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この、使い捨てできない体
起きていると、あっという間に時が過ぎる。大抵なことは、出して閉まっての繰り返しに感じられる。食べ物を体の中に入れて、出して。空気を吸って、吐いて。食器を出して、洗って、乾かして、片付けて。服を着て、脱いで、洗って、干して、畳んで、また広げて着る。繰り返すから、何度も、使える。使い捨ての箸を洗って、また使うことなんて、ほとんど無い。使い捨ては洗う必要がなくて楽だけど、一度使ったらポイだ。だから、体は
もっとみるあなたの全体性を知り、拡張する為のモーニングルーティン(0)
渾身の朝のルーティンを公開します。これは私が中学生の頃から13年以上かけて知識と実践を積み上げ、本や体感によって研究してきたものです。このリストは今後も修正していきますが、基本方針としては、今の生活を心地よくするために必要だと思える重要なことを1日の始まりに行っています。これらによって「精神-呼吸 /身体/意欲」を整えることができます。感想や質問があればお気軽にどうぞ。
起床15秒秒:起きたら口
季節の美しさに出会うために、喜んで年を重ねたい。
「桜が咲いたら、会いましょう」
何気ない会話から、想像の蕾が膨らんだ。わたしたち人間は、桜を見ずに花見をする。そのために日程を、早くから固定しようとする。桜はそんな人間たちの事情を知らない。一生知らないでいてほしい。彼らの好きな時に咲いてほしい、というわたしの勝手な願い。美しいものを見ると、永遠にそのままでいてほしい。誰から何を言われようと、あなたの道を突き進んでほしい。変わらずにいてほしい
大学1年の初夏、手にいれた幾つかの諦め
2019年の4月から慶應SFCでの生活が5年目に突入する。大学の中で自分がどういった位置にあるかを説明するのに、自分がどこの組織に属しているか、は非常に使い勝手がいい。例えばサークル。と言いながら、ぼくはなにも入っていない。そして正式に入部したことは一度もない。大学1年の春、新歓期にいろいろなサークルがご飯をご馳走してくれるというので、色々と見に行った。いくつか入部を考えて、LINEグループに招待
もっとみるどうやったらあなたみたいな子が育つ?
先日、友人Aの生誕会で6年ぶりに再会した高校の先輩は子供ができていた。「どうやったらまこちゃんみたいな子に育つの?」と言葉をもらい、驚いた。ぼくにもそのようなことを言ってくださる方がいる。この質問に、なんだかこれまでの自分を救われた。救ったのはその人の言葉であり、表情であり、出会いであり、ぼくの生きてきた過去だった。
ぼくは自分の存在を否定したくなることが、頻繁にある。中学生の時に、勉強をしなが
目を開けたこともないのに、瞼を閉じて眠れない。
弱視の天才写真家に自身を投影させた102分。河瀬直美監督の映画「光」を観た。奇しくも、あなたの目の前にいる、ぼくは、右目腕で隠している。何度も視力を失うことを恐れてきた。24年間。絵を、太陽を。女性やプラネタリウム。鳥の羽ばたきに、ヨハン・シュトラウス ピカソ に花。器、言葉、声。ミニスカート通して、見ることを学び、見ることから愛するということを学んでいる。目を開けたこともないのに、瞼を閉じて眠れ
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