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エッセイ

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日々考えたこと・感じたことをつらつらと書いていきます。
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#抑うつ

復職面談を直前に控えて

復職面談を直前に控えて

復職をする決意が固まって、復職に向けて現実を動かしている。
これ自体はもう、先々週くらいに心づもりができていて、あとは手続きだとか心の準備だとか、そんなものが残されているだけだった。
最後に面接を受けた会社からは診断書が発行済みでないとこの先のステップに進ませてあげることができないと言われたし、転職先の候補を眺めても受ける前から全く未来に希望が持てる状態になれず、最早選択肢なんてないと思った。

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生きることへの捉え方

生きることへの捉え方

半年近く社会をおやすみして、悩んで迷って苦しんで、これまでの自分のままでは生きていけないように感じた。
私はとにかくネガティブで、ネガティブであることにアイデンティティすら見出していた。
多分元を辿ると否定されることが多かったから予防線を張るために自己否定を繰り返してきたとか、謙虚さを心から持ちたいと思ってきたのが行き過ぎてただの徹底的な自信のなさに繋がったりとか、自分に厳しくありたいと理想を掲げ

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乗り越える

あといくつか落ちたら、復職することにした。
今本気で行きたいと思える先の選択肢が選べないなら、半年だけでもとにかく一旦復職することに決めた。
それなら復職することで苦しいことは何で、どうしたらそれを乗り越えられるだろうか。

・人間関係
信頼関係構築へのハードル→とにかく仕事をまわせるようになる
居場所感がない→別で居場所感の得られるものを持っておく

・コミュニケーション苦手問題が全面的に出てく

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復職判定

復職判定

どうして主治医はこんなに慎重なんだろうと、何度も思った。
もうとっくに私は働ける状態ではないのかと、数ヵ月前から思い続けていた。
でもやっと、主治医の意図を理解することができた。

私は7月下旬から休職をしている。
うつかもしれないと思い始めたのは3月頃で、電車に乗っていて泣くことが増えた時だった。
5月頃に休職しようか迷っている話を社会人生活で初めて上司だった人に話して、一度そうして冷静になれる

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自信がない理由

自信がない理由

自分に自信がない。
それは今うつだからとかではなく、もとから自信がない。
自信があったことが、人生のどの段階でもほとんどなかった。

自信があったことというのは、多分学生時代に模試でランキングに載ったとか、少し難易度の高い曲を発表会で仕上げたとか、そういう"頑張ったことで成果をあげることができ人から認められたこと"だ。
逆に言ってしまえば"人から認められた"結果がないと、私は自信を持つことができな

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やさしさの暖炉が氷を溶かす

やさしさの暖炉が氷を溶かす

誰かを前にして涙が止まらなくなる時は、決まって相手が私にやさしさを向けてくれる時だった。

一人で泣くことはあっても、できることなら人前では泣きたくない。
大人として人前では泣かないことが善しとされているし、別に大してそんなに泣き出すほどのことは日常ではそう頻繁に起こらない。
はずだった。
そうだった。
少なくとも、1年前の私は。

昨年の今頃まで、自分の至らなさから本当にきつい言葉を言われて涙を

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お金を使うことへの恐怖心

お金を使うことへの恐怖心

休職生活も4ヵ月目、お金を使うことが果てしなく怖い。

きっと本来であれば、私はこれに関してものすごく心配しなければいけない立場の人ではない。
ここまで実家暮らしで貯金残高もそこそこあるし、生活がまわらないなんてことは、ないはずだった。
問題はないのに何を行おうとしようにも「働いていない自分がお金を使っている」「収入がないのに消費している」というこの感覚それ自体が、とにかく恐怖心を駆り立てる。

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積みたい経験、身に着けたいこと

転職活動を、本格的に始めた。
エージェントを6つ使い分けて、本腰を入れて取り組むことにした。
4年目OLの私にとって、次は残りの20代全てをかけていける仕事にしたい。
単なるアシスタントでいたくないし、それなりに仕事をしている自分が好きといえる状態であることを求めたい。

ここまで内勤事務職として仕事をしてきて、そのスタンスは崩したくないし条件も落としたくない。
その上で、何がしたいか。
数字に強

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自分を表現できることへの憧れ

ずっと何者かになりたいと思ってきた。
それは以前にも書いたことがあったけれど、どうやったら自分は何者になれたと言えるのか、あまり明確にならなかった。
考えてはいても、何者かになるということがどういうことで満たされるのか、何者かになるということは自分の中でどのような意味合いを持つのかということが、明確にならなかった。

憧れる人について、何者かになれていると感じる人について考えていくと、彼らは共通し

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復職と転職

来月も、おやすみすることが決定した。
合わせて転職活動もしていくことを、決断した。
だけどそもそもこの状況で自分の条件に合致するような企業から内定をもらえるのか、そこが一番ネックなのだと思う。

在籍歴の短さから異動は難しいと言われ、復職するなら自部署以外に選択肢がない。
私が選べるのは、自部署に戻るか退職して転職するかの二択だ。
転職するにしても、どこに転職するのかはまた無数の選択肢が出てきてし

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声が小さいというハンディキャップ

声が小さいというハンディキャップ

私は声が小さい。
それは甘えだとか言われるかもしれないけれど、それでもどうにもできない。
相応の声が出せないことは、今休職している要因に深く絡んでくる要素のひとつだった。

小学校に入った頃、自分の声が人より小さいのだということを自覚した。
背も小さく体重も軽く、とにかく何もかもコンパクトだった。
それは今もそう大して変わってはいないけれど、1mもない小学生だったから幼稚園児みたいなものだったのだ

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抑うつスイッチ

抑うつスイッチ

スイッチが切り替わった。
おかしくなるくらいの身体のだるさと、何もないのに今にも泣き出しそうな自分をコントロールしきれない。
やっと大丈夫になったと思ったのに、結局前に進めない。

この1週間と少し、本当に調子が良かった。
人生を進めようと考えていくことができたし、泣きそうになることもほとんどなかった。
冷静に考えて何を犠牲にするかを総括した結果、納得いく先の内定がとれなかったら割り切って復職しよ

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理想と現実のギャップを埋める

理想と現実のギャップを埋める

仕事について、生き方・在り方について、ずっと悩み続けている。
自分のサイズと持ち物を点検したり、そこから見えてくるやりたいことについても考えたり、とにかくこれから先の未来のことをずっと、考えている。

私は日常を共有できる居場所感のあるコミュニティを複数持って、役割を全うしながら自分だからできる工夫をしていけたら、それでいいのだと思う。
その傍らもっと心についての勉強をして資格をとって、なんらかの

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死ぬときにいい人生だったって思えれば、それでいいって思ってた

死ぬときにいい人生だったって思えれば、それでいいって思ってた

人生をどう生きたいか問われた時、極論これだと思った。
おばあちゃんになって死が現実味を帯びた時、あぁいい人生だったなぁって笑えれば、なんでもいいと思ってきた。
だけどそれは極論過ぎて、今じゃあそのためにどうするか、どうしたら死ぬ時そういう自分でいられるのかと聞かれたら、何も言えなくなってしまう。

人生に何を求めるか、どうしたら幸せだと感じて満たされる自分に近づけるか、埋めていかなくてはいけないの

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