三郞さんは、名生師が大好きでした。よい供養になりました。
【台風】 4階のベランダから見える 公園の樹 連獅子の様に 右へ左へ 動き続けている 低い鼠色の雲が 白い雲をバックに 一斉に北へ走る 逆らえない鳥 ただただ流されるまま 窓を叩きつける ゲリラ雨 10分後は 風だけが荒れている 今日は何度繰り返しているのか どうかご安全に