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「負け顔」を見せられる人が、ガチで尊敬される2つの理由。弱みを戦略的に見せるメリットとは。
リーダーに求められるものって何でしょうか?
・常に冷静沈着であること
・完璧な判断力を持つこと
・絶対にミスをしないこと
こう考えていませんか? でも、実際に「本当に尊敬される人」は、失敗を隠さない人なんです。
「やっちゃった…」
「マジでごめん!」
「ここ助けてほしい」
こんな言葉を素直に言える人ほど、周囲の信頼を勝ち取ります。なぜなら、人が本能的に惹かれるのは、「負け知らずの人」ではなく、「負けても立ち上がる人」だからです。
今回は、「負け顔」を見せることの重要性を深掘りしながら、実際にどう活かせばいいのかをお伝えします。
なぜ「負け顔」を見せると尊敬されるのか?
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失敗を認めると「信頼を失う」と思いがちですが、実際は逆です。人間味が伝わることで、むしろ信頼が増すんです。
これは以下の2点から説明することができます。
①:「完璧な人」には誰もついていけないから
②:「頼られる」ということが力を引き出すから
① 「完璧な人」には誰もついていけないから
職場でもプライベートでも、「完璧すぎる人」に対して、どこか距離を感じたことはありませんか?
たとえば、上司が何でもスマートにこなし、ミスもしない。そんな人を見ると、「この人は特別だから」「自分はこんな風に働くのは絶対無理…」と思ってしまい、まったく共感できなくなりますよね。
でも、もしその人が「マジですまん、これは俺の判断ミスだった。でも、次はこうする」と言えたらどうでしょう?
完璧だと思っていたこの人も失敗するんだな…
→でも、すぐに改善しようとしているのはすごいな
→ この人についていきたい!
このように、弱みを見せる→すぐに改善しようという姿勢を見せるというコンボで信頼を獲得することができます。
特に男性は「弱みを見せることが悪だ」という社会的な圧力?が働き、中々素直に弱みを出せない方も多いと思いますが、戦略的に「負け顔」を見せてみるというのもアリです。
②:「頼られる」ということが力を引き出すから
また、別の観点からも説明できます。それは「頼られると人間は嬉しい」というものです。
例えばあなたが部下の立場で、何でも完璧にこなしてしまう上司を持っていたらどうでしょうか。
あなたの上司は全てを要領よくこなしてしまうので、あなたがやる仕事は雑務ばかり。仕事に対する情熱も徐々に薄れていき「あれ…俺ってここにいる意味あるの…?」という疑念がよぎり、自分の価値を疑ってしまうはずです。
一方で、あなたの上司が「悪い悪い、この案件は俺1人では無理だわwちょっと手伝ってくれ」と言ってきたらどうでしょうか。
「ちょっと面倒だな」とは思いつつも、自分が頼りにされているということが嬉しいですよね。自己効力感も高まるはずです。
能力が高く、要領がいい人ほど自分一人で完結しがちですが、それは部下の能力を発揮する機会を奪ってしまいます。
そしてこれが重なって定常化してしまうと、チームは機能しません。
大きなことを達成するにはどうしても一人の力では限界がある。そのためには弱みをわざと見せて周囲の人に頼り、力を借りることがマストです。
「負け顔」を見せる具体的な方法
以上のことから戦略的に弱みを見せることがメリットしかないと分かっていただけたかと思います。
でも、具体的にどうやって「負け顔」を見せていけばいいのでしょうか。私がおすすめしているのは以下の3つです。
✔ミスは冷静に認め余裕を崩さない
✔素直に周囲に助けを求める
✔負けても立ち上がる意思を見せる
まず、ミスをしたときの対応としては取り乱さず、冷静になることが重要です。ここで焦ったり、余裕がない様子を示してしまうと「この人本当に大丈夫か?」と無能扱いされかねません。
そして、ミスが発覚したら迷わず周囲に助けを求めるようにしましょう。その際は「ごめん、俺のミスだ」と素直に謝り、「力を貸してほしい」とストレートに伝えることが大事です。
最後に、あなたの改善の意思を見せることも重要です。実際に防げるか同課ではなく、「次はこうする」ということをスピーディーに言えるということは、「この人はちゃんと今回のことを反省して次に生かそうとしているんだな」と好意的に受け取ってもらえます。
まとめ:「負け顔」を見せられる人が、最強のリーダーになる
「やっちゃった」 「マジでごめん」 「ここ助けてほしい」
こう言える人こそ、最終的に周りからの信頼を勝ち取ります。
・失敗を認めることで、人間味が伝わる
・むしろ戦略的に助けを求められる人は、協力を得られる
・「負けても立ち上がる」姿勢が、最も尊敬される
今日から、「負け顔」を見せられる強さを持ちましょう。それが、結果的に最強の武器になります。ぜひ今日から実践してみてください。
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