マガジンのカバー画像

○○から学ぶ

24
教育、自己啓発本、ポッドキャスト、映画
運営しているクリエイター

記事一覧

運命革命自分で決めろ

運命革命自分で決めろ

「教師に向いてるか向いてないかなんて、10年続けてみなきゃ分かんないよ。」
去年、先輩が言ってくれたこの言葉に随分救われている。
即戦力にならないとって思っていた。
周りを見ても、私より若い子が組織の中で信頼されて自信満々に働いている。
勝手に比較して焦って
「私はなんて駄目なんだ。いつになったら上手にできるんだ。」
って責めていた。
この仕事を諦めたくないからこそ、できない自分が嫌で嫌でたまらな

もっとみる
「間違い」じゃなくて「違う」だけ

「間違い」じゃなくて「違う」だけ

「僕は不幸ではありません。ただ、人と違うだけなんです。」
そう仰ったのは、生まれつき上半身不随の男性だった。

どきりとした。
心のどこかで『可哀想に。』と思っている自分がいたから。
そんな私の心を見透かすように、男性はにっこり微笑んだ。
「僕にしかできないことがありますから。」
足で握手を求められた。
恐る恐る手を差し出す。
ぎゅっと足を握ったら温かくて、『あぁ、違うけど同じなんだな』って思った

もっとみる
和して唱えず~荘子から学ぶコミュニケーション~

和して唱えず~荘子から学ぶコミュニケーション~

この寓話から感じた哀駘它のモテる理由。
どんな話もうんうんと聞く。
興味を持って思慮深く。
愛情を持って、相手の話を決して否定しない。
自分から無駄に話を広げず傾聴する。
この男、できる…。
昔からモテる男性というのは聞き上手なのか。



最近、失敗したことがある。
彼から「最近仕事どう?」と聞かれて、
ペアを組んでいる男性(一個上、独身)の面白話をしてしまった。
ふと彼の顔を見ると明らかにテ

もっとみる
香る道

香る道

高校の時、茶道部だった。
嗜む程度だったので、ここ最近、学び直したいという気持ちがふつふつと芽生えていた。

「茶道ってなんだろう。」と改めて調べる中、
他にも”道”という文字を冠するものがあることを知った。(華道は知っていたが)

それが「香道(こうどう)」

こうどう??お香???お線香??
全く未知な領域。
日本の伝統的な芸道なのに。
知りたい。

早速、ネットで調べてみるとオンラインで

もっとみる
花が零れる

花が零れる

日本語の美しさを愛してやまない。

特に花にまつわる言葉がよい。
花冷え、桜雨…など昔の俳人や詩人が趣のある表現を次々と生み出してくれた。

「花が散る」という言葉は花の種類によって表現が変わるそうだ。

桜は「散る」
梅は「零れる」
菊は「舞う」
椿は「落ちる」
芍薬は「崩れる」
雪柳は「吹雪く」
朝顔は「しぼむ」

なんと儚くも麗しい言葉たちだろう。
見たままを表現できる、日本語の偽りの無さに

もっとみる
空気人形

空気人形

一番好きな映画のタイトル。
是枝裕和監督作品。

「人形が心を持ってしまいました。」
登場人物はみんな心に虚を抱えている。
人形しか愛せない男。過食症&ゴミ部屋のOL。大切な人を失って空っぽになってしまった男。
そして、心を持ってしまった愛玩人形。
愛する人の息で満たされたい。
愛する人の心を埋めてあげたい。
そんな願いが悲しい結末へと繋がる。
ラストシーンの空虚な目で、ゴミ捨て場から空を仰ぐ人形

もっとみる
曖昧に愛し合って、鎖で繋がっている

曖昧に愛し合って、鎖で繋がっている

「母という呪縛  娘という牢獄」
齋藤彩  著
読了。

《あらすじ》
母を殺した娘は、ツイッターに、
「モンスターを倒した。これで一安心だ。」
と投稿した。18文字の投稿は、その意味するところを誰にも悟られないまま、放置されていた。
母と娘――20代中盤まで、風呂にも一緒に入るほど濃密な関係だった二人の間に、何があったのか。
公判を取材しつづけた女性記者が、拘置所のあかりと面会を重ね、刑務所移送

