古澤 伸泰|犬のいる学習塾まなびやさん

東京都で学習塾を経営|都内国立中学校の講師(帰国生クラス・国語)|夏休みの作文解説ブログは月間52万PV。20万人の小中高校生に読まれました!|作文・小論文と読書教育が専門|作文、小論文、学校での生成AI活用について発信中。 HP→https://manabiyasan.com/

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マガジン

  • 函館少年刑務所スタディツアー

    認定NPO法人育て上げネット主催「函館少年刑務所スタディツアー」の記録です(2024/9/18開催) ----- ▼「少年刑務所(や少年院)の子たちの言葉を代弁できる教育現場の人」になりたい …一部の小学校には「二分の一成人式」という行事があります。10歳の節目に、親への感謝の手紙を書かせて授業参観の時に朗読させたりする行事です。 そういう学校の教員に「虐待を受けている子は必ずいる。親への感謝を無理強いする行事を行うべきではない」と主張しても、信じてもらえないことが少なくありません。 困難な立場にいる子たちの気持ちを代弁できる人間が、教育現場には圧倒的に不足しています。 ----- 私は、人を作るのは環境だと思っています。 だからこそ、非行に走らざるを得なかった少年たちの環境を理解したいし、彼らを排除しがちな学校の環境を変えたいんです。 そういう想いから、このツアーに参加しました。

  • 小中学校での生成AI・ICT活用

    生成AIやICTを活用した、国立の小中学校の授業の記録です。日本最先端の教育の一次情報が読めます!

  • 読書会・作文イベント

    国立小中学校の国語の授業をもとに設計した読書会。 今までに開催した読書会をまとめたマガジンです。主に小学生〜大学生が対象。 楽しみながら読解力と表現力が身につくイベントです。

  • 「勉強の苦手な子は、なぜ勉強が苦手なのか」シリーズ

    勉強の苦手な子/得意な子にはどういう違いがあるのか…?10年間の塾講師経験と7年間の塾経営経験から、子どもの「苦手」パターンを5つに分類して説明します。 ■勉強が「苦手」とは、以下のような状態を想定しています ・漢字や英単語を覚えられない ・オリジナルの漢字を作り出してしまう ・覚えてもすぐに忘れてしまう ・頑張って勉強しているのに、先生に怒られてしまう ・教科書をうまく読めていない その「苦手」、対応を間違えていませんか? やり方を変えれば克服できるかもしれません。

  • 小論文の授業

    ★教育のトレンドと、日本の社会課題の知識が同時に読めます!★ 「介護にロボットを導入すべきか?その根拠は?」など、推薦入試では論理的思考力や、社会課題についての知識を問われます。 このマガジンを読めば、最新の教育トレンドと日本の社会課題の基礎知識が同時に身につきます! 【マガジンの内容】 都立高校推薦入試(小論文)の問題を解きながら、SDGsや日本の社会課題について分かりやすく解説しています。 一般入試国語の200字作文も今後書く予定です。

最近の記事

  • 固定された記事

国語が好きになる読書会で、講師が工夫した9つのこと-「国語のひろば」振り返り③-

こんにちは! 今日は「国語のひろば」の振り返り第三弾。これが最後の記事です。 子ども向けの読書会を作るためにした9つの工夫を、種類ごとに3つに分けて書きます。 (第二弾の記事はこちら↓) 第1章:本を読むこと/読んで話し合うことの楽しさを感じられるようにする①ゆったりしたBGMをかけた/お茶・お菓子を食べながら読み、話した 導入の背景: 誰かと話す時、何もない会議室で話すよりも、お洒落なカフェでおいしいコーヒーを飲みながら話した方が気分が上がりますよね。 読書会も同じ

    • とても共感。文章が腹落ちするかどうかで、理解の深さも応用力もまったく違ってくるので…。 本や映画、旅行や芸術。たくさん遊び、様々な経験をすることが国語の土台になります。 土台のある子は文章を少ない労力で読めるので、国語が楽しくなる。 するともっと読むようになり、成績も伸びる。

      • +3

        草津・伊香保(群馬県)に行ってきました

        • 小さなお子さんに「何でこんな事も分からないの!」と怒る親御さんを、私も図書館の学習スペースで見かけるのですが、すごく心が痛みます。 悪い行動を叱るなら意味はありますが、理解力を叱っても自尊心を傷つけるだけなんですよね…。 子どもの「分からない」を、そのまま認めてあげてほしい。

