気候変動を科学的に予測できるのか?気候変動懐疑派の主張に向き合う〈サステナ学習帳#40〉
気候変動についての議論は、ここ数年でますます激しさを増している。多くの科学者が地球温暖化の進行を警告する一方で、気候変動を疑問視する声も根強く存在する。中村元隆氏の著書『気候科学者の告白』では、気候シミュレーションの信頼性に疑問を呈し、多くの読者に影響を与えてきた。2019年のこの書籍が発表された後も、世界各地で気温の上昇が見られるが、その一方で気候変動懐疑派の主張も無視できない。今回は、こうした対立する見解について、どのように向き合えばよいのかを探る。
【自然の変動か人間