桃月庵黒酒(落語家)

2022年11月1日より二ツ目に昇進させていただきました、桃月庵黒酒です。 ココはホームページみたいなもんです。

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マガジン

  • 黒酒ぶつくさ

    雲助師匠から『ぶつくさ』を引き継ぎました。 自分主催の落語会は毎回書きます。

  • 旅日記

    そんなことないのに「趣味は旅」と適当に答えていたら、旅が趣味になった人の旅日記。

  • 噺の備忘録

    噺を教わった時のこと。 噺にまつわる話。 噺に込めている想いなど。 落語を純粋に楽しんでいる方には必要ないもの。 上級者向け。

  • 40日間披露目エッセイまとめ

    二ツ目昇進の披露目を盛り上げるために始めたエッセイのまとめ。 披露目が盛り上がったかはわからない。

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出演情報(11/13更新)

※変更の可能性アリ 11/26 池袋『二ツ目勉強会』三味線のお師さんがいるんで【もう半分】を三味線入りでやろうと思ってましたが、既に怪談が出ていたので【やんま久次】をやります。 笑いのない噺はお客さんからの反応が無くてわからないので、師匠方にダメ出しが貰える二ツ目勉強会では重い噺ばかりやるつもりでいます。 11/30 黒門亭二部🆕土曜の昼が義太夫の稽古なので、帰るついで黒門亭で一席やってます。 言い方はあまりよくないけれど、責任がほとんどないのがありがたい。 好きにネタ磨

    • 令和六年十一月十六日『第九回 黒酒ひとり』於・なかの芸能小劇場

      この十一月で二ツ目になって三年目に突入。 で、こういう節目とか新たなスタートってのは上手くいかない。 自分の会に来てくれたお客さんは特別扱いをしたくなる(他と同じじゃ申し訳ない気がする)のだけれど、 これでいつも失敗する。 空回りというか、キャパオーバーというか。 しかしそれでもまだまだ頑張りすぎないといけない。 足りてない。 あと5歳若けりゃなぁ、とかはやっぱ思っちゃうね。 ◎狸札 二年ぶり? だと思う。 久しぶりにやると破壊と再生ができて黒酒らしい落語になった。 ただ破

      • 宝塚ファンの友人にチケットを取ってもらい初観劇。 【記憶にございません】と【Tiara Azul】。 想像してた倍凄かった。 圧倒的な華やかさでぶん殴られた感じ。 でもその奥に少し泥臭い部分も見えるから惹かれるのだと思う。 今まで観た物の中で一番沼る魔力を持ってると思う。

        • シネマ歌舞伎の『文七元結』を観ました。 よく、「娘が身売りした金を知らぬ誰かに渡すか?」なんて言うけど納得した。 噺を改変せず、演じ方でもって「この人だったら50両渡しちゃうな」と思わせる。 あまりにも粋で涙が出てきた。 どういう感情なのか。 いつか文七やる為にプログラム買った。

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        出演情報(11/13更新)

        • 令和六年十一月十六日『第九回 黒酒ひとり』於・なかの芸能小劇場

        • 宝塚ファンの友人にチケットを取ってもらい初観劇。 【記憶にございません】と【Tiara Azul】。 想像してた倍凄かった。 圧倒的な華やかさでぶん殴られた感じ。 でもその奥に少し泥臭い部分も見えるから惹かれるのだと思う。 今まで観た物の中で一番沼る魔力を持ってると思う。

        • シネマ歌舞伎の『文七元結』を観ました。 よく、「娘が身売りした金を知らぬ誰かに渡すか?」なんて言うけど納得した。 噺を改変せず、演じ方でもって「この人だったら50両渡しちゃうな」と思わせる。 あまりにも粋で涙が出てきた。 どういう感情なのか。 いつか文七やる為にプログラム買った。

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        • 黒酒ぶつくさ
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          4本
        • 40日間披露目エッセイまとめ
          41本

        記事

          シネマ歌舞伎で【め組の喧嘩】を観た。最高……。 喧嘩となったら家族も仲間も皆ブチギレ。 「どっちが悪い」とか「怪我人が出ないのが一番」とか関係ない。 武器も使うし大勢で攻める。 喧嘩に理屈も正々堂々もなく命を捨てる覚悟。 何故ならプライドが許さないから。 落語もそれでいいかもな。

