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言ってはいけないかも知れないけど、やっぱり君は強いよ・・
娘が入院して二週間が経とうとしている。
まだ娘は時々泣いているらしい……
私は、医師に、入院期間を明白にしたら彼女も少し頑張れるかも知れないと伝えた。
『一ヶ月』
そう医師は仰ってくれた。娘にも伝えると、少しだけ気持ちが楽になったと返事が返ってきた。
幻聴がなくなったと娘が言ってから、お父さんに電話をして話してみる事や、OT活動といって、色んな人と触れあいながら様々な活動をするリハビリみたいなのを頻繁にやるようになった。
医師や担当の看護師に、自分の気持ちや意見、訊きたいこと、色々声を出して話されています。凄いことですよ!と驚かれ、褒められるが、
私からしたら、娘は当たり前に出来てる事なので、外ではあまり喋らなくなる娘が他人にそうできるのが凄いことなのだろう……
娘も退院するために必死に頑張っている。
一ヶ月って聞いて頑張ろうと思った。一ヶ月って長いけど…
頑張ろうとしても頑張れなくなるときがあるけどね……
~彼女との交換ノートから~(娘の文)
長いよね、一ヶ月って。
心折れるときもあるよね……
でも、本当に、娘はすごく強いな……
私よりも確実に……
私は娘が幼い頃から、「娘は心が強いな」って思ってた。何度もくじけそうになっていたけど這い上がってきたから。
私はその度に、娘に、「強いね!偉いね!」って言ってきた。
でも、それは、娘にとって苦しかったのかも知れないと今では思う。
辛いのに強がらなければならなかったのかも知れない……
褒められるから、辛いと言いづらかったのかも知れない……
だから、この入院では、決して、その言葉を言わないようにしている。
泣いたって良いからね!と。
何でも交換ノートに書いてね!と伝えている。