kikuzirou

日本史関連の物語を書いております。いろんな方に読んでもらいたいと思い、投稿してみました。

kikuzirou

日本史関連の物語を書いております。いろんな方に読んでもらいたいと思い、投稿してみました。

マガジン

  • JW630~ 第三部 第五章 景行征西編

    章ごとに分けてみました。

  • ジャパンウォーズ(JW) 第三部

    内容が多くなってきたので、垂仁天皇から第三部と致します。ジャパンのウォーズについて語って参ります。

  • 私のお気に入り楽曲

    お気に入り楽曲です。

  • 航西日記

    渋沢栄一さんと、杉浦譲さんの欧州視察日記です。

  • 歴史探訪

    いろんな方の歴史に関する記事を紹介したいと思いました。

最近の記事

  • 固定された記事

ジャパンウォーズ マガジン紹介③

長く連載をつづけている、ジャパンウォーズですが、このあたりで、整理をかねて、マガジンを紹介させていただこうと思います。 第一部と第二部は、こちらから・・・。 今回は、第三部を紹介させていただきます。 ①垂仁天皇編。 JW472~541 第十一代天皇、垂仁天皇と家族や側近たちの物語です。 ②伊勢遷宮編。 JW542~578 第十一代天皇、垂仁天皇の皇女である、倭姫と仲間たちの物語です。 この章で、ようやく、伊勢神宮にたどり着きました。 ③垂仁経綸編。 JW579~6

    • 戦地からの便り(5)

      陣中日記 三月✕日  硫黄島陥落。  日本兵玉と散る。  噫!  散る桜、残る桜も散る桜。 三月✕日  死は決して難くはない。 ただ死までの過程をどうして過すかはむづかしい。 これは實に精神力の強弱で、ま白くもなれば汚れもする。 死まで汚れないままでありたい。 四月✕日  人間死ぬ死ぬと口に出せるうちはまだ本当に死といふ観念が迫つて来ない。 いよいよ明日突込むといふ日になつてはじめて死ぬのかといふ気になる。 いやそれでもまだ何か他人事のやうな気がしてゐるが・・・しかし明

      • JW694 倒れた大きな木

        【景行征西編】エピソード65 倒れた大きな木 第十二代天皇、景行天皇の御世。 西暦88年、皇紀748年(景行天皇18)7月4日。 景行天皇こと、大足彦忍代別尊(以下、シロ)の一行は、還幸(天皇が帰宅すること)と銘打って、筑紫(今の九州)の巡幸(天皇が各地を巡ること)をおこなっていた。  シロ「して、我らは、阿蘇より何処に移ったのじゃ?」  もち「筑紫後国やじ。」  えっさん「二千年後の地名で言えば、福岡県大牟田市にあらしゃいます。」  シロ「そうか・・。では、こ

        • 再生

          私のお気に入り楽曲 Vol.212 Carry On

          クロスビー・スティルス・ナッシュ & ヤングの楽曲。 1970年の作品。 作詞・作曲は、スティーヴン・スティルスさん。 三人の歌声が見事に合わさったハーモニーが素晴らしいです。

        • 固定された記事

        ジャパンウォーズ マガジン紹介③

        マガジン

        • JW630~ 第三部 第五章 景行征西編
          65本
        • ジャパンウォーズ(JW) 第三部
          220本
        • 私のお気に入り楽曲
          212本
        • 航西日記
          21本
        • 歴史探訪
          125本
        • JW612〜629 第三部 第四章 景行即位編
          18本

        記事

          航西日記(21)

          著:渋沢栄一・杉浦譲 訳:大江志乃夫 慶応三年二月二十九日(1867年4月3日) 晴。朝九時半ごろ、仏国マルセーユ港に着く。 船が岸に着くや否や、砲台から祝砲を撃ち、ほどなく本港の総鎮台がバッテーラ(ボート)で出迎え、上陸して馬車に乗せ、騎兵一小隊が前後を護り、ガランド・オテル・ド・マルセーユという所に案内し、鎮台、海陸軍総督、市長らがそれぞれ礼服で、かわるがわるに来訪し、安着の祝いを述べた。 午後三時ごろ、フロリヘラルト(日本総領事)、ジュリイの先導で、鎮台および陸

          航西日記(21)

          JW693 阿蘇の神様

          【景行征西編】エピソード64 阿蘇の神様 第十二代天皇、景行天皇の御世。 西暦88年、皇紀748年(景行天皇18)6月16日。 景行天皇こと、大足彦忍代別尊(以下、シロ)の一行は、還幸(天皇が帰宅すること)と銘打って、筑紫(今の九州)の巡幸(天皇が各地を巡ること)をおこなっていた。 そして、阿蘇国(今の熊本県阿蘇市周辺)に到着したのであった。  たっちゃん「郊野が遠く広がっておるが、人家が見えぬのう。」  シロ「この国に、人はおらぬのか?」  するとそこに、二柱

          JW693 阿蘇の神様

          再生

          私のお気に入り楽曲 Vol.211 案山子

          さだまさしさんの楽曲。 1977年の作品。 作詞・作曲は、さだまさしさん。 都会で一人暮らしをする弟(あるいは妹)を雪の中にぽつんと立つ案山子になぞらえ、故郷にいる兄が気遣うメッセージを送る歌です。 しかし、本人はインタビューにて、舞台にしている、島根県津和野の山の城跡に、たくさん生えてある松の木が歌っている設定だと語っています。

