娘には辛すぎる現実・・・
入院してしまった・・・
家にいても
おばあちゃん家に逃げても
どこにいても落ち着く所がない……
入院は嫌だ!だけど、治るにはそれしかないから、嫌だけど、ホントに嫌だけど、入院しかないから……
そう迷いながらも決めた娘の言葉。
私も娘も必死で泣くのを我慢し、
看護師さんたちが娘を連れていく後ろ姿を見送った昨日………
見送った後泣いてしまった私に、隣にいた旦那は
「仕方ないやん……早く治ればいいな……」
その一言に、
(あなたのせいなのに、よくもそんな言葉を…)
私の気持ちは旦那には響かない……
娘の幻聴は、旦那の怒鳴り声。娘が家に居るのが怖いのは旦那がいるから。
旦那は、娘が幼い頃から、自分の機嫌で怒鳴ってきた。
幼い頃、娘が甘えると鬱陶しがられ、
イラついて娘の大事な玩具を目の前で壊され、
バイオリンでお金がかかるようになると、娘は「金喰い虫」と罵倒され、
勉強が出来ないと馬鹿にされてきた。
娘が自閉症スペクトラムとわかってからは、娘に対しては優しい父親になったけど、やっぱり私や他の子供たちに対して、自分の機嫌でイラつく時が今でもある。
そんな父親だから、今さら優しくしても、娘にしたら、内心は苛ついていそう……と思うのは当たり前で。
大好きだった音楽、バイオリン、やらなければいけない高校生活。
全てを捨て
好きな事も楽しいことも集中できることもなくなってしまった、
空っぽになり弱りきってしまった娘には、もう恐怖の事しか頭に残っていない。だから、家すらも落ち着かなくなった。
だから、私の実家に何日か避難したが、やっぱり落ち着かない……帰りたくなって帰ってきた。
娘にとって、唯一の理解者は私で、弱りきってからは私からべったり離れなかった。
そんな彼女だから、入院は難しいとは思っていた。私から離れたら残る感情は恐怖と不安のみ。
それでも二人で決めた、入院すると。
私は「無理しなくていいよ!」と言った。
けれど、娘は「このままいても治らないし、入院やめたら後悔すると思う。」と揺れている心で語った。
今はただただ、祈るのみ。娘が寂しさを我慢できて、病気と向き合ってくれることを。
今朝病院に行くと、娘は帰りたいと泣いてばかり、ご飯も食べないと聞いた。
今コロナ禍で面会が出来ない。会えない辛さは私も同じ。
泣きそうになりながらも、娘を宜しくお願いします。と頭を下げる自分は、今この瞬間も苦しんでいる娘の味方に本当になっているのだろうか……?
涙が止まらない……
けれど、下の子供たちの前で暗くしていたら今度は下の子供たちまで悲しませてしまう……
しっかりせねば…………
以下、これまでの娘の経緯です。↓↓↓