もっとみる
誰かにとって優しい世界は、皆にとって優しい世界

誰かにとって優しい世界は、皆にとって優しい世界

「発達障害の人が見ている世界」
岩瀬 利郎 著
読了。

「ADHDとASDの人が"見ている世界"を知り、理解することでともに生きやすくする一冊です。」
という紹介文に惹かれて手に取った。

「グレーゾーンの自分なんて理解してもらえない。と言うか自分でも何故できないのか分からない。」
と悲観的になっていた私。

この本は、「周りから見ると」「本人は」と二つの視点で特性について解説しているので、大変

もっとみる
「私」なんて居ないんですよ

「私」なんて居ないんですよ

『「私」なんて居ない。』
これはネガティブワードではありません。
寧ろ、私の救いになった言葉です。

大好きなコテンラジオで、パーソナリティをつとめていらっしゃる深井龍之介さんが書いた
「歴史思考」という本を読んだ。

「世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する」
という謳い文句通り、
月並みな表現ですが大変気持ちが楽になりました。

歴史上の偉人を俯瞰して見ると、
・大器晩成の方が多い。

もっとみる
アン・サリヴァン先生に学ぶ(コテンラジオより)

アン・サリヴァン先生に学ぶ(コテンラジオより)

私の大好きなコテンラジオ。

特に、ヘレン・ケラーとアン・サリバン先生の回が心に残っている。

ヘレン・ケラーのことは、皆さんご存知のことと思います。
三重苦を跳ね除けてハーバード大学まで進学した素晴らしい方。
そんなヘレン・ケラーが、記者に
「目が見えるようになったら何を見たいですか?」
という問いをされた時、
「サリヴァン先生の顔が見たい。」
と答えたそうです。
そこまで言わしめるほどの愛情が

もっとみる
「欠点」さえ「強み」になる。

「欠点」さえ「強み」になる。

教師になってから、転職を考えた回数は星の数ほど。
自分の短所にばかり目がいき、遂に今年は病んだ。

そんな時、「ストレングスファインダー2.0」という本に出会った。
「欠点さえ強みになる」という謳い文句に惹かれて購入。
どうか、私の数多の欠点を長所へと昇華させてくれ……!という一縷の望みを込めて。

ネットで診断をした後(本を買えば無料で受けられる)、この本で詳しい解説を見ることができる。
診断後

もっとみる
#A24

#A24

最近注目されている「A24」
映画の制作会社の名前だ。
代表作に、「ヘレディタリー」「ミッドサマー」「レディバード」等。

明るい青春物語にも、BGMや映像の端々から影を感じる。
逆に、ホラー作品は、暗い中にも奇妙な明るさがあって恐怖を増幅させる。
そして、展開が漫画の一コマのように劇的に動き、その変化を観客に静かに突きつける。

A24作品は、明と暗、静と動、相反する2つの概念を併存させることに

もっとみる
かなしい物語

かなしい物語

「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ
を観た。

遊郭編〜の総集編という感じだった。
オープニングの紅蓮華で鳥肌。
梶浦由記×ufotableの作品は、映像美と最高の音楽の暴力。
堕姫と妓夫太郎の最後の掛け合いで泣いた。声優さんも最高。あぁもうみんな最高。

私は鬼滅の刃が好きだ。
繊細な心情表現。
「鬼VS人」という単純な勧善懲悪の対立構造でないのもいい。
なぜなら、鬼側にも憐れな背景があり

もっとみる
向山洋一先生から学ぶ

向山洋一先生から学ぶ

『教師の仕事 365日の法則』
向山洋一・前田康裕 著

○クラス作りは最初の3日
1年間動いていくシステムやルールを作る

◎システムを作るためには…教師が1週間休んだことをイメージして、「誰が何をするのか」メモに書き出す。→子どもにも分かるように文書化
(例)朝、窓を開けるのは?給食当番は誰がどうやる?授業が始まるまで声をかけるのは?

○学級を組織するとは、「班・係・当番」といった組織を作り

もっとみる