二月大歌舞伎第二部《船弁慶》歌詞
『船弁慶』の長唄の歌詞を書いておきます。これを参考に二月の第二部をご覧ください。
〽今日思い立つ旅衣 今日思いたつ旅衣 帰洛を何時と定めん
「かように候う者は 西塔の傍に住まいする 武蔵坊弁慶にて候う さても我君判官殿は 頼朝の御代官として平家を亡ぼしたまい 御兄弟の御仲日月の如くに御座候うべきを 言いがいなき者の讒言により 御仲違はれ候うこと 返すがえすも口惜しき次第にて候う しかれども我君親兄の礼を重んじたまい ひとまず都を御開きあって 西国の方へ御下向あり 御身に過な