環境活動家vsグリーンウォッシュを行う企業、どっちもどっち
タイソン・フーズ、虚偽の「ネットゼロ」および「気候に優しい」マーケティング主張で訴えられる
環境・消費者団体が本日、米国および世界第2位の食肉会社タイソン・フーズ社を相手取り訴訟を起こし、同社が気候変動を懸念するワシントンDCの消費者をターゲットに「虚偽または誤解を招く」マーケティング主張を行っていると非難した。
(中略)
訴訟は、タイソン社が主張する、産業用食肉生産事業による温室効果ガス(GHG)排出量を2050年までに実質ゼロにし、「気候に配慮した」牛肉を生産するという主張を標的にしている。
(中略)
タイソンの排出量が莫大な規模であるにもかかわらず、同社は3年以上にわたり、2050年までにネットゼロ排出量を達成するという公約を推進しており、1年以上にわたり「気候に配慮した牛肉」を売り出してきた。
(中略)
タイソンの温室効果ガス排出量は膨大であるが、同社はそれを完全に測定しようとしたことはなく、詳細な目録も公表していない。タイソンは、放牧や家畜飼料生産に関連する土地利用や土地利用の変化など、主要な排出源を温室効果ガス排出量の計算から除外している。
最後のパラグラフは、昨今日本企業が公表しているスコープ3も全く同じです。こんなグリーンウォッシュは早くやめなければなりません。
2050年ネットゼロなどという馬鹿げた目標を企業に求める環境活動家も、脱炭素の波には乗るけどグリーンウォッシュだらけの企業側も、どっちもどっちです。