          私のお気に入り楽曲 Vol.211 案山子

          再生

          JW692 鍋のような田

          【景行征西編】エピソード63 鍋のような田 第十二代天皇、景行天皇の御世。 西暦88年、皇紀748年(景行天皇18)6月。 景行天皇こと、大足彦忍代別尊(以下、シロ)の一行は、還幸(天皇が帰宅すること)と銘打って、筑紫(今の九州)の巡幸(天皇が各地を巡ること)をおこなっていた。 ここは、大宮神社。 二千年後の熊本県山鹿市の山鹿。 「シロ」は、地元住民の「マリア」と「パウロ」から、八頭の大亀を討って欲しいと頼まれたのであった。  シロ「・・・ということで、まずは、

          JW692 鍋のような田

          戦地からの便り(4)

          遺詠 家人は 知るや知らずや 南へ 波路踏分け わが進むとは 赤き屋根 汀に見えて 恙なく マニラに着くと 妻に知らせん パパイヤの 甘きふくみに 夜風吹く 木葉隠れの セブの月影 陸軍少尉 山岸久雄命 昭和二十一年(1946)7月28日 世田谷区大蔵町国立病院にて戦病死 東京都江東区深川平野町出身

          戦地からの便り(4)

          JW691 山鹿灯籠

          【景行征西編】エピソード62 山鹿灯籠 第十二代天皇、景行天皇の御世。 西暦88年、皇紀748年(景行天皇18)6月。 景行天皇こと、大足彦忍代別尊(以下、シロ)の一行は、還幸(天皇が帰宅すること)と銘打って、筑紫(今の九州)の巡幸(天皇が各地を巡ること)をおこなっていた。  シロ「して、ここは、前回のつづきで、熊本県山鹿市なのか?」  たっちゃん「そうじゃ・・・と言いたいところじゃが・・・。」  シロ「ん? 如何なされましたか? 義兄上?」  たっちゃん「濃い

          JW691 山鹿灯籠

          トランプさん、圧勝だった

           表題の写真は、州ではなく、郡での選挙結果をあらわしたモノです。  赤が、トランプさん。  青が、ハリスさん。  真っ赤ですね。  結局、移民問題が、選挙結果につながったように感じます。  メキシコなどの移民者に対する、拒否反応だと思います。  マスコミは、経済と雇用が一番の関心だったと言っていましたが、これも移民問題が根幹にありますよね。  ヨーロッパは、移民受け入れで、失敗しています。  この結果も、アメリカ国民を刺激したのでしょう。  ポーランドの女性

          トランプさん、圧勝だった

          再生

          私のお気に入り楽曲 Vol.210 Live and Let Die

          ウイングスの楽曲。 1973年の作品。 作詞・作曲は、ポール・マッカートニー、リンダ・マッカートニー。 邦題は「死ぬのは奴らだ」で、映画007の主題歌として使用されました。 「007」シリーズで、初のロックナンバーです。 全米2位、全英9位となりました。

          私のお気に入り楽曲 Vol.210 Live and Let Die

          再生

          戦地からの便り(3)

          最後の日記 ただ命を待つだけの軽い気持である。 隣の室で「誰か故郷を想はざる」をオルガンで弾いてゐる者がある。 平和な南国の雰囲気である。 徒然なるままにれんげ摘みに出かけたが、今は捧げる人もなし。 梨の花とともに包み、僅かに思ひ出をしのぶ。 夕闇の中を入浴に行く。 隣の室では酒を飲んで騒いでゐるが、それもまたよし。 俺は死するまで静かな気持でゐたい。 人間は死するまで精進しつづけるべきだ。 ましてや大和魂を代表するわれわれ特攻隊員である。 その名に恥ぢ

          戦地からの便り(3)

          JW690 亀との遭遇

          【景行征西編】エピソード61 亀との遭遇 第十二代天皇、景行天皇の御世。 西暦88年、皇紀748年(景行天皇18)6月3日。 景行天皇こと、大足彦忍代別尊(以下、シロ)の一行は、土蜘蛛の津頬を討ち取った。 そして、天照大神(以下、アマ)に感謝し、玉名大神宮を建てることになった。 地元の豪族、中尾玉守(以下、中尾)も加わり、一行は、祭神について解説するのであったが・・・。  えっさん「それだけではありません。大王も祀られておりますぅ。」  シロ「我もか?」  リ

          JW690 亀との遭遇

          航西日記(20)

          著:渋沢栄一・杉浦譲 訳:大江志乃夫 慶応三年二月二十八日(1867年4月2日) 晴。風、強く、船の動揺も、あいかわらず。 朝九時、サルジニア、コルシカの二島の間を過ぎた。 この二島は、昔はイタリーに属していたが、ここ百年というものは、仏国領となっているという。 サルジニアは、その傍に、群島が星を散らしたように連なり、それぞれ跪いているようで、海峡は延々と曲折して、ちょうど庭園の池に浮かぶ山水のようで、天然の妙が備わっている。 島中に、一軒の小さな白壁の家がある。

          航西日記(20)

          JW689 がんばろう玉杵名

          【景行征西編】エピソード60 がんばろう玉杵名 第十二代天皇、景行天皇の御世。 西暦88年、皇紀748年(景行天皇18)5月。 景行天皇こと、大足彦忍代別尊(以下、シロ)の一行は、還幸(天皇が帰宅すること)と銘打って、筑紫(今の九州)の巡幸(天皇が各地を巡ること)をおこなっていた。 ここは、熊本県玉名市の立願寺に鎮座する、疋野神社。 解説を終えた一行に「シロ」は、退治するべき土蜘蛛がいると語るのであった。  シロ「その名を津頬という。」  百足「では『ツラ』と呼

          JW689 がんばろう玉杵名