          シネマ歌舞伎で【め組の喧嘩】を観た。最高……。 喧嘩となったら家族も仲間も皆ブチギレ。 「どっちが悪い」とか「怪我人が出ないのが一番」とか関係ない。 武器も使うし大勢で攻める。 喧嘩に理屈も正々堂々もなく命を捨てる覚悟。 何故ならプライドが許さないから。 落語もそれでいいかもな。

          応援しているダウ90000さんの『旅館じゃないんだからさ』を配信で観ました。 TSUTAYAレンタルど真ん中世代としては刺さる。 会話の切り口も良かったなぁ。 落語ではない視点の会話が多くて勉強になった。 それ単体じゃボケにならないけど流れでボケに聴こえる言葉選びが凄い。

          応援しているダウ90000さんの『旅館じゃないんだからさ』を配信で観ました。 TSUTAYAレンタルど真ん中世代としては刺さる。 会話の切り口も良かったなぁ。 落語ではない視点の会話が多くて勉強になった。 それ単体じゃボケにならないけど流れでボケに聴こえる言葉選びが凄い。

          シネマ歌舞伎で『連獅子/らくだ』観ました。 私の中での面白いの究極は、『上手い人がふざてる時』かもしれない。 かんかんのう良かったなぁ。 あんだけ驚いたら屑屋も流石に笑うよなぁ。面白かった。 連獅子も良い。 声を出さずに迫力を出すとか面白い動きなのにカッコいいとか。これぞ芸。

          シネマ歌舞伎で『連獅子/らくだ』観ました。 私の中での面白いの究極は、『上手い人がふざてる時』かもしれない。 かんかんのう良かったなぁ。 あんだけ驚いたら屑屋も流石に笑うよなぁ。面白かった。 連獅子も良い。 声を出さずに迫力を出すとか面白い動きなのにカッコいいとか。これぞ芸。

          令和六年十月六日『第八回 黒酒ひとり』於・なかの芸能小劇場

          十月の黒酒ひとりのテーマは『黒酒寄席』。 以前白酒が横浜にぎわい座でやっていた会のオマージュ……というかパクリ。 色物を除く寄席の流れを1人でやる。 早い話が、寄席でかかるような噺をたくさんやる。 以前師匠が言っていた通りで、噺は『時間』じゃなくて『数』。 60分の噺一席やるより15分の噺を四席やる方が疲れる。 これは聴く方もそう。 一回一回集中するのって結構なエネルギー。 また、これも師匠が言っていたのだけれど、 寄席においては「トリの為に前方は力を入れない。お客さんが

          令和六年十月六日『第八回 黒酒ひとり』於・なかの芸能小劇場

          令和六年九月廿三日 第六回黒酒八楽二人会『968』於・スタジオフォー

          八楽との同期会も六回目。 なんだかゆる〜い空気でやりやすかったです。 いつもオープニングから変な空気になりがちでしたがそんなこともなく。 ただ、ゆる過ぎてもう一人のギラギラした黒酒は「物足りなくないか?」と言っていた気もします。(お客さんの中にもいたかもしれません) まあでも、この辺は八楽が埋めてくれているはず。 ◎のめる 何も考えずに寝不足で高座に上がるとマクラで悪い癖が出る。 なんかぐちぐち言ってたな。 よくない。 謝楽祭の事とか喋る事あったんだけどな。 『のめる』も

          令和六年九月廿三日 第六回黒酒八楽二人会『968』於・スタジオフォー

          謝楽祭 2024

          九月八日は謝楽祭。 特に午前中何か用があったわけでもないですが、遅めに起きて、読書したりして、 なんとなく14時ごろから参加しました。 雨が降るんじゃないかと心配されておりましたが、実に良いお天気。 もう良いお天気すぎて、行くまでに汗だくになりました。 控え室に行くと、なぜか私にめちゃくちゃ気を利かせてくれるぽん平と、どこにでも湧いて出る枝平。 いろんな人に「いつ来てんだよ」って言われました。 三三師匠からは「桃月庵はそうだよね」って。 手伝いに来ていた芸協の銀治君。 前