        • 固定された記事

        国語が好きになる読書会で、講師が工夫した9つのこと-「国語のひろば」振り返り③-

        • とても共感。文章が腹落ちするかどうかで、理解の深さも応用力もまったく違ってくるので…。 本や映画、旅行や芸術。たくさん遊び、様々な経験をすることが国語の土台になります。 土台のある子は文章を少ない労力で読めるので、国語が楽しくなる。 するともっと読むようになり、成績も伸びる。

        • 草津・伊香保(群馬県)に行ってきました

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        • 小さなお子さんに「何でこんな事も分からないの!」と怒る親御さんを、私も図書館の学習スペースで見かけるのですが、すごく心が痛みます。 悪い行動を叱るなら意味はありますが、理解力を叱っても自尊心を傷つけるだけなんですよね…。 子どもの「分からない」を、そのまま認めてあげてほしい。

        マガジン

        • 函館少年刑務所スタディツアー
          4本
        • 小中学校での生成AI・ICT活用
          4本
        • 読書会・作文イベント
          9本
        • 「勉強の苦手な子は、なぜ勉強が苦手なのか」シリーズ
          6本
        • 小論文の授業
          2本
        • 取材した小学校・中学校・高校
          7本

        記事

          落ち込むこともあるけれど、自営業は楽しいです。

          LINE公式アカウントで配信を始めました!こんにちは! 昨日、初めて塾のLINE公式アカウントでメッセージを配信しました。 どんな反応があったかと言うと… 配信してすぐに、会員の一人から「〇ね」とメッセージがきてブロックされて、しばらく落ち込みました(^^; この一件で、「自営業ってやっぱり大変だけど楽しいし、教育の仕事とも合うよなぁ」と思ったので、今日はそのことについて書きます! きっかけは、夏休みの作文LINEの運用を本格的に始めたのは、今年の夏からです。 夏休みの

          落ち込むこともあるけれど、自営業は楽しいです。

          子供たちに身につけてほしい、AI時代の「書く力」

          こんばんは! 知り合いの先生が生成AIと国語について面白い記事を書かれていたので、今日はそれを紹介します! お茶の水女子大学附属中学校の渡邉光輝先生が書かれた記事です。渡邉先生は、国語の授業に生成AIを取り入れた実践をされています。 記事を要約するとこんな感じです!↓ (※なるべく分かりやすいように私の主観も交えて書いています。正確な情報が知りたい方は原文を読んでみてください!) 記事の要約生徒が自分で「書く」授業と、生成AIと一緒に「作る」授業を組み合わせることで、子

          子供たちに身につけてほしい、AI時代の「書く力」

          学校で生成AIを教えるために必要なこと|教育と生成AIまとめ

          こんにちは! 最近は教育と生成AIについて書いています。 前回はこんなことを書きました! 前回のあらすじ生成AIの「使い方」を教えるのではなくて、生成AIとの「付き合い方」を教えることが重要だよ、という話をしました。 使い方を教えても、実行できないというのも、いくら子どもにAIの仕組みや使い方を説明しても、それを実際に正しく使えるかは別問題だからです。 のような説明をしたとしても、子どもが適切にAIを使えるようにならないことは簡単に想像できますよね。 それに、学校の

          学校で生成AIを教えるために必要なこと|教育と生成AIまとめ

          小学生に生成AIを教える授業-AIリテラシー教育の最前線-

          こんばんは! 最近は教育と生成AIについて書いています。 前回、前々回はこんなことを書きました! 前回までのあらすじ今まで(AIが開発される前まで)の勉強は、 という関係でした。でもこれからは、 という関係になります。 学校でAIを禁止しても、バレずに使う方法はいくらでもあるので、この流れは変えられません。 そして…AIの使い方は簡単に身につきますが、思考力を鍛えるには読解をしたり文章を書いたり、地味で負荷の高いトレーニングが必要です。 ということは、AIの使い方ば

          小学生に生成AIを教える授業-AIリテラシー教育の最前線-

          「AI依存症」が現実になる日

          10/12追記:もう起きているAI依存症キングコングの西野さんが面白い話をしていたので追記します! 3つ目のチャプター(白熱教室)で、「アートの分野では、すでに生成AI依存症が問題になってるよ」という話をされています。 アートの分野では、すでに生成AI依存症が問題になっているんですね。 この問題は教育の世界で、文章の分野でも確実に起こります。 どんなことが起こるのか、この記事を読めば分かります! -ここからが本編です-こんばんは!今日は前回の記事の続きです。 ちょっと

