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娘について ASDと診断されて~鬱や幻聴の闘病記

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自閉症スペクトラムの娘 将来を模索→鬱→入院→退院→ 頑張る娘の姿と私の気持ちを書いてます。現在進行形
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#日記

娘が考えた強迫性障害との付き合い方

娘が考えた強迫性障害との付き合い方

娘は、ウイルスに対する強迫性障害がある。

娘が小5の時、息子がノロウイルスに感染、瞬く間に家族に感染した事がきっかけだった。

その時娘は、有名な講師にバイオリンを習い始め、その先生についてから初めてのコンクール出場を一週間後に控えていた。成功させなければ、というプレッシャーも大きかったと思う。

みんなで寝込んでいる中、娘は吐き気と戦いながら心も苦しんだ。

バイオリンの練習が出来ない焦り、

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娘を傷つけてしまった

娘を傷つけてしまった

病院通いをやめてから半年が経つ。
娘は、自分が病院に通っていた事、発達障害だという事、入院していた事…… 全部忘れてしまいたい、出来ればなかった事にしたい!と思っている。
今の娘は、去年のような弱々しい娘ではなく、物事をしっかり考えて計画を立て、勉強やバイオリンを疎かにせず頑張っている。去年の一年間を挽回するかのように、きちんと歩もう!という思いがヒシヒシと伝わってくる。

だが、昨日、そんな彼女

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進まないとんぼ 【癒やされる娘の話】

進まないとんぼ 【癒やされる娘の話】

癒やされる話をひとつ。

今日は台風の影響で風がかなり強かった。
娘は用事を済ませるため、強風の中出掛けていった。

娘を見送るがてら、窓から外を覗くと、枯れ葉が舞っている、と思ったら、蝶が風に吹かれて舞っていた。

帰ってきた娘に、蝶が風に吹かれてたくらいに風が凄かったけど、大丈夫だった? と訊くと、
娘は、「前に進まないとんぼを見た!」と話始めた。

歩いてる途中
近くにとんぼがいてね、
風で

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抗精神薬をやめて娘と私が感じたこと

抗精神薬をやめて娘と私が感じたこと

娘は抗精神薬をやめて2週間ほどになる。(頭痛と吐気の薬は飲んでいるが)
抗精神薬をやめて副作用に悩まされなくなり、頭痛薬と吐気どめが効いている時は、普通に生活出來、以前の娘に戻ったよう。

薬を飲んでいた頃の言動のトロトロさがなくなり、結構シビアな事をズバッと言う以前の娘に戻ってきた。勉強時間もきちんと自分で決めてやり、あんなに拒否していたバイオリンも時々弾くようになった。

「気分を和らげる薬を

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ついに、光が見えた!

ついに、光が見えた!

ついに、
ついに、光が見えた!

今日、娘の病院の受診日だった。
2週間前に受診した時は、ドン底だった。頭痛、吐気嘔吐、幻覚幻聴、足がおかしくなり歩行困難、食欲不振……
なかなか良くならない症状に、医師は入院した時と同量の薬を出した。(その時幻聴がなくなったから)
そうすれば、幻聴が消え、それによる頭痛、頭痛によって引き起こされていると思われていた吐気もなくなるであろう、と考えたのだろう。

しか

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娘と久しぶりの遠出

娘と久しぶりの遠出

久しぶりに電車に乗って娘と遠出した。

娘の行きたいお店をピックアップして、2週間前から計画していた。

行き先が変わったり、日にちが変わったり、紆余曲折あって、やっと今日行けた!

お目当ての物もあり、気になっていたお店もたくさん見る事が出来て、娘は満足気😊

行けてよかった!!😀

自閉症スペクトラムの娘は、予定変更が苦手、かなり前から心積もりが必要だ。
予定がコロコロ変わったので、娘の気

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『自分の時間』の大切さを知った

『自分の時間』の大切さを知った

普段私は、娘の体力作り、外の空気を吸わせる為、リフレッシュの為に出来る限りの時間を使い、娘と一緒に公園へ歩いたりしている。
云わば、私の為ではなく、娘の為の方が大きい。

先日、少し元気になって来た娘と一緒にお出かけをした。
私達は、街から外れた所に住んでいるが、久しぶりに市街に行ってみよう!ということになり、電車で一駅乗って市街に出掛けた。

出掛ける前、私と娘の行きたい所が違ったので、さあどう

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娘と私、それぞれの心境の変化

娘と私、それぞれの心境の変化

娘が退院して退院初日は、娘は退院の喜びから興奮ぎみに話をしていて良く喋るようになったな、という印象を持ったのだが、次の日からは、元の、入院前の状態の娘に戻った。

入院前の状態とは、幼稚園児のように駄々を捏ね、私から離れず、夕方になると何もかもが急に嫌になって泣き出す……こんな状態だ。

さらに、退院後は、一人になるのも拒否し、自分の側から誰もいなくなると
「私はどうすればいいの?(泣)行かないで

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リセット、そして再スタートへ

リセット、そして再スタートへ

今日、娘は退院した。
娘の心身の変化には目を見張るものがある。

例えば、

何もすることがない事がこんなに辛いとは思わなかった。

これは娘が退院二日前に交換ノートに書いた言葉。

入院する前の娘は、何も出来なくて、何もしたくなくて、何もかも行動することが嫌だったのに……
一日やることがたくさんあって、あっという間に一日が過ぎる生活を送りたい!と。

1ヶ月の入院生活で、こんなにも心境の変化があ

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言ってはいけないかも知れないけど、やっぱり君は強いよ・・

言ってはいけないかも知れないけど、やっぱり君は強いよ・・

娘が入院して二週間が経とうとしている。

まだ娘は時々泣いているらしい……

私は、医師に、入院期間を明白にしたら彼女も少し頑張れるかも知れないと伝えた。

『一ヶ月』

そう医師は仰ってくれた。娘にも伝えると、少しだけ気持ちが楽になったと返事が返ってきた。

幻聴がなくなったと娘が言ってから、お父さんに電話をして話してみる事や、OT活動といって、色んな人と触れあいながら様々な活動をするリハビリみ

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苦しみと本音

苦しみと本音

何故
私達がこんなに苦しい思いをしなければならないのか?
何故
娘はこんなに辛い思いをしなければならないのか?
何故
この娘がこんなに寂しい思いをしなければいけないのか?
何故
この世の中は、傷付けた人間よりも傷付けられた人間の方が苦しむのか?

傷付けた本人である旦那は今まで通りの日常を送り、入院している娘は毎日毎日、目がパンパンに腫れるほど寂しくて泣いている。

私は毎日毎日、冒頭のような気持

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娘には辛すぎる現実・・・

娘には辛すぎる現実・・・

入院してしまった・・・

家にいても
おばあちゃん家に逃げても
どこにいても落ち着く所がない……

入院は嫌だ!だけど、治るにはそれしかないから、嫌だけど、ホントに嫌だけど、入院しかないから……

そう迷いながらも決めた娘の言葉。

私も娘も必死で泣くのを我慢し、
看護師さんたちが娘を連れていく後ろ姿を見送った昨日………

見送った後泣いてしまった私に、隣にいた旦那は
「仕方ないやん……早く治れば

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