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足るを知る生活で"脱"消費社会

コロナ禍の次は物価高…。
消費社会が揺らぐ今こそ、足るを知る社会への転換期だと思うのです。

元へ戻る消費社会への疑問

世の中はアフターコロナへと変わり、消費社会は急速に戻り始めました。
しかし、今度は円安による物価高が、私たち消費者を悩ませています。

そんな中、消費だけの生活に疲れ、疑問を持つ人が増えたように感じます。
日本人の幸福度は、先進国では極めて低いと言われますが、その一因ではないでしょうか?

消費だけの生活はナゼ虚しい?

人が生きていくために、消費行動は欠かせませんが、ふと虚しく感じることがあります。

何故でしょうか?

人の欲望は底なしだからです。

たとえ、目先の欲を満たせても、さらに上を欲するからキリがない…。
それを虚しいと感じるのは、人間として正常な感覚だと思うのです。

犬や猫とは違い、人間は考える葦ですから。

ホセ・ムヒカ氏の演説に学ぶ

少し話は変わりますが、ホセ・ムヒカ氏をご存知でしょうか?

ウルグアイ大統領であったムヒカ氏は、公の場で消費社会への疑問を投げかけました。
特に印象的だったのは、企業側への批判です。

消費をさせ続けるために、敢えて寿命の短い物を作る実態…。

私たち消費者は、カモネギ(鴨葱)にされているのです。

消費社会の実態を知ることも、消費だけの生活を考え直すキッカケになるでしょう。

足るを知る生活が社会を変える

ムヒカ氏の演説は、英語の教科書に採用されているそうです。
未来を担う若者にとって、素晴らしい教材だと思います。

また日本には、今回のテーマを一言で表す、古き良き言葉があります。

足るを知る

身の丈を知り、多くを求めず、現状に満足する、という意味です。

底なしの欲望に気づけば、欲を満たすだけの生活を反省し、心穏やかな暮らしになる…。

足るを知る消費者が増えれば、企業側の意識改革を促すでしょう。
そして、底なしの消費社会に代わる、人と地球にやさしい社会へ向かうと思うのです。

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