          AIで学びの格差がすごいことになりそう、という話

          こんばんは! 先日、ChatGPTの「Advanced Voice Mode ※」という機能が公開されました。簡単に言うと、「めちゃくちゃ人間に近い感じでAIと会話できる」というモードです。 これを早速使ってみたんですが…相当破壊的なことが起こったな、と感じたので、今日はそのことについて書きます! どんなふうに使ってみたか?私はいつも家で昼ご飯を食べているので、昼食後の30分間を使ってChatGPTと会話してみました。 こんな感じです。 ①前半の15分間|アメリカの州の

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          2種類の「体験格差」

          こんにちは。 今日は初めて音声配信に挑戦してみました! (私の配信は記事の一番下にあります!) 音声配信のきっかけ教育インフルエンサーknockoutさんのVoicyでこんな配信を聞きました。 ▼Voicyの内容 Voicyを聞いて考えたこと|スタンドFM私は10年ほど前から無料塾や子ども食堂で勉強を教えているんですが、スタッフたちの間ではたびたび体験格差の話が出てきました。 その体験を踏まえて、この放送を聞いて感じたことを話してみました! ※↓はリンク先のページか

          中学校の授業日記|徒然草(中2)

          こんにちは! 今日は授業の予習も兼ねて、徒然草と仁和寺にある法師の解説をします。 みなさんも中学生の時に読まれましたか? 忘れていたら一緒に思い出しましょう! ①兼好法師について作者は兼好法師(1238?-1352?) 鎌倉時代末期の歌人 当時、最高の知識人で、日本や中国の思想・学問の達人だった 三十歳で出家。孤独だが自由な生活の中で「徒然草」を書いた ②徒然草について「枕草子」と並ぶ日本の代表的な随筆※の一つ 自然や人間についての鋭い考えや感想、見聞が書かれて

          中学校の授業日記|徒然草(中2)

          函館ツアー|観光編

          こんにちは! 今日は土曜日ということでライトな記事を。函館で立ち寄った観光スポットを紹介します! ①函館駅周辺②ベイエリア③元町④再び函館駅周辺

          少年刑務所を見学してきました④(最終)

          こんにちは! 今日は「函館少年刑務所スタディツアー」のレポート第四弾です。 これが連載最後の記事です! ⑥質疑応答で出た質問(後半)刑務所や受刑者の方の様子について、ツアー参加者が職員の方に質問をしました。 その後半部分を紹介します! 質問4:現場で感じる課題は? 職員:とにかく、受刑者と1対1で話す時間が圧倒的に足りません。 精神的な問題を抱えた受刑者など、もっときちんと話を聞いてあげたい。しかし予算と人員の都合上、それは難しいです。 質問5:医療的なアプローチをし

          少年刑務所を見学してきました④(最終)

          少年刑務所を見学してきました③

          こんにちは! 今日は「函館少年刑務所スタディツアー」のレポート第三弾です。 ⑤刑務所内の様子(参考動画あり)スタディツアーでは実際に刑務所内に入ることができました。 所内がどんな様子だったか、箇条書きで書いていきます! ↓居室や工場はこの動画とほぼ同じです! (記事第一弾に載せた動画と同じものです。札幌刑務所の内装は函館少年刑務所よりかなり綺麗。テレビ向けなのか、刑務官の方も柔らかな表情です) 各所にある非常ボタン →いたるところに非常ボタンが設置されていました。 壁に

          少年刑務所を見学してきました③

          少年刑務所を見学してきました②

          こんにちは! 今日も前回の続きで、「函館少年刑務所スタディツアー」で見てきたことを書きます。 今日は、刑務作業中の刑務官・受刑者の方たちの様子と職業訓練について書きます! ④受刑者の一日についてまず、受刑者が刑務所でどんな生活を送っているかを説明します。 1.刑務作業について ・函館少年刑務所では木工、洋裁(ミシン)、金属の加工、農業(畑)などの刑務作業が行われています。 ・函館少年刑務所には「工場」と呼ばれる建物がいくつもあって、木工や洋裁などの作業はそこで行われ

          少年刑務所を見学してきました②