          【2024/5/5】大阪府大東市【野崎詣り】

          大阪府大東市というのは私の生まれ育った町。 5/4が名古屋で仕事だったので、東京へ戻らずそのまま帰省した。 昨年心臓の手術をしてから母は元気がないので、県外で仕事があればなるべく実家に寄るようにしている。 家に帰ると母とセンサーミュージックバードが出迎えてくれた。 センサーミュージックバードとは、前を通るとセンサーが反応してピヨピヨ歌ってくれる鳥のおもちゃだ。 話し相手になるし可愛いからと購入したらしい。 「認知症予防にもなるしペットでも飼ったらどうか」と私がすすめると「私

          【2024/5/5】大阪府大東市【野崎詣り】

          令和六年八月三十一日『第七回 黒酒ひとり』於・なかの芸能小劇場

          台風10号が猛威を振るっていて、開催も危ういんじゃないか? と心配していたけれど、 当日は特に影響もなく。 「このくらいの天気なら行こう」ということなのか当日のお客さんが多かったように思う。 今回初めて怪談に挑戦するという事で、【もう半分】ネタ出し。 しかし先日、静岡での怪談の会で白酒が【死神】をやっていて、 「死神って怪談だったの?!」 とびっくり。 私も死神はやるので、もう半分は初めての怪談ではなくなった。 怪談噺を聞くと涼しくなる、なんて事を言う。 これは不安や

          令和六年八月三十一日『第七回 黒酒ひとり』於・なかの芸能小劇場

          令和六年七月廿八日『第六回 黒酒ひとり』於・なかの芸能小劇場

          今回のテーマが『長講やりたい』。 「本当に長講がやりたかったのか」と聞かれると「そうでもない」。 ただ毎月のテーマに困っていたし、勉強熱心でありたかっただけ。 という事で【子別れ通し】に挑戦。 70分くらいか。 得るもの多かったー。 ◎初天神 【子別れ】と、もう一席何やろうか。 何やっても蛇足な気はする。 何より子別れの稽古しながらもう一席稽古するのもしんどい。 というわけで稽古しなくてもできる【初天神】の金坊を亀坊に変えて、 先日の大阪に帰った時の天神祭のことを交えつ

          令和六年七月廿八日『第六回 黒酒ひとり』於・なかの芸能小劇場

          令和六年七月十九日『金曜日ノ夜♯4』於・落語協会二階

          何を勘違いしたのか、7/19開催と謳っておいて協会の二階を押さえていなかった。 「これは急いでお客さんに中止連絡だ!」 と焦ってドタバタ動いていたのだけれど、幸いこの日に他の落語会はなく、 圓十郎師匠が稽古で押さえているだけだったので、 すぐに圓十郎師匠に連絡をして場所を譲ってもらって事なきを得た。 もし誰かが落語会を開催していたらえらい事になっていた──が、会の直前にそんなことがあったので噺の方がえらい事になった。 ◎粗忽の釘 ネタ下ろししたばかりなので忘れないうちに

          令和六年七月十九日『金曜日ノ夜♯4』於・落語協会二階

          映画『ラストマイル』を観ました。 何を隠そう私は『アンナチュラル』のファン。 UDIラボメンバーがそのまんまで嬉しい。井浦新さんかっけぇんだ。 続編できるんじゃなかろうか。 でやはり満島ひかりさん凄い。 「何か惹き込まれる」というか「もっと知りたくなる」というか。 不思議。

          映画『ラストマイル』を観ました。 何を隠そう私は『アンナチュラル』のファン。 UDIラボメンバーがそのまんまで嬉しい。井浦新さんかっけぇんだ。 続編できるんじゃなかろうか。 でやはり満島ひかりさん凄い。 「何か惹き込まれる」というか「もっと知りたくなる」というか。 不思議。

          シネマ歌舞伎の京鹿子娘二人道成寺を観ました。 凄すぎ。 所作の美しさの天井を知ると、どんなに落語を綺麗にやっても中途半端に感じてしまいそうなので、 私は人間臭さとか気持ちの部分で勝負しようと思いました。 いやー玉三郎さんばっかり見ちゃう不思議。

          シネマ歌舞伎の京鹿子娘二人道成寺を観ました。 凄すぎ。 所作の美しさの天井を知ると、どんなに落語を綺麗にやっても中途半端に感じてしまいそうなので、 私は人間臭さとか気持ちの部分で勝負しようと思いました。 いやー玉三郎さんばっかり見ちゃう不思議。