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腹囲が大きくなった原因は?どう減らせる?

・新しいズボンを試着した時、入れない!
・なんか前のT-シャツはきつくなったような気がしているなあ!
・家族や友人になんか最近太ったじゃない、特にお腹が前より大きくなったと言われた!
・ちょっと走ったら、お腹周りの脂肪を感じたり、動きづらくなったと感じたなあ!
・鏡に映った自分の姿を見て、お腹周りが以前よりもふっくらしていると感じた!
・体重計に乗ってみたら、以前よりも体重が増えている!

 このような悩みをお持ちの方は少なくないでしょう。では、今回は一体なぜ腹囲が大きくなったか?どんなリスクがあるか?どう解決するか?について網羅的に紹介していきたいと思います。必要な方は、是非最後までお読みください。


腹囲が大きくなった原因?

 基本的には、以下のいくつかの要因が考えられます。ただし、現実には1つの要因に限らず、複数の要因が絡み合って、相互作用によって腹囲が増大するケースも少なくありません。では、以下に、主な原因を上げて、それぞれについてご紹介します。

1、病気や薬:
 特定の病気や薬が腹囲の増加に影響を与えることがあります。例えば、肝硬変や心不全などの病気は腹水を引き起こし、クッシング症候群は体内で過剰なコルチゾールが分泌されることで、腹部に脂肪がたまりやすくなります。これらが原因で腹囲が大きくなることがあります。
 また、ステロイド薬や抗うつ薬、抗精神病薬などは体重増加や脂肪の蓄積を引き起こし、腹囲の増加につながることもあります。
2、生活習慣:
 食品加工やICT、工業技術などの進化とともに、高カロリーで脂肪や糖質の多い食事と体でなく脳を動かして、消費カロリーが不足している座りっぱなしの仕事は日常生活で普通のことになってきています。
 また、こういった不健康な生活習慣によるストレスが溜まって、コルチゾールが増加することも少なくないです。これらの原因は体脂肪が増える原因に繋がっています。
3、加齢:
 年齢を重ねると、体の基礎代謝と筋肉量両方とも低下して、エネルギー消費が減少します。これにより、摂取カロリーが消費されにくくなって、脂肪が蓄積しやすくなります。
 また、基礎代謝が低下すると、消化不良による便秘になる可能性も高いため、これも腹囲が増加する原因だと考えられます。
4、遺伝:
 遺伝も腹囲の大きさに影響します。家族に肥満の傾向がある場合、自分も同様に腹部脂肪がつきやすい体質である可能性が高いです。
5、ホルモンと妊娠:
 妊娠や更年期等、女性のホルモンバランスが大きく変化する時期には、腹部に脂肪がつきやすくなります。
 また、ストレスホルモンであるコルチゾールが高くなると、腹部脂肪の蓄積も促進されます。

どんなリスクがあるか?

 腹囲の増加に影響する要因は様々あって、人の体質などによってどんな疾患を引き起こすかは一概とは言えません。具体的にどんなリスクを引き起こす可能性があるかを以下のように少し纏めました。

・心血管疾患(高血圧、心臓病、脳卒中)
・代謝性疾患(2型糖尿病、メタボリックシンドローム)
・呼吸器系疾患(睡眠時無呼吸症候群、呼吸困難)
・消化器系疾患(脂肪肝、胆石)
・ホルモン異常(インスリン抵抗性、多嚢胞性卵巣症候群)
・がん(大腸がん、乳がん、子宮内膜がん)
・運動器系疾患(関節炎、筋骨格系の痛み)
・精神的健康(うつ病、不安障害)
・寿命の短縮 など

どう解決するか?

 腹囲の増大につながる要因は様々ありますが、その解決策としては、基本的には医師の指導と個人の努力、この二つの方向性で考えられます。具体的な方法としては、以下のようなものがあります。

1、病気や薬、ホルモン等による腹囲の増大の場合
 一般人で判断することができなく、医師の診察と治療を受けて、必要に応じて治療法を変更したり、薬の調整を行ったりする必要があります。
 また、何らかの疾患を防ぐために、定期的に健康診断を受けて、早期発見と早期治療を心掛けることも重要です。
2、生活習慣や加齢、遺伝等による腹囲の増大の場合
 年齢を重ねると最終的には死に至ることと遺伝子を変えられないことは、現在の人類が避けられない運命です。
 この客観的な原因がありますが、個人的に努力しても意味ないというわけではありません。なので、こんな場合は、個人の生活習慣を見直さなければならない点は腹囲を減らせる大前提です。
 個人の生活習慣をどう健康に見直すかというと、基本的には、運動と食事とストレスこの三つのポイントです。具体的に言うと、筋トレを取り入れて筋肉量を維持し、基礎代謝を高めつつ、年齢に応じた栄養バランスも考慮して、適切なカロリー摂取と栄養補給を行うことが健康的な生活習慣に不可欠なタスクです。また、ストレスを適度に管理して、リラクゼーション法や十分な睡眠も取り入れるのも非常に重要なポイントです。
3、妊娠による腹囲の増大の場合
 妊娠による腹囲の増大は自然な現象なので、胎児の成長に伴って腹部が大きくなることも避けられないです。無事に出産する、妊娠線を予防するために、対策や管理方法講じる必要があります。役に立つ方法を以下のようにいくつかまとめました。ご参照ください。
①過剰なカロリー摂取を避けて、栄養価値の高い食事を摂取するだけでなく、医師に相談の上、妊娠中でも適度な運動を続けます。
②妊娠中に適した衣服を選んで、腹圧を和らげて、腰痛を軽減する効果がある素材を使用します。
③十分な水分を摂って、腹部の皮膚を保湿ケアするのは妊娠線を予防するための重要なポイントです。
④家族や友人、医療専門家と積極的にコミュニケーションを取りながら、リラックスとストレス管理を柔軟に行います。
⑤医師の検診を定期的に受けて、体重や腹囲の増加に関する必要なアドバイスを受け取ります。

まとめ

 腹囲が増加すると、見た目だけでなく、個人の健康にも悪影響を与えてしまいますね。腹囲の増大に繋がる要因は様々あって、大雑把に分けると、私たちがコントールできない部分とコントールできる部分がありますね。コントロールできない部分は仕方なくて何もできないため、コントロールできる部分に力を入れて自分の生命力と健康を守るのは私たち一生の課題です。

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